『 不安 』
とーやま校長「夏休みが終わって、9月になって、掲示板を見ていると『不安』って文字が、やっぱり目につくようになるね」
■ 不安
私は中学3年生女子なのですが、中学2年生のときクラスと部活でいろいろあって不登校になり、やっと復活して今学校に行ってるのですが、やっぱりまだ不安です。
もしよかったら応援の声をください
翔菜
女性/14歳/長野県
2017-09-04 22:32
女性/14歳/長野県
2017-09-04 22:32
とーやま校長「夏休みはひと月ぐらいあるから、あいちゃうと、せっかく持続できていたものが一回切れてしまう感じがして、もう一回重い腰をあげないといけないっていうのもね」
あしざわ教頭「"どうやってしゃべりかけてたかな"、とか、"どういう感じで仲良くやれてたっけ?"っていうのを一回忘れちゃうもんな」
とーやま校長「今は復活できて行けていて、推進力とかもあって速度も出せている状態だと思うから、自分のペースで行くことが大事だと思う。さらに、誰かこういうことを共有できる人が見つかればいいなっていつも感じてる。
翔菜も、様子を見て、自分の気持ちをしゃべることができると思うような人が見つかれば、ペースが乱れてきたり辛くなってきたりした時はそういうことを話すことも大事だよ」
あしざわ教頭「不安なことを溜めとくと、それを自分で温め過ぎてただただ不安におちいってしまうから、本当に言えるということは大事だと思う。
昨日も、RN メガネをかけた梨がしゃべった時に、思わず自分の感情がバっと出た瞬間があったよね」
とーやま校長「想いがあふれて、あの瞬間に自分で気づいたところもあったかもしれないしね」
あしざわ教頭「"こんなに友達のことが好きなんだ"って、言って気づくこととかすごくあるから、親でも掲示板でも誰でもいい、言葉に出して言う相手を探してほしいな」
とーやま校長「翔菜、今のクラスに、20〜30人ぐらい人がいると思うけど、確実に味方はいるから! 翔菜のことを心配して、翔菜と一緒に楽しみたい、翔菜と一緒に遊びに行きたい、って思ってる人が絶対にいるからね。そこに頼れるときは頼っていいんだよ」
あしざわ教頭「多くのものが自分で想像して作ってしまっているものだったりするから、意外と一歩踏み出したらそうじゃない世界もいっぱいあると思う。だからちょっと勇気を振り絞って行ってほしいね!」
今日も生徒みんなと話をしていくぞ!
♪ 少年が歌うメロディー / THE BOYS&GIRLS
とーやま校長「俺はこのSCHOOL OF LOCK!の校長、とーやま校長という者で、これを聴いている君は、君。だから、俺は君になることはできない。君も、俺になることはできない。
だけど、俺はそんな君を想うことはできるよ。今日いちにちどんなことを考えて、どんな音楽を聴いて、どんな歌を歌いたいって思ったのか。そしてそれを聞いて、君がどんなことを思って、どんなところへ行きたいとか、そういうものを一緒に見ることはできるものだと思ってる。
だから、今日も2時間、思ったことを話そう!」
さあ、今夜のSCHOOL OF LOCK!は我が校のスタンダード授業、
「掲示板逆電」をお届け!
とーやま校長「ラジオの中の学校、SCHOOL OF LOCK! そのWEBサイトにある"学校掲示板"は、みんなの教室!」
あしざわ教頭「みんなの教室だから、普段みんなが思っていること、思っているけど言えないこと、何をつぶやいてもいい場所です」
とーやま校長「実際の教室で居心地悪いなってやつも、この学校掲示板は、何をつぶやいてもいいからね。空気を読む必要も一切ないし、長文でも一言でもいい場所!」
今夜も君からの書き込みを、
学校掲示板とメールで待っています!
♪ TOGENKYO / フレデリック
とーやま校長「手を伸ばせばそこに自分の理想としてる場所とかものとかがあることはわかっちゃいるんだけど、それでも手が出ないんですよ! だけども、出さないといけないんだ、っていうことを、フレデリック先生が言ってくれてるのかなって思う」
あしざわ教頭「そうかもしれない。
でも、この曲を聴くと体が勝手に動いてしまう。フレデリック先生の曲を聴いてると、色んな言葉がいっぱい出てくるんだ。"スキップしてるな"とか"SF映画みたいだな"とか、そんな素敵な場所に連れて行ってくれるのが、フレデリック先生ですよ」
とーやま校長「理想とする俺らの桃源郷にたどり着くことができるのかねぇ…」
あしざわ教頭「自分で作るしかないのか?(笑)」
さあ、今夜はまず、この書き込みをしてくれた生徒から話を聞いていくぞ。
■ 話を、聞いてほしいです
私は、最近ぼうっとした時に、「死にたい」とよく考えます。
家では母親から虐待を受けて、学校では友達と上手くいかない、部活も私だけ大会に出ないから仲間との関係も良くない、、、
心が休まる場所がありません。
川を見れば「飛び込んだら死ねるかな」、高い所に行ったら「飛び降りたら死ねるかな」と、死ぬことしか考えられません。
辛いです。助けてください。
Marie(マリー)
女性/16歳/長崎県
2017-09-05 18:09
女性/16歳/長崎県
2017-09-05 18:09
とーやま校長「もしもし!」
Marie(マリー) 長崎県 16歳 女性 高校1年生
Marie(マリー)「もしもし」
RN Marie(マリー)は、SCHOOL OF LOCK!を中学2年生の時から聴いてくれているのだそう。
たまたまラジオを点けた時に、校長と教頭がすごく楽しそうに話していたから、とのこと。
とーやま校長「Marie(マリー)の今の辛い気持ちは、いつぐらいから続いているの?」
Marie(マリー)「中学生になってから少しずつそういう気持ちになり出して、今が結構ピークで、ささいなことで"死にたい"って思ったりするようになりました」
現在、母親と2人暮らしだと言うRN Marie(マリー)。
お母さんの機嫌が悪い時に、ちょっとしたきっかけで暴力を振るわれてしまうらしい。
とーやま校長「学校は行けてるんだよね? 今日一日はどうだった?」
Marie(マリー)「少し疲れました」
とーやま校長「気疲れ? 話さなきゃいけないな、とかも思う?」
Marie(マリー)「はい」
今日は部活で、人と少し話したものの、本当はもう少ししゃべりたいという気持ちがあるのだそう。
でも、学校でも学校外でも、今の状況を話せる友達はいないそう。
とーやま校長「じゃあ、ずっとお母さんにもそういうことをされて、Marie(マリー)の中に溜まったものを自分の中にしまったまま、いつも過ごしてるってこと?」
Marie(マリー)「はい」
とーやま校長「俺が軽々しく言えることではないけども、もう、ただただ辛いよな。それは、そういう気持ちも沸いて来ちゃうな。今、行き場所がないんだもんな」
Marie(マリー)「はい…」
とーやま校長「川を見て、"飛び込んだら…"とか嫌な気持ちも出てくるわけじゃん。そんなことを思ってしまう自分も嫌になっちゃうよな。ずっとそこをグルグル回ってるんだもんね」
あしざわ教頭「ちょっとでも楽しい時間はない? 何をしてもそういうことを考えちゃう?」
Marie(マリー)「はい」
とーやま校長「Marie(マリー)、今、俺が思ってることを言うよ。
例えば、俺の目の前に、今、死にたくてしょうがないって言ってるヤツがいるとする。前は、色んなことを考えて、"そいつがそれでいいって言うなら、それで楽になれるんだったら、それでいいのかな?"っていうふうに思っていた時があった。
あったんだけれども! "やっぱり、自らで、自らの人生を終わらせるっていうことはダメだな"って、今の俺は思ってる。色々理由とかも考えて、"じゃあ、なんでダメなんだろう?"って思ったりもしたんだけど、ここは理屈とかじゃない。
俺が今長崎にいて、Marie(マリー)と一緒に歩いていて、もし、Marie(マリー)が川に向かって走って行って飛び込もうとしたら、俺は理屈とかじゃなくて、絶対に手をつかむと思うんだ。100%!」
Marie(マリー)「……」
とーやま校長「…っていうのが、俺の唯一の理由だなってどこかで思ったわけ。Marie(マリー)の今までの16年の中で、そしてここ最近のこの生活を、俺は全て見ているわけでもない。"何を言ってるんだよ"って言われるかもしれない。
けど、それでも、まずひとつ、俺が絶対にお前に渡したいのは、"死んだらダメだ"ってこと。理由は聞かないでほしい」
Marie(マリー)「はい…」
とーやま校長「死ぬことを選ぶのは、めちゃくちゃ覚悟がいることだと思う。昨日も言ったけど、俺が思うのは、そのとんでもない覚悟と勇気を使うのであれば、それよりも小さい力でできることがたくさんあるということ。
自分で死ぬということを選ぶ前に、まだたくさんやれることや見れるものがあって、Marie(マリー)には一度、そういうものを見てほしいんだよ。例えば、何でもいいんだけど、今好きなことってある?」
Marie(マリー)「今ドラムをやっているので、ドラムが好きです」
なんと、RN Marie(マリー)は、スタジオでドラムを叩いているとのこと。
とーやま校長「じゃあ、例えば、5時間ぐらいスタジオにひとりで入って、好きな曲を爆音でかけて、スネアとバスドラをバカスカバカスカやる! 俺はそういうことをやってほしいんだよね。
せっかく好きなものが自分の中にあって、まだまだ好きになれるかもしれないんだよ?」
あしざわ教頭「普段、Marie(マリー)が"こうだったらいいのに"とか思うことがあるよね。たぶんその中で、できることがあると思うんだよ。
Marie(マリー)は今どこかで、"こうしなきゃいけないんだ"と思うこと…例えば"親に反抗しちゃいけないんだ"とか、"学校をぶっちぎってドラムを叩きまくったら怒られるかも"とか、それはたぶん、死んじゃうことよりも、全然怒られないことだよ」
Marie(マリー)「はい」
あしざわ教頭「だから、校長が言ったように、もっとやれることはあるよ。Marie(マリー)は、思ったより自由がきく場所に行けるよ。
何かしてみたいことはある? 何でもいいよ」
Marie(マリー)「…やっぱり、LIVEに出てみたいです」
とーやま校長「めっちゃいいじゃん!」
あしざわ教頭「それは、できない理由はないよ! やろうよ! やらないのはもったいなくない? それをやらずに終わっちゃいたくないよね」
Marie(マリー)「はい、終わりたくないです!」
とーやま校長「そうだよね。まず、やりたいことを一通りやってからでも全然いいよね! で、一通りやってみて、また考えて、それでもまだモヤモヤしてるなって思ったら、世の中にはものごとがいくつもあるんだから。楽器の数だってめちゃめちゃあるんだよ。
ってことは、そこには可能性しかないんだよ。とんでもなく相性のいい楽器があるかもしれないし、もしかしたらMarie(マリー)は曲を作れるかもしれないしね」
あしざわ教頭「色んな場所にもあるし、ひとつのことをものすごく深く掘ることもできるからね。意外と手を伸ばすと、色んなところがあるよ」
とーやま校長「未確認フェスティバル、今年はもう終わったけど、来年もやるって俺、先週あたりに言っちゃったし(笑)、だからやるんだよ!」
あしざわ教頭「そう、だって校長なんだもん(笑)」
Marie(マリー)「(笑)」
とーやま校長「例えばそこを目標にしてみて! 一人でもいいんだよ。今年のグランプリなんて、リツキって言って、一人で勝ち取ってるヤツなんだからね。それでもいいし、もし見つけることができるなら、メンバーを見つけてバンドを組んで、送ってもらってもいい」
あしざわ教頭「聴きたいな」
とーやま校長「会えたら、Marie(マリー)に会いたいよ。Marie(マリー)の周りには、楽しいものがあふれてるし、まだまだ時間もたくさんあるから、いっぱい出会って、Marie(マリー)の人生を変えて行ってほしい! 大丈夫でしょ?」
Marie(マリー)「…はい!」
とーやま校長「頑張れとは言わないけど、自分のペースで、でも、"ここだ!"と思った時には、全精力をかかげて、やっていってみよう!」
Marie(マリー)「はい!」
Marie(マリー)、また会おうね!
話を聞かせてくれてありがとう!
♪ TRAIN-TRAIN / 10-FEET
続いて、こんな書き込みをくれた生徒を紹介。
■ 踏み出す勇気
僕は去年の夏から不登校になり、今年の4月付で高校を退学した。
通っていて辛かったから学校に行かなくなり辞めた、のに、辞めたら辞めたで、自分はダメだと否定的になったりこれからどうすればいいんだろうと思い悩むことが増して、どんどん精神的に辛くなってた。
最近、ようやく辛い時期を乗り越えた(?)のか少し楽になってきて、この1年勉強や進路決めとか何もやって来なかったな…と思って、高卒認定試験という大学や専門学校を受けるための資格を受けようか、とか、外に出て自分で使う分くらいは稼ぐためにバイトを初めてみようか、とか考えるようになってきたけど、、、
怖い。途中で投げ出してしまうんじゃないか。また自分が折れたりしないだろうか。って。
周りより遅れている以上、グズグズしているわけにはいかない。分かってるつもりだけど、踏み出せない。
こんな僕の背中を、誰か、押してくれませんか。
ウラオモテヤマネコ
男性/17歳/兵庫県
2017-09-05 20:02
男性/17歳/兵庫県
2017-09-05 20:02
とーやま校長「もしもし!」
ウラオモテヤマネコ 兵庫県 17歳 男性
ウラオモテヤマネコ「もしもし!」
高校3年生になるはずだった今年の4月に高校を退学したと言うRN ウラオモテヤマネコは、
去年の夏からあまり学校に行けなくなってしまったのだそう。
ウラオモテヤマネコ「もともと競技人口が少ない部活に入っていたんです。その部活が全国大会を目指すような結構厳しい部活で、競争が激しくて周りとの仲が悪かったり、体力的にもしんどくて、部活を休みがちになってしまいました。
部活を休んだりしているうちに、学校に行くことも辛くなってきて、夏前ぐらいまでは学校も部活も、なんとか休み休み行けてたという状態だったんですけど、夏休みに部活をして、(2学期の)始業式があって…というところで、そこで頑張っていたのがプツっと切れちゃったんです」
とーやま校長「ちょうど去年の今ぐらいか。そこから、学校に行かなくなったんだね」
ウラオモテヤマネコ「はい、そこからは全くと言っていいほど(行っていません)」
とーやま校長「今年の4月に退学する時に、色んな人に相談はしたの?」
ウラオモテヤマネコ「親とか先生には相談とかしてました。"退学するか、留年してもう1年やるか"って言われてて」
RN ウラオモテヤマネコは、学校より部活が優先のような状態で、学校に通うモチベーションが上がらなかったそう。
そんな中で留年しても、もう1年学校に行くことができるか、など、色々考えてしまったとのこと。
ウラオモテヤマネコ「グルグル考えてるうちに4月になっちゃって、"ここで決めろ"と言われたので、半分先生や親に"辞めるか"ってなって、辞めることにしました」
とーやま校長「自分の気持ちでもあるし、そういう大きな流れみたいなものに身を任せた、みたいなことなのかな。それから5ヶ月ぐらいの間にも、色々やろうとはしてるんだよな?」
ウラオモテヤマネコ「そういう気になってきたのは、わりと最近なんです。6月に、(SCHOOL OF LOCK!で)学校に行ってない人の授業みたいなものがあったと思うんですけど、それを聴いて、色んな考え方があるんだなと思いました」
その放送は、6月8日(木)の「学校を辞めた君の、これからの話を聞かせてほしい。」という授業。
ウラオモテヤマネコ「正直、そこまではムリかなって思ったんですけど、周りだけを見て"自分は…"って考えるより、"自分はどうするべきか"っていうのをちゃんと考えた方がいいかなと思いました」
とーやま校長「そこはめちゃめちゃ大事ね!」
周りと比べるのではなく、自分は自分だと気づいたと話すRN ウラオモテヤマネコ。
とーやま校長「他の人とレースしてるわけでもなんでもないけど、"あいつより俺は劣ってるな"とか、どうしても頭の中に浮かんじゃうよね」
あしざわ教頭「スポーツとかしてると、余計にそう感じちゃうかもね」
とーやま校長「今のウラオモテヤマネコは、新しいところに踏み出したいんだよね。例えば、具体的にどういうことをやりたいって思ってるの?」
ウラオモテヤマネコ「高卒認定試験っていうのがあって、高校を辞めたり高校に行ってない人が大学とか専門学校に入るための試験みたいなものがあるみたいなんです」
とーやま校長「俺の友達が、この間、1週間ぐらい前に取ったよ。36歳ぐらいの女子。…女子?」
あしざわ教頭「別にいいんじゃないですか?(笑)」
とーやま校長「(笑) うん、女子!」
ウラオモテヤマネコ「その高卒認定と、あと、自分が使う分ぐらいは自分で稼ぎたいなと思って、バイトをしたいな、と」
とーやま校長「"怖くてまた途中で投げ出してしまうんじゃないか"って書いてくれてるじゃん。これは、高校を辞めたことにつながるの?」
ウラオモテヤマネコ「高校を辞めた理由が、例えば、病気だとか怪我だとかのはっきりしたものじゃなくて、何か自分が気持ち的にしんどくなった、とか、行けなくなったっていう、フワっとしたものだったんで、そんなんで出ていいのかな、って思っています」
ここで、あしざわ教頭が書き込みを紹介。
■ わかるなぁ
私も中学の頃不登校経験あるから、
次も同じようになっちゃうことに対する不安って凄くよく分かるなぁ。
ゆなっち。
女性/15歳/東京都
2017-09-05 23:35
女性/15歳/東京都
2017-09-05 23:35
あしざわ教頭「って言ってくれてる。やっぱりよぎっちゃう?」
ウラオモテヤマネコ「はい」
とーやま校長「ウラオモテヤマネコは、学校を辞めたっていう事実はある。書き込みにも書いてくれたように、自分がダメだって思ってしまうことはよくあるんだけど、どんな理由であれ、学校を辞めることがダメだとは思わないし、思う必要もない。
学校には、何百人とかいるわけじゃん。例えば1学年に400人とかいたとして、全員が全員、ビタって合うものじゃない、って思うんだよ。ウラオモテヤマネコには、行ってた学校が合わなかったんだよ。
だから、ダメとかじゃなくて、"合う・合わない"の話のような気がする。今行ってるヤツは、今行ってる学校と合うんだろうね。ウラオモテヤマネコは行ってた学校と合わなかっただけで、この世の中には、ウラオモテヤマネコがそれ以外に合うものはたくさんあるんだよ。
っていうふうに考えたら、ウラオモテヤマネコはダメだってことは全くないし、ダメな選択をしたってことでも全くない。そこは自分を責めなくてもいいところだよ」
ウラオモテヤマネコ「…」
とーやま校長「"バイトもやろうとか色んなことを思ってるけど、俺はダメだからまた辞めちゃうんじゃないか"なんて、考える必要はないんだよ。もしかしたら、バイト先もまた合わないっていう可能性はあるよ。でも、そこも合わなかったってだけで、ちゃんとウラオモテヤマネコが躍動できる"ここだ!"って場所は、探せばあるんだよ。
だけども、自分のことを"ダメな人間だな"って思ってるヤツの前には、きっとそれは現れないね。で、逃してしまう気がする」
あしざわ教頭「そうだね」
とーやま校長「だから、無理にでも、ちょっとずつでも、その思いを消して行った方がいいね。これからのウラオモテヤマネコの人生の中では」
あしざわ教頭「俺もたまに、やる気がない時があるわけよ。体を動かしたくないな、とか、起きた瞬間に"ダメだ、何もやる気が起きない!"みたいな時がある」
とーやま校長「ある! 昼の1時に起きなきゃいけないのに、気がついたら夕方6時半って、これどうなってるんだよ!?(笑)」
あしざわ教頭「(笑) 本当にあるのよ。そういう時って、ずっとぐだぐだネットサーフィンとか、ダラダラやっちゃってたんですよ。だけど、ある時、"いかんなぁ"って思って、最近はそういう時こそ、走るようにしてるの。
走ってみると、"お前、走るんかい!"って体とか脳みそがビックリするんだよ。そうすると意外と、しんどかったこととかを忘れたり、"まいっか"ってなることもあるんだよね。今まで無駄な時間を過ごしてた自分をちょっと驚かせてあげて、自分で自分のケツを叩くっていう、そんなことでもいい気がする。
最初はしんどいと思うけど、今ウラオモテヤマネコが"わー"ってなってるその体を、ちょっと一歩でも進ませるといいよ。どこかに行くのでも、バイトの情報誌を手に入れてみるのでも何でもいいから、ちょっとでも進むと、気づいたらお腹がすいてたりして、いい一日だったなと思えるかもしれない。
みんながみんな、ずっと元気なわけがない。今はそうかもしれないけど、ちょっと歩いてみよう」
ウラオモテヤマネコ「はい…!」
とーやま校長「"弱い"なんてないよ。みんなが行ってる学校に行かずに違う道を歩んでる時点で、めちゃめちゃ強いと俺は思う。もっと胸を張っていいよ!」
あしざわ教頭「あと、お前は今、遅れてないからね。今必要な時間を過ごしてると思おう。みんなより遅れてるって思わないでいいよ」
ウラオモテヤマネコ「…」
とーやま校長「色んな"合う・合わない"があって、お前は全くダメなんかじゃないから、そこは胸を張っていい。みんな…教頭だって、"合う・合わない"があって、最終的に、猫を描くというとこにたどり着いてるわけだよ」
あしざわ教頭「うん! …ん? なんだ、なんだ?」
ウラオモテヤマネコ「(笑)」
とーやま校長「で、小銭をたくさん稼ぎ、今かけているメガネ、今かけている自前のヘッドフォン…」
あしざわ教頭「あ! よくないトークに行ってる!」
とーやま校長「そして、馬渕を手に入れるということに…」
あしざわ教頭「それは本当だぞ! 最高の嫁を手に入れたわけだからな!」
とーやま校長「色んな、"この女性とは合わない"というのを繰り返して…」
あしざわ教頭「違う、そこに行くな!(笑)」
<あしざわ教頭「きたーーーーー!」>
<あしざわ教頭「きたよーーーーー!」>
<あしざわ教頭「きやしたーーーーー!」>
あしざわ教頭「俺、来るな! 近い近い!(笑)」
とーやま校長「っていうのが、馬渕っていうことだ!(笑)」
あしざわ教頭「違う、なんか違うよ!」
とーやま校長「だから、マジで、ウラオモテヤマネコは、そういったことの選択を繰り返して、ウラオモテヤマネコの馬渕に会えってことだって!」
あしざわ教頭「"ウラオモテヤマネコの馬渕"…? 意味わかるかい?(笑)」
ウラオモテヤマネコ「……」
あしざわ教頭「伝わってないじゃないかよ! なにやってるんだよ! 俺と嫁を傷つけた上に伝わらないってなんだよ、校長!!」
とーやま校長「(笑) でも、ウラオモテヤマネコ、わかるよな?」
ウラオモテヤマネコ「あ、はい…」
あしざわ教頭「気を遣ってるよ! 生徒に気を遣わせるな! 一番やっちゃいかん!」
とーやま校長「(笑) "馬渕"っていうのは、さすがに言い過ぎた!
でもそうしてるうちに、ウラオモテヤマネコは大好きな人に会えるし、大好きな仕事に就くことができるよ」
あしざわ教頭「そうだ! 俺は誰かと比べて馬渕と付き合ったわけじゃない! 馬渕がいいと思ったから付き合ったんだよ!(笑)」
とーやま校長・ウラオモテヤマネコ「(笑)」
あしざわ教頭「だから、お前も間違いないってヤツにいつか出会うんだ!」
とーやま校長「ウラオモテヤマネコ、ここからだよ! 胸張って、お前の馬渕を探すんだぞ!」
あしざわ教頭「人の嫁を未来の鍵みたいに言うなよ!(笑)」
ウラオモテヤマネコ「はい! あ、ちょっといいですか? 教頭、僕、フテネコ大好きなんです」
あしざわ教頭「おーーい! 今電波を使ってお前を抱き締める〜!」
<あしざわ教頭「きたよーーーーー!」>
あしざわ教頭「そうだ! フテネコもお前を応援してるぞ!」
とーやま校長「もう今日から"ウラオモテフテネコ"だな」
あしざわ教頭「いいぞ、その調子だ! ありがとうね!」
とーやま校長「またな!」
ウラオモテヤマネコ「(笑) はい、ありがとうございました!」
さあ、今日も黒板の時間。
『 また、明日 』
「また明日」。
それを言うために来ているし、みんなと話したいし。
明日も、教頭も俺も来るよね。
だから改めて、こう書かせていただいた。
生徒のみんな、『また明日』!!
♪ 明日晴れるさ / sumika
あしざわ教頭「SCHOOL OF LOCK!、やっぱり最後はこうなるよね(笑) 俺の好きなところだ。結局ケタケタ笑って終わってるよ。本当にありがたい話だ!」
とーやま校長「(笑)」
あしざわ教頭「ちょっと前まですごく静かにしゃべってたのにさ、なんて温度差だ(笑) なんだったんだろうなぁ」
とーやま校長「やっぱり馬渕はすごいな!」
あしざわ教頭「(笑)」
とーやま校長「そして、人と人がつながるっていうのは、すごいことなんだね。その間には大きな愛があるわけじゃん」
あしざわ教頭「ちょっと待って。こうやっていい感じにしゃべるじゃない。そのつど、俺が真面目に話してる時に足元すくわれるんじゃないかって疑いを持っちゃうよ?(笑)」
とーやま校長「違う、本当に! これは単純に、教頭先生と嫁の馬渕が夫婦って言うだけで、ウラオモテヤマネコと俺、ウラオモテヤマネコと教頭、一緒じゃん。だって、ヤマネコのことが好きだし、教頭もそうでしょ? それと一緒だよ」
あしざわ教頭「うん、好き好き。まぁそうだね。そうか…じゃあ、なんか変なこと言ったみたいだ、ごめん!」
とーやま校長「謝罪を要求したわけじゃないし(笑) 俺は明日からもそういう気持ちでやっていきたい! ダメだ、反省モードに入ったから終わろう!(笑)
SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」
あしざわ教頭「起立!」
とーやま校長「じゃあいつものあいさつ! みんな元気よくいくよ!」
あしざわ教頭「…礼!」
とーやま校長・あしざわ教頭「また明日ーーーー!!!!」
【FAXイラスト】
RN ふてふてりんご
RN さくらどうふ
RN ちかちゃん。
RN ももとりまかろに
RN ハムカツ御膳
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【逆電リスナー】
Marie(マリー) 長崎県 16歳 女性
ウラオモテヤマネコ 兵庫県 17歳 男性
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【本日の放送部員】
[グラストンべじー] 神奈川県 18歳 女性
⇒radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】
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【オンエアリスト】
22:06 少年が歌うメロディー / THE BOYS&GIRLS
22:13 TOGENKYO / フレデリック
22:25 携帯電話 / RADWIMPS
22:49 TRAIN-TRAIN / 10-FEET
23:12 波乗りジョニー / 桑田佳祐
23:22 SNOW SOUND / [Alexandros]
23:50 明日晴れるさ / sumika
23:52 叫べ / RADWIMPS
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にしても、今日のオレの大失態、
早く忘れろよみんな、
やめろよ!タイムフリーで聴くなよ!
校長のとーやま
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それぞれの馬渕を探せ!
オレの馬渕以外で。
教頭のあしざわ
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