リスナーレポート

2015年4月23日 晴天に恵まれた宮城県は多賀城市民会館でこの日、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』宮城公演初日が行われた。

私は幼いころから原作「NARUTO」のファンで、このNARUTO舞台が決まったときは絶対観に行こうと思い、この日が初見だったのでとても楽しみにしていた。

私は当日、開場の時間より早めに会場に着いた。会場には既に開演を待ちわびている人がたくさんいた。全体的に若い女性のお客さんが多かったが、男性のお客さんも少なくなく、また親子、家族で来場してる方もいた。大人から子供まで年齢性別を問わず、多くの人に興味を持ってもらえる舞台だと実感した。

開演の時間が近づき、胸を高鳴らせながらホールへ入る。ホールは一階席のみで、奥行きが広く、すべての客席に段差がありステージがとても見やすかった。開演前から幕が上がっていて、ステージには原作を彷彿とさせるセットがあり、期待が高まるばかり。期待感と緊張感に包まれる中、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』宮城公演初日が開演した。

開演し、松岡広大さん演じる主人公・うずまきナルトがステージ上に登場したとき、「本物のナルトだ」と感動し、鳥肌が立った。佐藤流司さん演じるうちはサスケ、伊藤優衣さん演じる春野サクラなど次々と登場するキャストさんみんな原作のキャラクターにぴったりで、本当に原作のマンガの中から飛び出てきたようだった。

私は忍術・アクションを最も楽しみにしていた。どのようにそれらを表現・演出するのかととても楽しみにしていたが、その期待をはるかに超えるかっこいい演出だった。忍術が出てくるたびに驚かされるばかりで、ついつい声を出してしまいそうになった。これは実際に見ないと分からないので、このレポートを読んでいる方にはぜひ自分の目で確かめてほしい。

キャストのみなさんの迫真の演技によってどんどんNARUTOの世界観に引きこまれていった。時に笑い、時に涙し、シリアスな場面では観ている側も辛くなるし、楽しい場面ではとても楽しい気持ちになる。会場全体で喜怒哀楽を共にすることで、ステージ上だけでなく、ステージから客席の一番後ろまでがNARUTOの世界になっているようだった。

ついに訪れたエンディング。カーテンコールではたくさんの手拍子・拍手・歓声が巻き起こった。拍手喝采はホール内の照明が点灯し、舞台の終わりを告げるまで、鳴り止まなかった。

開演から終演までの2時間半、常に感動し、驚かされた。圧巻としか言えない。今まで観てきた舞台の中で一番大好きな作品になった。

この舞台を観て、明日から頑張る活力が湧いた。生きていれば辛いこと、悲しいことがある。そこからどうやって生きていくかは自分次第。私は自分の信じる道をまっすぐ行こうと思った。主人公のナルトのように強くありたい。

私は原作のNARUTOを知らない人も楽しめる舞台だと思った。NARUTOを知ってる人も知らない人も、舞台を観る人も観ない人もぜひ観てほしい作品だと。このレポートを読んで、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』に興味を持ってもらえれば幸いだ。

レポートby るなこ


(C)岸本斉史 スコット/集英社 (C)ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015

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