『 2日目 』
今週のSCHOOL OF LOCK!は、毎日掲示板逆電をお届け!
生徒のみんなが学校掲示板に書き込んだメッセージ、
そしてメールで届いたメッセージを元に、みんなに電話をしていきます!
出来ればたくさんの生徒と話したいけど、
どうしても1人1人電話でじっくり話したいので人数は限られてしまいます。
でも今夜も話していきます!
悩みに重いも軽いもないです。
今、生徒のみんなが思っていることを学校掲示板もしくはメールで教えてください!
そして今夜はSKY-HI先生が7月27日にリリースする新曲
「ナナイロホリデー」の初オンエアから!
♪ ナナイロホリデー / SHI-HI
さっそく1人目の生徒に逆電!!
■ 進路
行きたい学校はあるのに行けない。
お金、という問題。就職したらって親に言われて、どうしたらいいのかわからない…
はるなつみかん
女性/17歳/福井県
2016-06-13 20:32
女性/17歳/福井県
2016-06-13 20:32
とーやま校長「もしもし!」
はるなつみかん 福井県 17歳 女性 高校3年生
はるなつみかん「もしもし」
とーやま校長「今、はるなつみかんの書き込み読ませてもらったんだけど、行きたい学校っていうのは大学?」
はるなつみかん「専門学校です」
とーやま校長「何の専門学校?」
はるなつみかん「音楽の音響の専門学校です」
とーやま校長「じゃあライブのPAさんみたいなことをやりたいんだね」
はるなつみかん「はい」
とーやま校長「それで親っていうのはお母さんかな?」
はるなつみかん「そうです」
とーやま校長「お母さんに何て言われたの?」
はるなつみかん「県外に行かなくちゃいけないので、学費だけじゃなくて家賃とかの生活費もかかるからお金が足りないって…」
とーやま校長「それは家にもお金をいれてほしいってことか」
はるなつみかん「そうですね」
とーやま校長「ちなみに今家族は何人家族?」
はるなつみかん「私と妹とお母さんの3人です」
とーやま校長「妹はいくつ?」
はるなつみかん「中3です」
とーやま校長「じゃあこれから高校入ってお金もかかるか…お母さんと何回くらい話した?」
はるなつみかん「そんなにしてないです」
とーやま校長「音響に興味を持ったのは何で?」
はるなつみかん「元々音楽が好きで、KANA-BOON先生のライブを観て、そのときにやりたいと思いました」
この逆電を聴いて書き込みがたくさんありました。
■ 逆電
私は今専門学校に行ってますが奨学金を借りていってます。家庭や経済情報などで無利子で借りれたりするので奨学金かりていくという手もありますよ!自分が返すっていう責任もあるので勉強にも身がはいります!
CE目指すあかちょん
女性/19歳/愛知県
2016-06-14 22:27
女性/19歳/愛知県
2016-06-14 22:27
とーやま校長「奨学金のこととかは調べた?」
はるなつみかん「調べました」
とーやま校長「そのことをお母さんに伝えたときはどんな反応だった?」
はるなつみかん「自分で生活していく中でバイトもしなくちゃいけないし、それに奨学金を返すってできるの?って言われて、何も言えませんでした」
とーやま校長「まだそこまでの覚悟とかできてないよな」
■ 逆電
私も専門学校に行きたいけどお金がなくて行けない状況です。
でも、私は一度就職して、お金を貯めてそのお金で専門学校に行くという決断をしました。
つくねちゃん
女性/17歳/大阪府
2016-06-14 22:20
女性/17歳/大阪府
2016-06-14 22:20
とーやま校長「はるなつみかんもバイトでもいいわけだからお金貯めて、それは家計の助けにもなるし、そういうのは考えたことあった?」
はるなつみかん「なかったです」
とーやま校長「俺もちょっと事情は違うんだけど、やりたいことがあって高校卒業したんだけど、行きたい学校に入れなくて、どうしようって思ってバイト週6でやってお金貯めて、入学金は自分で出したりしたから、それも1つの方法だよね」
はるなつみかん「はい」
とーやま校長「それに学校の事情もあるかもしれないけど、今からバイトして来年の春までお金を貯めるっていのもあるし、そうすればお母さんに対して意志を示すことにもなると思うよ」
あしざわ教頭「あと、音響の専門学校に行かないと音響の人にはなれないのかな?」
はるなつみかん「わからないです」
あしざわ教頭「前にサカナクションの山口一郎先生が現場に足を運んでそのままなったっていう人もいるって言ってたから、そうやって実践で学んでもいいと思うんだよね」
とーやま校長「例えば福井のライブハウスでバイトしながら実践で学ぶのもありだよね。ここまででいくつか選択肢が出てきたから、専門学校か就職かっていう2択じゃなくて、色々な道があるよ」
はるなつみかん「はい」
とーやま校長「まだ時間もあるから、あとはお母さんにもう一度自分の気持ちをしっかり伝えるっていうのは必要だから、伝えられるようになるために自分自身ともう1回向き合うっておかないといけないかもね」
はるなつみかん「はい」
とーやま校長「どうだ?今想うことあるか?」
はるなつみかん「専門学校に行けなくても、違うところから音響に関われることもできたらいいなて思います」
とーやま校長「1番は行きたい専門学校に行って学ぶことだけど、そうじゃないところからでも辿りつけるから、探ってってみ?」
はるなつみかん「わかりました」
とーやま校長「よし!じゃあまたね!」
はるなつみかん「ありがとうございました」
♪ オープンワールド / KANA-BOON
とーやま校長「もちろん専門学校から学んで夢を叶えてる人もいるし、でもそうじゃない人もいるし、お笑いの人でも学校があってそこに入って売れる芸人さんもいるし、そうじゃなくて芸人さんを追いかけて運転手から大成した芸人さんもいるから、気持ちの問題もあるよね」
あしざわ教頭「そういう熱意があれば、その人に協力してくれる人も出てきますしね」
私も母親の目から見て、我が家もその問題にぶちあたりました。
専門学校に行っても、その中で上までいけるのは一握りのはず、だったら働いてからでも遅くないかも。
りすっこ
女性/42歳/福井県
女性/42歳/福井県
あしざわ教頭「働いて家にお金をいれつつ、自分で貯めて専門学校に行くこともできますよね」
とーやま校長「音響になるのに年齢制限があるわけじゃないしね」
あしざわ教頭「やっぱり情報がなくてわからないから、専門学校ってわかりやすいしそれで行きやすいけど、でもそれが全てってわけじゃないですから」
とーやま校長「みんながやってる道だけじゃなくて、自分でどんどん発信して見つけていくことができる世の中だから、選択肢は無限だよ」
あしざわ教頭「そうなってくると1番いいのはYoutuberですよ!」
とーやま校長「……否定できない!実際自分の音響のテクニックの動画あげて、それがおもしろかったらお金も稼げるかも!はるなつみかん、Youtuberだ!」
♪ オンリーワンダー / フレデリック
そしてはるなつみかんから書き込みがありました!
■ 逆電
ありがとうございました!
気持ちちゃんと伝えて、どのような形になるかわからないけど納得した答え出します。
同じ気持ちの生徒さんもたくさんいて、書き込み参考にします。
ほんとにありがとうございました!
あ、YouTuberはやめときます…笑
はるなつみかん
女性/17歳/福井県
2016-06-14 23:00
女性/17歳/福井県
2016-06-14 23:00
とーやま校長「やめとくかー」
あしざわ教頭「まぁ選択肢の1つとしてはありですから(笑)」
とーやま校長「1つとしてはね!」
続いての生徒は…
■ 自分の価値って…
こんばんは、毎回楽しく聞いています
私は父親に毎日のように必要のない人間、
生きてる価値もないんだからいなくなれとか
言われます。就職に関してもお前みたいなやつ社会に出てもくずにしかならないし仕事してもすぐくびになって終わりだとも言われます。
このようなことを言われてから長いのですがもう自分に自信が持てなくなっています。
何をするにしても自分はダメだからといろいろなことを諦めてきました。
どうすれば自分に自信が持てますか??
教えてください!!
長文でごめんなさい!
短足ねこ
女性/17歳/宮城県
2016-06-14 20:50
女性/17歳/宮城県
2016-06-14 20:50
とーやま校長「もしもし!」
短足ねこ 宮城県 17歳 女性 高校3年生
短足ねこ「もしもし」
とーやま校長「書き込み読ませてもらったけど、これは本当のことなの?」
短足ねこ「はい」
とーやま校長「何でなんだ?どういうこと?」
短足ねこ「怒られてるときに“必要ないから”とか“生きてる価値ないんだから早く死んじゃえ”って言われて…」
とーやま校長「怒られてるときってことは短足ねこが何かやっちゃったときとかに言ってくるの?」
短足ねこ「そういうときもありますし、愚痴みたいな感じで言ってくるときもあります」
あしざわ教頭「そのときはお酒とか飲んでるの?」
短足ねこ「飲んでないです」
とーやま校長「これ、お父さんだよね?」
短足ねこ「義理のお父さんなんです」
とーやま校長「じゃあ血のつながりがなくて、お母さんと再婚したお父さんと一緒に暮らしてるんだ」
短足ねこ「はい」
とーやま校長「家族は何人?」
短足ねこ「自分と妹がお母さんの連れ子で、あと弟2人とお父さんです」
とーやま校長「妹はいくつ?」
短足ねこ「高1です」
とーやま校長「妹も言われるの?」
短足ねこ「言われますね」
とーやま校長「これっていつぐらいから?」
短足ねこ「弟が生まれてからなので、私が小3ぐらいからです」
とーやま校長「じゃあもう10年近く耐えてここまできてるのは偉いな。正直ムカツクだろ?」
短足ねこ「1番上なので我慢しなくちゃいけないなって思って…」
とーやま校長「でも、この話を聞く限りは、これは我慢しなくちゃいけないことなのかって思っちゃうよ。言っていい言葉ではないかもしれないけど、これはダメな男だろ。お前のお父さんでお母さんが好きな人かもしれないけど、娘だろ?コイツはよくないよ。なんかゴメンな!」
短足ねこ「いや、大丈夫です」
とーやま校長「そりゃそんだけ言われたら自信もなくなるよ、自分自身がわからなくなっちゃうよな」
短足ねこ「はい」
あしざわ教頭「言い合いになったりはするの?」
短足ねこ「妹は言い返したりするんですけど、自分は性格的に言えないのと、やっぱり怖くて…」
とーやま校長「何されるかわからないもんな。短足ねこさ、これ以上受け止めてしまったらもっと自信がなくなってしまうよ。今でも短足ねこにたくさん良いところはあるんだよ」
短足ねこ「そうですか?」
とーやま校長「そうだよ!ちゃんと10年間家族のために我慢してきたわけなんだから、それは強くて優しくないと絶対無理だし、だからいいところはいっぱいあるんだよ」
とーやま校長「それでさ、今のお父さんは信用できないわけじゃん。普通に考えて家族に向かってそんなこと言う人間は信用できない、だからそんな奴の言葉は受け止めて体の中に入れる必要ないよ。無理だもん。どんな事情があるかはわからないけど、そんな言葉は聞く必要ないから」
あしざわ教頭「校長が言った通りよく耐えたというか、本当は耐える必要なんかないんだけど、そのことは本当にすごいよ。俺も短足ねこと比べるものじゃないけど、たくさん言われ続けて自信がなくなって、どうしたらいいかわからなくて迷っちゃうときもあって、でもそこからその言葉を受け止めすぎて縮こまったままでいると、それは変わっていかないと思うんだよね」
短足ねこ「はい」
あしざわ教頭「だから自分から変えていくのは難しいけど、まずはお父さんの言葉を全部受け止めないことが必要だと思うし…」
とーやま校長「俺が思うのは、今短足ねこは色々なことを諦めてきちゃったじゃん?」
短足ねこ「はい」
とーやま校長「でも本当はそんなことする必要なくて、でもやりたいことや言いたいことに蓋をしてる状態だと思うんだ。その蓋をしてる重りはお父さんからの言葉だと思ってて、でもその言葉は愛も優しさもないウソの言葉だから、そんな言葉に重さなんてないから、その蓋を開けることができると思う。だからこれからそういう言葉があっても聞かなくていいと思う」
短足ねこ「はい」
あしざわ教頭「この話は誰かにしたことあるの?」
短足ねこ「ないです」
あしざわ教頭「やっぱり自分の中で抱えちゃうと苦しいから、こうやってSCHOOL OF LOCK!に書き込みしてもらっていいと思うし、ちょっとずつでいいからなくしていけたらと思うんだよ。自分の良さを見つけてくれるのは周りの人だから、そういう仲間や友達はいる?」
短足ねこ「でも話すと…友達も嫌な気持ちになっちゃいそうだから…」
とーやま校長「ちょっと話がずれるかもしれないけど、自信がなくなっちゃうときは俺もあって、例えば野球で失敗して自信をなくしてしまって、その自信を取り返すために色々なことをやって補おうとするんだけど、結局自信は回復してなくて、やっぱり野球で失った自信は野球で取り返さないとダメだっていうのが俺の自信の取り返し方で。全然状況は違うけど、本当は聞かなくていいと思うんだけど、1つ自信になるとしたら、そのお父さんの言葉に対して毅然としていることができたら、自信が復活するんじゃないかと思った。本当は立ち向かう必要なんてないんだけどな」
あしざわ教頭「本当に立ち向かう必要なんかないんだけど、これからも一緒にいる状態ではあるから…」
短足ねこ「就職はして家を出たいとは思ってるんです」
とーやま校長「じゃあ来年の春ってこと?」
短足ねこ「うまくいけばですけど、でも妹や弟がいるので…」
とーやま校長「そうか、そのこともあるんだもんな………まだまとまってない部分もあるけど、ちょっと黒板書くね」
短足ねこ「はい」
『 強さ 』
とーやま校長「やっぱり今の時点で短足ねこはちゃんとした強さを持っている。それで今後自分がやりたいことがあってそういった気持ちを強めていって、妹や弟を心配する気持ちも強めていく。お父さんをどんな風に思ってる?」
短足ねこ「もう怖いしかないです」
とーやま校長「それは何も恥ずかしいことじゃないから、そうやって思っている自分を認めてあげられる強さもしっかり持つ。そうすれば強いやつは成し遂げることができるから、ちょっとずつ色々なことを強くしていこう」
短足ねこ「はい」
とーやま校長「あとは何度でも言うけど、流していいからね、それも強さだから」
短足ねこ「はい」
とーやま校長「また話そうね」
短足ねこ「はい、ありがとうございました」
♪ 孤独の合唱 / BUMP OF CHICKEN
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【FAXイラスト】
RN ももとりまかろに
RN ももとりまかろに
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【逆電リスナー】
はるなつみかん 福井県 17歳 女性
短足ねこ 宮城県 17歳 女性
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【オンエアリスト】
22:05 ナナイロホリデー / SKY-HI
22:26 あなたの好きなところ / 西野カナ
22:45 オープンワールド / KANA-BOON
22:52 オンリーワンダー / フレデリック
23:11 NEW WALL / [Alexandros]
23:20 涙がこぼれそう / [Alexandros]
23:52 孤独の合唱 / BUMP OF CHICKEN
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自分の内側に潜って潜って、たくさん考えて、
時折内側に顔向けると、
今まで見えなかった道が見つかる時ある!
外側ってのはラジオを聴くとか、本を読むとか、
誰かに話すとか、そういうことよ〜。
校長のとーやま
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色んなことを、ここにはき出していいからね。
教頭のあしざわ
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