今日は、いつもの生放送教室…ではありません!
『 岩手 』
東日本大震災から、丸2年。
東北にいる生徒たちの、今の姿を見るために、
とーやま校長・よしだ教頭、そして職員が岩手へとやって来ました。
今夜はこのまま、FM IWATEから授業をお届けするぞ!!!!!
みんな、集まってこーーい!!!!!
校長と教頭が岩手に来たのは、昨日!
よしだ教頭「校長は遅刻したけどね。お陰で40分も待たされて…」
とーやま校長「それは言う必要ないって(汗)」
昨日・今日と、職員のジェーンが運転する車に乗って、岩手や、宮城の気仙沼など、いろんな街を周ってきました。
とーやま校長「俺は今日、大船渡で“牡蠣卵とじ丼”を食べたんだけど…」
よしだ教頭「あぁーー美味い!! ネーミングだけで美味しいの伝わってくる!」
今日・大船渡に来たとーやま校長
青空と、美しい景色が目の前に広がる。
大船渡に来たら、やっぱ牡蠣っしょ!
“牡蠣卵とじ丼”いただきマス!
あんまり美味しそうなので、拡大版も載せちゃおう!
とーやま校長「一ノ関のホテルで朝食パンパンに食べたんだけど、その3時間後に“やっぱり大船渡来たら牡蠣食べなきゃダメだろ”って(笑)」
よしだ教頭「昨日もずっと食ってたじゃないですか!最後破裂するかと思いましたよ」
とーやま校長「うふふふふふ(嬉) めっっっちゃ美味しかったぁ!」
震災から、ちょうど2年。
みんなの様子が知りたくて、岩手県にやってきた。
実際に、何人かの生徒にも会って、話を聞かせてもらうこともできた。
今日は、その生徒達の声、校長・教頭が見た東北の様子を、SCHOOL OF LOCK!の生徒みんなに届けていきます。
生徒達の声を聴いて感じたこと。
そして、震災から2年を迎えて、今思っていることを教えてほしい。
岩手の生徒からも、たくさん書き込みが届いているので、紹介します!!
■ 来てるー!!!!
岩手にようこそ!盛岡に校長、教頭がいるとか何か感動!!
震災があった時、停電になって真っ暗の中支えになったのはラジオだったし、SOLが復活してその時に校長、教頭の声を聴いて凄く安心したのはずっと覚えています。
内陸に住んでいたから直接被災したわけではないのに職員の方が大丈夫?みたいな電話をしてきてくれてとても嬉しかったです。ありがとうございました!
恩返しとして漫画を届ける活動に参加させてもらいました!そして、将来は元気をくれたラジオに関係する仕事に就きたいと考えてます!
ラッコにも変身
女/17/岩手県
2013/03/11 22:16
よしだ教頭「当時、3月11日は金曜日。明けて月曜日から、SCHOOL OF LOCK!を開校したんですよね」
とーやま校長「そうだね…。あの時は、出来ることが本当に何なのか分からなかったですよ。でも、俺は校長で、毎日生放送教室にいるわけだし…大したことをやったっていうつもりはないけど、でもそうやって思ってくれてたってのを改めて知ることが出来て嬉しいです。ラッコにも変身、ありがとう」
■ 諦めない
今日は震災から2年という節目の大事な日でした。
2年前は高校生でした とにかく何とかして困ってる人を助けたい!と思って色々試したけど受け入れ体制が整わないとか今はプロの力が欲しいから来ても足手まといになるとか現実的に考えて自分達の力では何も出来ませんでした。
凄く悔しかった だけど今日は!!!
警察官として陸前高田の一斉捜索に参加させていただきました
あの悔しさをバネにその年の試験を受けて勝ち取りました ようやく被災地で皆と一緒に働けるチャンスをいただけました。
まだまだ行方不明の方はたくさんいますが諦めずにまた被災地に足を運んで1つでも情報を得られるように努力します。
被災地は警察官として一人の人間としての私の原点です。
ノースマン
男/19/岩手県
2013/03/11 19:00
とーやま校長「今警察官になったんだ。すごいな…!! よっぽど悔しい思いがあったでしょう」
よしだ教頭「もどかしさとか…色んな思いがあったと思います」
とーやま校長「こうして頑張って警察官になったんだから、活躍してほしい!頼むぞ!!」
昨日から岩手に来ていた、とーやま校長とよしだ教頭。
昨日の夕方、ある生徒に会うために、宮城県の気仙沼にも行って来ました。
とーやま校長「その生徒が、宮城県の“気仙沼のざわ”。覚えてるヤツもいるかもしれないけど…」
気仙沼は、宮城県の北の方にある港町。
津波の被害が大きかった場所。
RN 気仙沼のざわ とは、2年前の春に一度、電話で話をして…
その直後、とーやま校長と前任のやしろ教頭が、気仙沼に会いに行ったんだ。
とーやま校長「当時はまだ避難所にいて…そんな中、親がケータイを買ってくれて、SCHOOL OF LOCK!の掲示板に書き込んでくれたりしてたんだけど、、アイツ、デカかったなぁ…!野球部に入ってるから、それらしい体系だよね」
よしだ教頭「僕も身長高いほうなんですけど、横にもデカイですからねぇ」
とーやま校長「当時、自衛隊の方が仮設住宅の近くで風呂をたいてくれて、そこをいつも借りて入っていたんだよね。電話した時、“今、何が欲しい?”って聞いたら“ガッキーと喋りたい!”って言ってたな(笑)」
(それを聞いたガッキー先生は、RN 気仙沼のざわに電話してくれたんだ!!!!)
そんな彼に、昨日、久しぶりに会って来ました。
会ったのは夕方の6時過ぎ。
街も徐々に暗くなっていくところだったんだけど、とーやま校長・よしだ教頭が移動していた車に乗ってもらい、気仙沼の街を、友達の RN ゴブガリ太郎 と一緒に案内してもらいました。
気仙沼の復興屋台村「気仙沼横丁」
とーやま校長「ざわの印象は…またデッカくなったな…!って。野球の練習、一生懸命やってるからね。2年前も元気だな…と思ったけど、今回も変わらず、元気なところが見れた」
よしだ教頭「俺は…何を話していいのか…何しに行くの俺はって思ってたけど、ざわ達がすごく明るくて自然に話せました。ざわもボケてきたしな(笑) “あるある”が流行ってるのか、色んな“気仙沼あるある”を教えてもらいましたね」
とーやま校長「気仙沼の街は…、2年前に比べて明かりが増えたなって思ったよ。光ってるものが増えた。でも、まだまだ進んでいないよね…。今後、この場所はどうなっていくのかな。でも、確実に活気はある」
よしだ教頭「ざわみたいに、元気になってるヤツは確実に増えてる」
「希望のたまご」
自転車による人力発電で明かりが灯るもの!
校長が陸前高田の地産ショップで買った
大福を RN 気仙沼のざわにプレゼント
RN 気仙沼のざわ と、RN ゴブガリ太郎に、1時間以上案内してもらって…
最後、お別れする前。改めて“今、どんなことを思っているのか”を教えてもらいました。
家も、店も、まだまだ建っていない。
住んでいたところに戻れず、外灯もない場所もある。
ここで遊んだ思い出はあるのに、思い出の場所がなくなってしまったのが、今でも悲しい…
ここに色んな人に来てもらえたら、経済的にもお金がまわることを聞いた。
気仙沼に来てもらって、色んなものを見てもらいたい。
“被災地のことを忘れてほしくない”とは思わない。
“地震がきたら、津波が来る”ことを、忘れてほしくない。
自分は助かったけど、助からなかった人たちもいる。
地震は起きてほしくないけど、起きるので1人でも多く助かってほしい。
とーやま校長「俺達、日本にいるみんなのことを思ってくれてたんだよね。ずっと思ってくれてるんだ。自分だって今でも大変なのに」
我々にも、出来ることはちゃんとある。
実際に足を運べるヤツは、少しでもいいから運んで…
別に何をするわけでなくてもいい。
屋台やお店を見つけて、ご飯を食べるだけでもいい。
よしだ教頭「観光でも良いと思うんです」
とーやま校長「“綺麗だな…”とか、そういうことで良いんだよね。気仙沼のざわも、そういうことをしてほしいと思ってる。でね、忘れないですよ。常に頭の中には、もしかしたら思ってないかもしれないけど…2011年の3月11日に、こういう大きな出来事があって、自分は“こういうことを考えたらこうしよう”っていう積み重ねで今日まで来てると思ってるし…」
“最近、震災のことを思ってなかった”と、自分を責めるヤツもいるかもしれない。
でも、過去に“みんなどうしてるかな”と思う自分がいたからこそ、今の自分がある。
とーやま校長「何も気にすることはないし、思いたいときに思えばいい」
よしだ教頭「ざわは、丁寧に言葉を届けてくれましたね」
とーやま校長「俺達、ざわに負けてらんねーなって思ったよ。そう思わせてくれた。ざわ、ありがとう。ゴブガリ太郎も、来てくれてありがとう!」
よしだ教頭「ゴブガリ太郎はシャイなヤツでね…ずっとニヤニヤしてたね(笑)」
とーやま校長「そうなんだよね(笑) でも、後でざわに聞いたら“アイツ喧嘩めっちゃ強いですよ”って…!しかも、“ざわにSCHOOL OF LOCK!を教えたのは俺ですからね”って…!」
よしだ教頭「良い2人だったね」
RN 気仙沼のざわ、RN ゴブガリ太郎、本当にありがとう!!!
また、会いましょう。
昨日の昼。RN 気仙沼のざわに会う前、
陸前高田で4人の生徒にも会いました。
今度は、この4人の声を聴いてもらいたいと思います。
高校2年生の、RN Little × Braver、RN ヒタスラニsmile、RN エゴイスト。
そして、RN ヒタスラニsmileのお兄ちゃん。RN 内緒の友達。
震災が起こるまでは、陸前高田に住んでいた、幼なじみ。
陸前高田も、津波で被害が大きかった場所。
3人とも、家がなくなって、離ればなれになってしまった。
とーやま校長「Little × Braverとは、2年前の春に電話で話をしたんだけど、当時はまだお母さんが見つかっていない状態で…。そんな中でも、エゴイストの心配をしていたんだよな…」
そんな3人がそろって会うのは、昨日が1年以上ぶり。
最近になって、建物の取り壊しが活発になってきた。
街にあったものがなくなると、自分達が過ごした思い出ある風景はもうない…と感じている。
よしだ教頭「4人と会う前に、車で陸前高田の街を見ましたね」
陸前高田駅前。
今は、かろうじてホームだけが残っている
目の前に広がる風景。2年前に比べ、
瓦礫は片付き始めてはいるけど
まだ沢山の重機が活動していた。
とーやま校長「…俺は札幌なんだけど、学生時代とか“あそこ行ったな”とかあるじゃない?」
よしだ教頭「“ここで遊んだ”とか“誰と行った”とかありますよね」
とーやま校長「それがさ…なくなってしまったんだけど、それを考えたらやっぱり…辛いとかそういう言葉じゃ表せないね…でも、こうして生きてる。みんな」
RN エゴイストは、野球部。
この前も、静岡に遠征にいった…と、話してくれた。
よしだ教頭「リクライニングの利かないバスでね。エゴイストはなぜか“ゴリゴリのバス”って言ってたけど(笑)」
RN Little × Braverは、バンドを2つ掛け持ちしている。
よしだ教頭「1つは6人組、もう1つは自分以外全員女の子っていう…なんじゃそりゃ!」
とーやま校長「めっちゃ羨ましいね!」
さらに、明後日13日から、アメリカのテキサスに2週間留学予定!
RN ヒタスラニsmileは、空手部の部長。
さらに、耳コピでピアノが弾けてしまう…!
とーやま校長「すごいよね…!」
お互い変わってないとは言いつつも、ちょっとしたことで驚いたり…
とーやま校長「最初は“久しぶり”って感じだったけど、話していくうちに“仲良かったんだ”ってのが出てきたよね」
今、この4人の中で、陸前高田に住んでいるのは RN エゴイストだけ。
昨日は、このためにわざわざ集まってもらったんだけど……
午前中には、震災で亡くなられた被災者の皆さんのために、慰霊祭が行われていました。
昨年より、人が少なかったと話す RN Little × Braver。
彼が陸前高田に戻ってくるのは、昨年の夏以来。
とーやま校長「Little × Braverは慰霊祭に出るために制服で来てたんだよね。カッコよかったね。凜としてたし」
よしだ教頭「クールなイメージですね」
3人は、BUMP OF CHICKENが大好き。
RN エゴイストとRN ヒタスラニsmileは、よく2人でBUMP先生の歌を歌っていたそうなんだけど…
とーやま校長「ヒタスラニsmileが耳コピの才能を生かしてピアノを弾いて、エゴイストがそれを歌って…当時歌ってたのは、例えば、こんな曲とか…」
♪ 花の名 / BUMP OF CHICKEN
よしだ教頭「この曲を、音楽室で歌ってたんですってね」
とーやま校長「うん…!でね、俺達が話していた場所には、なんとピアノがあって。じゃあやってもらおうかってことで、エゴイストに歌、ヒタスラニsmileに演奏をお願いして、その場で聴かせてもらったんだ」
歌ってもらった曲は、BUMP OF CHICKEN先生の『 ゼロ 』。
想像した以上に上手で、全員感動…!
とーやま校長「すごいよね…!! 本当に久しぶりにやったんでしょ。ちゃんと呼吸って合うんだなって思ったよ」
よしだ教頭「ヒタスラニsmileは、久しぶりだから手が震えてたけど、間違えずにやってたね」
とーやま校長「それを見守ってたLittle × Braverも、内緒の友達も、良い顔してたんだよな。色んなことを思ってたんだろうな」
よしだ教頭「エゴイストは、喋ってた時は本当にお調子者だったからね。それで歌ったらとんでもない歌声で…すごかった」
4人に会うことが出来て、良かった。
RN 気仙沼のざわに負けず、明るい表情を見せてくれた。
とーやま校長「この歌のお陰で、色んなものが見えたな…。また3年後とかに、昨日のこと、思い出してくれたらいいな。いつでもいいから。そして、この曲を聴いてくれた生徒のみんなも“良い歌だったな”って、どこかで思ってくれたら嬉しいし、力になると思う」
『 また来てね 』
昨日の昼。
陸前高田で、Little × Braverと、ヒタスラニsmile、内緒の友達、
そして職員を合わせて9人くらいで、“かぎや”というお蕎麦屋さんに行きました。
おばちゃんが2人くらいで切り盛りしてたんだけど、
テレビで2〜3時間前に行われていた、陸前高田の慰霊祭の模様が映ってた。
陸前高田で震災によって亡くなられた方の人数が流れてたんだけど…
普段、東京に住んでみる数字と全然違ったんだ。
Little × Braverのお母さんだったり、
もしかしたら、お店のおばちゃんの知り合いがその数字に含まれてるかもしれない。
そう思って…また、何と言っていいか分からなくなっちゃったんだ。
そこからまた皆で、“好きなヤツいるのか?”とか話して…
お店を出ようとお金を払った時、
おばちゃんが“また来てね”って、一言言ってくれたんだ。
いつもよく言う言葉だし、言われたことも何回もある。
でも、その時は…
すごい言葉だなって、思った。
使い古されてる言葉だけど、“また来よう”って、思った。
おばちゃんも些細な気持ちで言ったかもしれないけど、
普段、よくある言葉でも気持ちを込めたら、
ちゃんとした言葉になるんだって、思ったんだ。
だから俺は、
もう、みんな何回も聴いてるかもしれないけど、
しつこいって思っちゃうかもしれないけど…
それでも俺は、気持ちを込めて言いたい。
頑張ろう、東北!
また、来ます!
とーやま校長「俺達、明日東京に戻るけど、また遊びに来る!温かく迎えてくだサイ☆」
よしだ教頭「美味しいもの、食べに来ます!!」
とーやま校長「食べさせてください!」
SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!
また、明日!
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【オンエアリスト】
22:05 アネモネの咲く春に / ASIAN KUNG-FU GENERATION
22:13 LOVE / FoZZtone
22:25 TOMORROW / 岡本真夜
22:37 小さな恋のうた / 新垣結衣
22:52 ひかりのまち / 中田裕二
23:08 ボイル / サカナクション
23:18 ミュージック / サカナクション
23:39 花の名 / BUMP OF CHICKEN
23:51 Smile / BUMP OF CHICKEN
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【とーやま校長より】
岩手来てうまいもん食って良い景色見て、良い事しかない!!
また来ますわ、ありがとう。
校長のとーやま
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【よしだ教頭より】
岩手で会った彼らに「頑張ってください」と言われてしまいました
もう前を向いてる子もいます。頑張ろう、日本!!
よしだ教頭
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