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南中ソーラン ミラノ万博へ
地元稚内の高校生ら出演
「イタリア人魅了したい」練習励む

 イタリアで開催中のミラノ国際博覧会(万博)で、北海道の食や文化をPRする「北海道の日」が6~8日に開かれる。稚内市からは、市立稚内南中学校で生まれた「南中(なんちゅう)ソーラン」を踊るグループがステージイベントに出演する。地元の高校生ら派遣メンバーは「イタリア人を魅了する踊りで南中ソーランの良さを広めたい」と練習に励んでいる。
 メンバーを派遣するのは「南中ソーラン連」(岡田哲哉会長)。2010年に結成され、稚内南中の卒業生に限らず、学生や社会人ら南中ソーランを愛好する約30人が、イベントなどを通じ演舞を広める活動をしている。10年の上海万博にもメンバーが出演した。
 今回の出演メンバーは、稚内大谷高3年の寺本一貴さん、正岡竜也さん、和田拓斗さん、同2年の中村華姫(あやめ)さん、稚内高2年の釜谷亜希さん、同市在住の米国人マーサー・サラ・ルザンさんの16~18歳の6人。
 南中ソーランは、苫小牧市出身の民謡歌手、伊藤多喜雄さんが歌うアップテンポのソーラン節に乗せ、力強い踊りを繰り広げる。メンバーは3日の出発を前に「迫力ある演舞を見てほしい」と基本動作を確認しながら本番に備えている。万博では伊藤さんもライブのステージに立ち、ソーラン連とも共演する予定だ。
 道などでつくる同博覧会北海道実行委員会が主催する「北海道の日」には、料理研究家やアイヌ楽器のトンコリ奏者らも出演し、北海道の魅力を発信する。

※朝日新聞 2015年10月1日 朝刊(北海道本社版)
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