登山家 栗城史多先生が初来校!

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小さい頃は、ダンボールで秘密基地作ったり、自転車で隣町まで行ったり…
 
毎日が冒険だったよね!
 
じゃあ、中高生の生徒たちにとっての冒険ってなんだろう?
 
大人に成るにつれ、それぞれの中で冒険って思うこと、多様になってくるんじゃないのかな?
 
例えば…
 
とーやま校長「親の部屋に入るとか」
 
ある意味冒険!?
 
よしだ教頭「そういえば、母ちゃんの部屋でへそくりみつけたなぁ…(笑)」
 
今夜の生放送教室は……
登山家 栗城史多先生が初登場!
 
身長162cm、体重60kgと小柄ながら、世界の名だたる山々を制覇!
「冒険の共有」をテーマに、インターネットによる山からの動画配信などにも挑戦する栗城先生!
 
そんな栗城先生に、山の魅力はもちろん、“エベレスト登頂”という大きな夢を叶えるためにぶつかり、
そして乗り越えてきた困難を聞いて行きたいと思う!
 
栗城先生が挑戦するのは、8000m級の山々。
死と隣り合わせの世界。
 
栗城先生は去年、世界最高峰の山エベレストへの登山中に凍傷、つまり指が凍ってしまい、
今9本の指が動かなくなってしまい、その治療中。
 
過酷な、そして大きな冒険へと踏み出す、その「一歩を越える勇気」についても話を聞いて行くぞ。
 
そして生徒のみんなからは、
卒業を間近に控えた今の気持ちを教えて欲しい。
 
掲示板を見ていると、今週卒業式を迎える高校が多い!
4月からはじまる新しい学校、新しい環境。
夢に向かって歩み出す生徒もいるよね。
楽しみはもちろんあるものの、不安が拭い切れない!
 
「一歩を越える勇気」が出ない!
 
新しい世界へ飛び出す一歩前、今の気持ちを掲示板に書き込んでくれ!
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さて!生放送教室には…
 
栗城史多先生!!!!!!!
 
はじめまして!
今日は、よろしくお願いします!!
 
7年半の長いSCHOOL OF LOCK!の歴史の中で、登山家の先生が来校するのは初めて!
 
栗城先生「光栄ですね〜!嬉しいです」
 
普段は、意外とインドアだという栗城先生。
最初は、雪山にも全く興味がなかったとのこと!
 
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そんな栗城先生が登山をするキッカケは、何だったんだろう。
 
栗城先生「元々、高校を卒業してから東京に出てきて、1年間フリーター生活をしてたんです。そのとき、たまたま付き合ってた彼女が北海道にいて、その彼女の趣味が登山で。その彼女にフラれたんですけど、未練で始めたというか…。小柄な女性だったんですけど、そういう女性が冬山に行くのは何でかな?と思うところから始まったんですよね」
 
すごく厳しい山岳部に入部した栗城先生は、大学生にして、標高6,194mもあるマッキンリーを登頂!!
登る前は、周りの人全員から反対されたけれど、最後には登りきったんだって!
 
さらに、栗城先生は、登山の生中継配信プロジェクトも立ち上げ!
 
栗城先生「ヒマラヤだったりエベレストだったり…そういう普段見られないところから、リアルタイムで動画の配信をしたりしているんですよ。
登る時は1人で登るんですけど、“栗城隊”という僕の仲間がベースキャンプにいて、その人たちが受信をして、衛星経由で配信するという活動を、2008年くらいからずっとやってます。
『冒険の共有』と呼んでるんですけれども、栗城が登って“中継もやってすごいな”ということを目指してるわけではなくて、新しい挑戦者がどんどん生まれたらいいなと思っているんです」
 
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今、栗城先生の指には、包帯が巻かれていますが…
 
栗城先生「実は去年、秋のエベレストに登っていたときに、8,000m地点で凍傷になっちゃったんです。第二関節から先、9本が危ない状況と言いますか…。でも、自分の身体なので切らないで残しながら、また今年も登山に行きたいなと!まあ、行けるかどうかはわからないんですけど…治すことに集中しています」
 
とーやま校長「それでも次を目指す原動力は何ですか?」
 
栗城先生「登山というのは、苦しみが強ければ強いほど喜びが大きいんです。
エベレストは、4回登頂できなかったんですよ。シーズンは春なんですけど、毎回、秋という厳しい時期に行くんですね」
 
とーやま校長「それは登ったときの喜びのために…?」
 
栗城先生「そうです。自分が120%の力でチャレンジしてることが、本当の成功じゃないかなと思うんです」
 
とーやま校長「栗城先生にとってはそれが登山だというだけで、生徒のみんなも部活だったり受験だったり、たくさんあると思う。一緒ですよね」
 
栗城先生「一緒です。僕だけが山に登ってるわけではなく、生きてる人みんなが山に登ってるんですよね。高い低い関係なく、みんな何か山に登っているので、そういう面白い山にトライしてほしいですね。
“勝てない”とは思ったらダメなんです。“登れる”という自信が大事なので。挑戦は楽しいことなので、楽しんでやってほしいですね」
 
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引き続き、栗城先生と生放送教室、登って行くぞぉ〜〜〜〜〜〜!
 
ところで栗城先生は、山登り中にあるものを食べるらしい!!
その意外な食べ物とは…!?
 
栗城先生「僕は登山中、よくプリンを食べますね」
 
とーやま校長「プリンですか!?」
 
栗城先生「好きなんです、プリン(笑) 登山するときに甘いものは重要なんです。
山登りは汗も沢山かくし、カロリーを凄く消費します。なので、疲れてからのエネルギー補給では遅いんです。
20分に一回は絶対に甘いものや水分をとるとか自分でルールを決めておかないと、山は登れません。ヒマラヤで食べるプリンは最高ですよ!」
 
登山が好きなそこの生徒!!
次の山登りはプリン必須だぞーーーーーーー!!!!
山頂でぷるんぷるん言わせてやれ!!

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そんな栗城先生に、生徒からこんな書き込みが…
 

1つだけ。
栗城さんに1つだけ、聞きたいことが。死ぬこと怖くないですか?
 
\実志華/
女/16/群馬県
2013/02/27 17:20



栗城先生「怖いです。でも、死ぬことは悪いことじゃないと思っています。誰でもいつかは死にますから。山を登っていて死を感じることもあります。だからこそ、いかに生きていこうかを考えさせられる。常に死は隣にいるわけで、死と対峙して、その先に進む意識で登山をしています」

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ここで、とある悩みを持つ生徒に逆電!!
 
なっちょ&BUMP 群馬県 16歳 女
 
RN なっちょ&BUMPの夢は、自然と山に関わる仕事に就く事!
そのために、現在は下宿をしながら高校の自然環境科に通い、人と山に関わる勉強をしているそう!!
そんな RN なっちょ&BUMPの悩みとは…?
 
なっちょ「学校の実習で山に泊まることがあるんですが、泊まっている時はお風呂にも入れないし、山の中は何もなくて世の中から隔離された気分になるんです。雪山に登った時は、歩くのが辛くていつもの何倍も疲れました。今、私は家族と離れて暮らしているんですけど、それも寂しくて…。正直、将来こんなに辛い仕事を続けていけるのか不安でしょうがないです」
 
栗城先生「テントも嫌いなの?」
 
なっちょ「あまり好きじゃないです…」
 
栗城先生「テントって、男の子と一緒に泊まれたりしないの?」
 
なっちょ「ないです。女の子と一緒にテントで寝ます」
 
栗城先生「それじゃつまんないね(笑)」
 
校長&教頭「ははは(笑)」
 
栗城先生「山っていうのは、夏山とか冬山とか、季節によって全然違う。もちろん登るのが厳しい時期もあるよね。でも、その全部が“自然”だと僕は思っていて。高校生でそんな経験をしているっていうのは、凄いことだと思うよ。大人になった時に素敵な経験だったと思える時がきっとくる!」
 
よしだ教頭「登山中に、なにか楽しくてドキドキする事を見つけられるといいね」
 
栗城先生「僕は、気持ち的には辛いと思ったことはないんですが、体は反応してますね。以前、登山中に吹雪で身動きが取れなくなって、何日もテントの中にいた事があったんですが、気がついたらチョコレートに話しかけてました(笑)大分きてましたね。寂しさとかもあったし…でも、その感情も“自然の一部”なんだと僕は思っています」
 
何度も山にチャレンジし続ける栗城先生も、実はそんな経験をしていたんだ…!!
 
栗城先生「登山は体力だけじゃなくて、精神的な強さも大切だと思います。例えば、汚い鍋で何日もご飯を食べなきゃいけない。でも、その鍋で沸かした水が美味しいと思えるようになるんです。その環境が楽しいと思えるようになるまで続けるのも、1つの手だと思います」
 
とーやま校長「きっと山の神様が、お前をレベルアップさせようとしてるんだよ!! 今は最初だと思って、諦めないほうがいいと思う!!」
 
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ちなみに栗城先生の初の山登りは、高校の授業だったらしい!
でもその時、栗城先生は朝から保健室へ…
 
栗城先生「それくらい山に行きたくなかったんです(笑)僕もスタートはそんな感じだったんですよ!」
 
RN なっちょ&BUMPには、ここで止まるわけにはいかない立派な夢がある…!
だからこそ、辛い事も一歩一歩登って乗り越えて、山頂まで行ってほしい…!!
頑張れ!!!!!!!!!!

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さて…今夜も黒板のお時間となりました。
本日は栗城先生が黒板を書いてくれます!!

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『酸素があれば何でもできる!』
 
8000メートルの山から帰って来た時、
自分が“生かされている”と感じた。
 
お金が無いから出来ないとか、
いつも何かのせいにしていたら、きっと何も達成できない。
 
何かが無くても“それでもやる”。
 
戻る時もある、休むこともある…。
でも、それでいいんだ。
 
生きているんだから、
成功とか失敗とか考えないで、
まずは自分でやってみよう。
それが大切なことなんだと僕は思う。
 
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よしだ教頭「やっぱり行動している人は言葉が違いますね」
 
栗城先生は、指が良くなったら今年のまた山に登るとのこと!!
 
栗城先生「また配信とかやりますし、機会があれば登頂した後に、お電話で…」
 
とーやま校長「マジすか!!!!!!!!! で、出てくれますか!?」
 
栗城先生「現地から電話します(笑)」
 
とーやま校長「オオオ…!言質とったぞ(笑)!みんな楽しみに待っておこう!」
 
よしだ教頭「予約しましたァ!」
 
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栗城先生!
今日は2時間、ありがとうございました!!!!!!
 
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【逆電リスナー】
なっちょ&BUMP 群馬県 16歳 女
 
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【オンエアリスト】
 
22:06 新世界 / ACIDMAN
22:25 フィーバー / パスピエ
22:41 エイトビート / ザ・クロマニヨンズ
22:52 風の日 / ELLEGARDEN
23:09 タイムカプセル / flumpool
23:20 The great escape / flumpool
23:44 Mountaintop / No Regret Life
23:50 Forever Young / [Champagne]
 
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【FAXイラスト】
 
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RN わさこ
 
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RN ネズミ 静岡県 13歳 女
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
2013年2月27日、すげえ人に出会いましたわ。
力もらいまくりました。ありがとうございました!!
 
校長のとーやま
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
栗城先生に続け!
 
よしだ教頭
 
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