この日の空は“PERFECT BLUE”。思わず叫びたくなるような綺麗な空だった。
2013年9月21日。この日の原宿は世界で1番アツく輝いていたに違いない。



ラフォーレミュージアムで行われた秋夜祭。この夏、魂を込めて何かに打ち込んだ生徒300人が招待された。


17時半の開演を、今か今かと待ちわびる生徒たちの高揚感がひしひしと伝わってくる…。開演までの時間がすごく待ち遠しかった。


そして、いつものギターチャイムが鳴り響き、秋夜祭がついに開幕。



校長、教頭が登場すると、会場は一気に熱を帯びた。続いて、Base Ball Bear先生が。さらに、橋本愛ちゃんが現れると会場からは黄色い声が!これで秋夜祭を盛り上げてくれるメンバーが揃った。


ここで生徒のニューコン宣言を発表することに。1人目はRN.スイッチ二世。「高2の夏、彼女と浴衣で夏祭りデートをする」と宣言したスイッチ二世。


同じクラスの気になる子を彼女にしたい!スイッチ二世はその子に「おはよう」を言うためにいつもより30分早く学校に行っていたそう。用意周到だ(笑)。スイッチ二世が彼女と付き合うようになったのは「おはよう」からわずか1週間後の出来事。「この夏、彼女と浴衣で夏祭りデート出来たか?」という校長からの質問に「はい、行けました!」と答えたスイッチ二世は、幸せそうなふにゃふにゃの笑顔だった。うらやましい!(笑)


ここで、なんと彼女もステージに登場!すごくお似合いだった。2人ともお幸せに!


2人目は私がステージに上がらせていただいた。「高校最後の夏、ライブにニューコン!」と宣言し音楽雑誌のライターになるために受験勉強を始めると宣言。


すると校長から「せっかくだしベボベ先生にインタビューしてみれば?」という、うれしい提案が…なんとベボベ先生にインタビューさせていただけることに…。本当に、忘れられない経験となった。



ニューコン宣言の発表が終わると、ステージには校長、教頭、愛ちゃんだけに。ここで愛ちゃんから重大発表があった。愛ちゃんが9月をもって女子クラスを卒業するというのだ。正直寂しい気持ちになったが「卒業だからってここで終わりじゃない」という校長の言葉を聞いてその通りだと思った。

ステージでニューコン宣言を発表したスイッチ二世はキラキラ輝いて幸せそうだったし、私もステージでベボベ先生にインタビューさせていただいた。橋本愛ちゃんの卒業発表は唐突で驚いたし、色々なことがあったがやはりベボベ先生のライブが1番印象的で忘れられないものとなった。


橋本愛ちゃんが「みんな、そろそろライブが見たいですよね?」と言うとステージにベボベ先生が登場。
「どうも、Base Ball Bearです。」と言う小出先生の言葉と共にライブがスタート。この時点で既に会場のテンションはMAX!生徒全員が心から楽しんでいるのが伝わってきた。


1曲名:changes
イントロのギターが鳴り響くと生徒はベボベ先生の世界へ引き込まれていった。この曲は私が個人的にどうしても聞きたかった曲だった。
"changes さぁ、変わってく さよなら 旧い 自分" 今まで後悔したこともたくさんあったが何度もこの曲に助けられた。旧い自分にはさよならて、すべてを始めよう。そう思えたのはこの曲のおかげだった。changesが聞けて私のテンションは制御不能状態に!生徒たちも思い思いにノッていて誰もがキラキラしていた。



2曲目: PERFECT BLUE
この曲で会場の一体感が増した。
"君は翔んだ"で会場の生徒が翔んだ!翔んだ!ほとんどを忘れてしまうかもしれないけど今日だけは、今日のことだけは忘れたくないと思った。


MCをはさみ次が最後の曲
3曲目:senkou_hanabi
閃光ライオットの公式ソングでもあるこの曲。歌詞に苦労したという話や、インタビューさせていただいて分かった製作秘話を聞いたあとのsenkou_hanabiは特別だった。まるでこの日のことを歌っているかのような、この日のために作られたような歌詞に最後の曲だということを忘れて弾けた!ペニュッスィ!ペニュッスィ!


たかが3曲かもしれないが今までで1番のライブだった。私はもちろん、会場にいた全ての人がそう思っただろう。
この夏、魂を込めて打ち込んだ生徒だけに大収穫の秋がある。私は秋夜祭でそのことを実感できた。


他にも書ききれないくらいの素敵すぎる2時間…。
改めてSCHOOL OF LOCKの生徒であることが誇らしいと思えた。
校長、教頭、ベボベ先生、橋本愛ちゃん、SOL職員の方々、生徒のみんな…。たくさんの人たちがいたからこそ秋夜祭は大成功できたのだと思うと、関わった人みんなに「ありがとう」と言いたくなった。

ライブ後が終わり、帰っていく生徒たちの背中は輝いていてカッコよかった。
私はこの日を一生忘れない。

(text by プリンセスケキヨ)