サカナクション 山口一郎先生来校!!
音学進路相談室!!

生放送 2016.2.25 木曜日

160225_sol01.jpg


『 連絡ボード 』

SCHOOL OF LOCK!の最新情報が、
校長・教頭の耳に入るよりも先に更新されるでお馴染みの連絡ボード、
その3月分が更新されています。

3月1日(火)は…
i-dio(アイディオ)開局記念!
未来のメディアについて考える授業をします!

TV、ラジオ、新聞、雑誌など色々なメディアのジャンルがあるけど、
実は3月1日にi-dioっていう新しいメディアが始まります。

生徒のみんなも校長・教頭もよく分からないと思うので、
この日はメディア詳しいおじさん、i-dioに詳しいおじさんとして、
慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授の中村伊知哉先生を迎えて、
未来のメディアの授業をお届けします!

生徒のみんなからも今のうちに、
未来のメディアに関する質問、メッセージを募集。
未来のメディアがどんな姿になるのか?
i-dioって何なのか?
何でも大丈夫です。質問メッセージを送ってきて下さい。

さらに3月3日(木)は…
TOKIO 長瀬智也先生が2度目の来校!
前回の授業のときもすごかったけど、
また楽しい授業を送ってくれると思います!
みんな楽しみに待っててね!!

160225_sol02.jpg


そして本日の生放送教室には…
SCHOOL OF LOCK!の“音を学ぶと書いて音学”の講師、
サカナクション山口一郎先生が2ヶ月ぶりにSOLに登場して
「音学進路相談室」を開催!

“将来、音楽でご飯を食べたいと思っている”そんな生徒の話しを聞いていきたいと思います!
他にも「曲作り」「作詞」「演奏」に関する悩み相談、
ミュージシャンだけじゃなくて、音楽関係の仕事に付きたいというのでもオッケーです。

メッセージは学校掲示板もしくはメールから送って下さい!!

というわけで、今夜の生放送教室にはサカナクションの山口一郎先生が登場!!

一郎先生「はい、授業を始めますから席に付いて下さい。マンガを読んでいる生徒は、マンガをしまいなさい。Twitterを開いている生徒は、Twitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人は、インスタを一度ログアウトしなさい。授業が始まりますヨ!サカナクション山口一郎先生デス!」

160225_sol03.jpg



とーやま校長「ちょっと英語なまりがありましたけど…(笑)どこかに留学されていたんですか?」

一郎先生「ニュージ―?」

校長・教頭「ニュージ―!(笑)」

あしざわ教頭「略し方がすごい(笑)」

とーやま校長「改めまして、チャオ!」

一郎先生「チャオ!2ヵ月ぶりですよ!」

とーやま校長「1月から3月までサカナLOCKS!を休講していましたが、4月から再び戻ってきてくださるという事で!」

一郎先生「戻ってきていいんですか?」

あしざわ教頭「もちろんですよ!」

とーやま校長「生徒のみんなは楽しみに待っていますよ!一郎先生は今お忙しいでしょ?」

一郎先生「ツアーの真っ最中ですね」

とーやま校長「昨日も東京国際フォーラムでライブを終えられて、今週末は大阪…。ツアーはどうですか?」

一郎先生「絶好調です!久々のツアーなので、ベースの草刈が妊娠出産でライブを休んでいて、ようやく全国を細かく回れるのでメンバーも充実していますし、チーム全体が良い空気でライブできていますね」

とーやま校長「ちなみに、一郎先生。これ……」

一郎先生「あ!気付いていたけど言わなかった」

とーやま校長「なんで言ってくれないんですか〜!NFの8分丈くらいのネイビーのやつ、売り切れだったんで知り合いの方に頼んで買ってもらって着ている状態なんです」

一郎先生「似合ってない!!」

全員笑い

とーやま校長「一郎はキツイよね…」

あしざわ教頭「厳しい一言いただきましたね(笑)」

とーやま校長「一郎先生、僕に厳しくないですか?今もダサいって言われたし、忘れもしませんよ!いつかのサカナLOCKS!の最後で“とーやま校長の踊っている所想像してみたらダサい”って言ったんですよ!」

一郎先生「じゃあ、一緒に踊ってみましょうよ!」

160225_sol04.jpg


軽快なダンスミュージックがかかり始め、踊るとーやま校長でしたが……

一郎先生「きもっ!ニヤニヤして踊るのやめよう?」

とーやま校長「酷いね!(泣)ニヤニヤしてました?」

あしざわ教頭「独特な手の動きは何なんだ?(笑)」

とーやま校長「もう一郎先生の前では踊らない…」

そんなやりとりの後、携帯を見ながらなんだか落ち込んでいる一郎先生……

とーやま校長「どうしたんですか?」

一郎先生「校長のダンスをキモいキモいと言っていたら、若干ディスられた…」

とーやま校長「凹んでるぞ!(笑)」

あしざわ教頭「一郎先生はユーモアで言っているんだぞ(笑)」

160225_sol07.jpg


一郎先生「校長だからキモいって言っているだけで、校長のキモく踊っている姿も僕からすると、美しい!」

とーやま校長「急なフォロー!(笑)自由に踊って良いっていう事ですよね?」

一郎先生「そうなんですよ!」

その言葉を聞き、立ち上がって踊るとーやま校長!

160225_sol19.jpg


〜♪

一郎先生「キモッ!!!」

とーやま校長「ちょっと!」

一郎先生「キモいけど、美しい!」

とーやま校長「褒められた!(笑)さて、この2か月間、一応サカナLOCKS!は休講という事になっていますけど、色々活動されていますよね!」

映画「バクマン。」の音楽が日本アカデミー賞で優秀音楽賞を受賞!!

さらに、『Miu Miu』という女の子の憧れブランドが行っているプロジェクトで、河鹹照さんが手がけるショートフィルム『SEED』の劇中音楽を担当!


一郎先生「Miu Miu はPRADAの姉妹ブランドなんです。河瀬直美監督は、カンヌで賞を受賞したりしている世界的に有名な監督さんで、僕も映画がすごい好きだったんですけど、たまたまこういう企画があるので音楽をお願いできませんか?という事でやらせてもらったんです。面白かったですよ!」

とーやま校長「どんな音楽を作られたんですか?」

一郎先生「ショートフィルムのテーマが『奈良』だったので、お堂に行ってレコーディングしたんですよ。ドラムセットとか組んで、そこの空気を録音しようと!」

あしざわ教頭「すごい!」

とーやま校長「どういう音の違いがあるんですか?」

一郎先生「実際にスタジオで録った方が綺麗に録れるし最高なんですけど、奈良のお堂で録ることで、そこで演奏したんだっていう事実を収録したかったんです。なので、アレンジもそこで考えたし、そこで作曲したといっても過言ではないです。コンセプトがあるっていうのは映像に音を付ける部分での面白さだったりしますね」

160225_sol05.jpg


さらに、またしてもタイアップソングを制作します!アネッサCMソングをサカナクション先生が担当!

とーやま校長「こちらはもう進んでいるんですか?」

一郎先生「もうCMも曲も出来ていますよ」

とーやま校長「どんな感じかヒントだけもらっていいですか?」

一郎先生「資生堂の人とCMの打ち合わせをしたんですけど、日焼け止めのCMの打ち合わせなのに僕、釣りに行って全身真っ黒だったんです…」
全員笑い

とーやま校長「CMの話無くなってもおかしくないですよ(笑)」

一郎先生「めちゃくちゃ日焼けしちゃってたんです(笑)。でも、日焼け止めについて研究して、どういう成分が入っているのかとか、どういうイメージで売り出すのかとか聞いて作りました!」

とーやま校長「近々見ることも出来るんですか?」

一郎先生「出来ます!ちゃんとよそ行きに作ったから。『新宝島』の後にくるシングルとして、自分たちがアプローチしたい方法も考えたし、CMの中でも抜けが良いような感じで、歌詞も結構挑戦しましたよ!」

とーやま校長「楽しみです!そして、サカナクション先生がオーガナイザーを務めるパーティー「NF」も1月に開催されていまして…」

あしざわ教頭「これ、僕行かせていただいたんですよ!」

一郎先生「来てましたね!なんかファッション雑誌にスナップ撮られていましたよ」

とーやま校長「見た見た見た!!」

一郎先生「普段見せない、ちょっと女子ウケする表情でね」

あしざわ教頭「違うんですよ〜!良かったら撮らせてくださいという流れでね?」

一郎先生「いや、オシャレでしたよ!」

あしざわ教頭「本当に楽しかったです!一番驚いたのは、音楽も素晴らしかったんですけど、映像が!DJブース全体に出るんですけど、立体的なんです。音に合わせて立体が渦巻いてるみたいになって、アトラクション見てるみたいな感じもあって。それを見ながら踊ったりすると我を忘れてしまう感じになって、楽しい時間を過ごさせてもらいました!」

一郎先生「ありがとうございます!みんなで深夜に夜遊びする感覚って良いですよね」

あしざわ教頭「夜ってワクワクするんですよ!」

とーやま校長「更に、全国ツアー『SAKANAQUARIUM2015-2016“NF Records launch tour”』の真っ最中ですが、すでに追加公演も決まっています!」

あしざわ教頭「4月9日土曜日と10日日曜日、幕張メッセ国際展示場ホール9-11です!」

とーやま校長「3万人とか余裕で入っちゃう所ですよね」

一郎先生「そうですね。2日で3万人くらいにしようと思っていて、あまり大きくすると音が届かなかったりとか、音が良くなくなるかなと思っていてその辺は考えている最中ですね」

160225_sol06.jpg


とーやま校長「ちょっと情報量多いから、1回曲聴かせてください!」


♪ 新宝島(2015年10月27日 日本武道館公演) / サカナクション


とーやま校長「いきなりライブバージョン流れるから皆もびっくりしたでしょ?俺、この公演観てました!やっぱりめっちゃカッコいいわ!!あんなにギターソロで盛り上がるってなかなか無いですよね」

一郎先生「そうですね。曲の中でも美味しい位置にギターソロがあるのでね」

とーやま校長「あの瞬間、“待ってました!!”だもんね!」

あしざわ教頭「新曲が一番盛り上がるってそうそうないと思いますよ!」

一郎先生「初オンエアですよ!」

とーやま校長「ありがとうございます!嬉しい!!」


そしてここからは、サカナクション山口一郎先生を迎えて「音学進路相談室」!!!

とーやま校長「我が校の生徒にも将来、音楽でご飯を食べたいと思っている生徒が沢山いると思うんですけど、そういった生徒の進路相談に乗っていこうと思います!」

一郎先生「素晴らしい!」

あしざわ教頭「音楽を作る上で悩んでいる事がある生徒からの相談も受け付けます!」

一郎先生「音楽って教わるものじゃないと思っていて、感じるものだし、ミュージシャンが何かを教えるっておこがましいじゃないですか。だから、一緒に考える場になったらいいなぁって思います」

とーやま校長「一郎先生が思った事を生徒に届けてくださればそれで良いと思います!」

一郎先生「音楽って何だろう。っていう所もありますしね。僕はヘアメイクやスタイリストも音楽の映像を作る監督とかも音楽の一部と思っていいんじゃないかと思っているんです」

とーやま校長「よろしくお願いします!」

まず最初に逆電した生徒の音楽についての悩みとは……

とーやま校長「もしもし!校長のとーやまです!」

ふじかれ☆ 北海道 16歳 女性 高校1年生

ふじかれ☆「北海道、高校1年生、ふじかれ☆です!」

とーやま校長「早速だけど、何を相談したいの?」

ふじかれ☆「音楽で食べていく決断の仕方を教えてください!」

とーやま校長「これはどうして聞きたいの?」

ふじかれ☆「私は、3歳からピアノをやっていて小学校の頃にピアニストになりたいっていう夢が出来ました。でも、ピアニストってやっぱり狭き門だし、中学校の時に一度イヤになったりして、高校では軽音部に入ってキーボードをやって、バンドみんなで合わせる楽しさで心が揺らいでいます。一郎先生はどうやって決断したんですか?」

一郎先生「僕ね、音楽で食べていこうって決断した瞬間って無いんですよ。自然と音楽をやっていたんですよね。親の仕事を手伝いながら淡々と自分の曲を作り続けていく内にデビュー出来たんです。だから、このタイミングで“音楽で生きていくんだ!”って決断は無く、音楽をひたすら追いかけていたというか。でも、その間にやりたい音楽とか、目指している音楽はどんどん変わっていったんだよね。ふじかれは、ピアノで生きていきたいって思っているけど、バンドをやってその楽しさをおぼえちゃって、ピアノ一本でいく事に自信が持てないみたいな気持ちでいるんだと思うんだけど、逆に僕はキーボードの道を見つけたっていう事は大きな進展なような気はします」

とーやま校長「進んでいると!」

一郎先生「うちのキーボードの岡崎も元々クラシックのピアノをやっていて、そこから無理やり僕が誘って、サカナクションでキーボード弾いてもらうことになったんですよ。だから、そういう風に自分がピアノをやっていたことで自分のやりたい音楽を見つけていくきっかけになったんだったら、これは進歩のような気もするし、別に就職したり大学行ってもいいんじゃないかなと思ってる。その中で音楽を続けていけば良いし、人生みたいなものがちゃんと歌になっていったり、曲になっていくものだと思うから。これで生きていくんだ!って突き進む必要はない気がするな」

160225_sol09.jpg


とーやま校長「決断しなきゃ!って思い過ぎがちじゃないですか。そうじゃなくて、ありのままでも良いんですよね」

一郎先生「音楽をどれだけ好きでいられるかだと思うよ。音楽が好きで、その気持ちがどれぐらい長く続くかだと思う!」

とーやま校長「一郎先生の話聞いてみてどう?」

ふじかれ☆「決断の仕方を探していたので、今やりたい事をひたすらやるのが良いのかなって思いました!」

一郎先生「何やっていたって音楽は出来るから」

とーやま校長「好きな気持ちを持ち続けて、やれること頑張ってやっていこう!」

ふじかれ☆「はい!ありがとうございました!」

160225_sol08.jpg



♪ ミュージック / サカナクション


一郎先生「うちのベースの草刈も、サカナクション入る前は普通に大学の職員でしたからね。大学の職員やりながらバンドやっていたからね」

とーやま校長「どっちもやるっていうのは不可能でも何でもないんですね」

一郎先生「うん、出来る出来る!」

あしざわ教頭「決めつけなくて良いという事ですね!」

160225_sol10.jpg


続いて、一郎先生に進路相談をしたいという生徒は…

swoon 東京都 15歳 女性 中学3年生

とーやま校長「中3という事だけど、受験生?」

swoon「受験生です!ちょうど昨日試験が終わりました!」

とーやま校長「おお〜!お疲れ!結果はいつ分かるの?」

swoon「3月2日です!」

あしざわ教頭「良い結果であることを祈っているぞ!」

とーやま校長「そして、swoonも進路について相談したい事があるんだよね?」

swoon「はい。私は将来レコーディングエンジニアになりたいんですが、女性でもやっていけますか?」

一郎先生「女性のエンジニア沢山いますよ!」

とーやま校長「すみません、一郎先生。そもそも、エンジニアって何をされている方なんですか?実際何をしているのかよく分かっていなくて…」

160225_sol11.jpg


一郎先生「レコーディングエンジニアっていうのは、ミュージシャンが作った音楽をレコーディングする仕事なんです。せーの!で全員で演奏した音を、バラバラにしてミックスして一つの曲に完成させる仕事の人ですね」

とーやま校長「サカナクション先生のエンジニアの人はお一人ですか?」

一郎先生「今は二人います。『シンシロ』っていうアルバムの時からレコーディングしてくださっている浦本雅史さんという方と、『さよならはエモーション』っていう曲があるんですけど、あれは女性エンジニアなんですよ」

とーやま校長「おお!!」

一郎先生「グリコちゃんっていう子が録ってくれているんです。20代後半かな」

とーやま校長「結構お若い方なんですね」

一郎先生「今はレコーディングエンジニアは女性の方が多いかもしれない」

とーやま校長「これは良い情報じゃない?」

一郎先生「男の子は根性無いから、すぐ辞めちゃうんだよね。レコーディングエンジニアってめちゃくちゃ大変なんですよ!」

とーやま校長「どういう所が大変なんですか?」

一郎先生「例えば、僕らがレコーディングする時に12時とかに入って、次の日の朝8時とかまでやるんです。僕らは一度帰るけど、エンジニアたちは片づけをしたり、最後に音をまとめたりする作業をして、またお昼に僕達が来るわけですよ。その場でちょっと寝てすぐにレコーディングとかなの」

校長・教頭「ええ〜〜〜っ!」

160225_sol12.jpg


一郎先生「レコーディング期間中は本当に眠れなかったり、眠たいの我慢しなくちゃいけなかったり、集中を途切れさせれないから、めちゃくちゃ大変な仕事なんですね」

とーやま校長「swoonは、そういう話は知ってた?」

swoon「はい!知り合いにレコーディングエンジニアを目指していたので聞いた事はあります!」

とーやま校長「そもそも、なんでエンジニアを目指そうって思ったの?」

swoon「元々、小学5年生の時から音楽に関わる仕事がしたいなって思っていたんです。それで、小学校6年生の時からサカナクション先生の大ファンで…」

一郎先生「ありがとうございます!」

swoon「レコーディング風景とかでエンジニアさんを見かけていて、その時に音楽を一から作る人じゃなくても音楽作りに関わることが出来る職業って素晴らしいなと思ってなりたいなと思いました」

一郎先生「女性のエンジニアはたくさんいますし、女性と男性だと曲の捉え方が違ったりするんですよ。同じ曲でも音の混ぜ方によって雰囲気が全然変わるんですね。エンジニアが良いとダメな曲も良くなったりするの」

とーやま校長「そのエンジニアさんそれぞれの解釈なんですね」

一郎先生「僕らの場合ですけど、エンジニアさんが、“この曲ギターいらないよね”って言ってミュートしちゃったり。すると、その代わりにこういう音入れようよってアレンジに関わってくる事もある」

あしざわ教頭「作曲に携わってますよね」

一郎先生「レコーディングエンジニアはプロデューサーみたいなことしている人いっぱいいるんですよ。録りながらリアレンジをしていったり、アドバイスしたりする人も沢山いる」

あしざわ教頭「ある種、客観的に物事を判断してくれる人なんですね」

一郎先生「けど、いろんなジャンルの音楽を平等にしっかり聴いたうえで自分の音楽の解釈を持っている人が良いエンジニアですね。あと、メディアに対応できるミックスが出来るか。作品によってどうミックスするかというのを意識出来たりするエンジニアとかは優秀ですね」

160225_sol13.jpg


とーやま校長「というと?」

一郎先生「テレビで流れる時にはちゃんと歌が聴こえるようにミックス出来るかとか。CMとかだったら、ナレーションの後ろで歌うわけだから、ナレーションの声にかぶらない帯域で歌をミックスするとかね」

あしざわ教頭「そんなことしているんですね!」

一郎先生「ラジオとかでも色んなミュージシャンの曲が流れると、急に音量が小さい曲とかないですか?それはマスタリングっていう作業なんですけど、音量を持ち上げてないからなんです」

とーやま校長「昔に発売されたCDは音が小さかったりするやつですか?」

一郎先生「そうです!持ち上げるっていう事は、音がパンパンに入っているから聴いていて疲れちゃうの。だけど、詰めてない曲は自分で調節が出来るから奥行きがあって優しく聞けるのね。マスタリングとかはまた別のエンジニアがいるんだけど、レコーディングエンジニアとマスタリングエンジニアって繋がっているから、そこも理解できてないといけなかったりするんですね」

あしざわ教頭「奥が深いな〜!」

とーやま校長「目からウロコな話ばかりだったんじゃない?」

swoon「驚きました!」

一郎先生「自分でミックス始めてみたら良いと思うよ。やってみたりしてる?」

swoon「マスタリングというよりはDJセットがあるのでそれをいじったりしています」

一郎先生「一つ一つの楽器の音をまとめて1曲に作り上げるっていう作業を今の内からやっておくと参考になると思う。後は、録る技術になるから。現場に行ったら強制的にやることになるから、今のうちにミックスの勉強をしておいて機材の勉強もして、現場でアシスタントをガンガンやること!」

とーやま校長「へー!」

一郎先生「好きな作品があったら、クレジットとかにどこのスタジオで録ったとか書いてあるから、見学しに行ったりするのも良いと思うよ。僕たちは最近青葉台のスタジオでやっているんだけど、そこには女性のアシスタントがいるよ」

とーやま校長「そことかにも行っちゃってみたりとか…」

一郎先生「全然良いと思うよ!見学させてくれると思う」

swoon「本当ですか!すごい…!」

一郎先生「しっかりと説明して、勉強したいんですって言えばさせてもらえると思うよ」

とーやま校長「すごい!!この放送録音したやつ持って行こう!(笑)」

あしざわ教頭「証拠です!って(笑)」

一郎先生「その代わり、めちゃくちゃ夢が壊れると思うよ。相当厳しいし、すごい空気感だから。その中で音楽が産まれていくっていう事を一瞬楽しむことが出来なくなるかもしれない。純粋なリスナーでいられなくなるかもしれないけどね。でも、本当に目指すんだったらそれくらい行動力を示さないとやっていけない仕事だと思います」

160225_sol14.jpg


とーやま校長「こういう話を聞いてみてどう思った?」

swoon「知らない事がいっぱいあって、男性社会だと思い込んで書き込みをしたので、少しは頑張ろうかなって気持ちになれました」

一郎先生「一番怖い事って、“知らない”っていう怖さを、それすら知れない事だと思うんだよね。何でも知った方が良いと思う。知ったうえで楽しければ入っていけばいいし、どんどんチャレンジするべきだと思います!応援しますよ」

swoon「ありがとうございます!」

とーやま校長「いつかサカナクション先生のレコーディングにいることもあるかもしれないからね!」

あしざわ教頭「クレジットに載ってたらたまらないよなぁ」

とーやま校長「ありがとうな!頑張れよ!!」

swoon「ありがとうございます!!」


♪ さよならはエモーション / サカナクション


一郎先生「劇盤のダビング(演技に音を当てていく作業)っていう作業の時に、僕たち初めて映画のダビングのスタジオに行ったんです。メンバー全員空気に飲まれちゃっておとなしくなっていたんだけど、着いてきたグリコがすごい頑張ってくれて、映画音楽の人に一生懸命説明してくれて、みんな職人だから最初は面食らっていたんだけど、ちゃんとセッション出来ていたんです。
エンジニアって、僕らはやってもらうだけの人だと思っていたんだけど、仲間なんだというのを再確認しました」

とーやま校長「その時のサカナクション先生のみんなの気持ちも背負って言ってくれてるんですね」

一郎先生「あんなアクティブなグリコ見たの初めて!」

とーやま校長「カッコイイなぁ!」

最後に逆電した生徒のお悩み相談とは…!

ふななまる 愛知県 16歳 男性 高校1年生

ふななまる「『新宝島』のような世界観がある曲を作るにはどうしたらいいんですか?」

とーやま校長「これはどういう事?」

ふななまる「中学校2年生からバンドをやっているんですけど、いつも暗い曲ばかりで前を向けるような曲が作れないんです」

とーやま校長「バンドの中ではふななまるが作詞作曲してるの?」

ふななまる「曲はDJと一緒に作っています」

とーやま校長「バンド編成はどんな感じ?」

ふななまる「ピアノ、ギター、DJです!」

とーやま校長「セカオワ先生みたいな感じなのかな」

一郎先生「世界観、明るい曲を作るにはどうしたらいいかって事なんだけど、僕が曲を作り始めたのは中学校2年生の頃からなんだけど、明るい曲なんて1曲も無かったよ!当時は、というかデビューして2作目くらいまで明るい曲なんて持ってなかった」

あしざわ教頭「最初は明るい曲つくろう!って思って作るものなんですか?」

一郎先生「人に向けて音楽作ろうっていう意識は別に持つ必要ないと思う。自分が作りたい音をひたすら作り続けていく内に自分が作りたい曲って何だろうって分かってくるから。それが達成できてから、工夫して他人に受け入れられるものを作ろうって考えていかないと順序が逆になっちゃうと思うよ?人に受け入れられたいがために音楽を作ることになっちゃうじゃん」

160225_sol15.jpg


ふななまる「はい」

一郎先生「自分が体験したり、自分が考えていることで寂しいことやセンチメンタルなことであれば、それはそのまま曲にすべきだと思うけどね」

とーやま校長「自分の中から出てくるものと向き合うというのが今は大事なんですね」

一郎先生「たくさん恋愛して、たくさん失恋して、いっぱい泣いて、デカい石をひっくり返した時のような、そういう爽快な気持ちでどんどん曲を作ったりした方が良いと思うけどね。今の音楽界の速い流れの中で流れに乗る事を考えたら絶対苦しくなるし、自分がこれ!っていうものを見つけることに人生をかけて行った方が堅実な気がします」

とーやま校長「ふななまる、どう?」

ふななまる「音楽を自分のやっていく中で楽しむ事を中心にして、人に届けるとかはまだ後でついてくるものだと思っているから、まずは楽しむために曲を作っていこうって思いました!」

一郎先生「俺はふななまるが自分の中で大好きって思う曲を聴きたいな。皆が良いと言うので作りました、どうですか?って言われても僕は良いって言わないと思うよ?」

とーやま校長「良い言葉いただいたな。ちなみに未確認フェスティバルはどう?」

ふななまる「参加します!」

とーやま校長「お!じゃあ一郎先生が聴く機会も絶対にあるってことだ!待ってるよ。ありがとう!」

ふななまる「ありがとうございます!」


本日の授業はここまで!最後はいつも校長に黒板のメッセージを書いてもらいますが、本日は一郎先生に書いてもらいました!

160225_sol16.jpg


『 僕も新しいバンドやりたい 』

僕はサカナクションだし、サカナクションの一番のファンなんですよ。
なんですけど、高校生とかになってバンドを新しく組んで、新しい音楽を作っている子たちの話を聞くと良いなぁって思うし、僕も新しいバンドとして再デビューしたいな。
今、自分がバンドを組んでこんな事やったらウケるだろうなとか、流行るだろうなみたいな、ふななまるに言っていた事と真逆なんだけど、超戦略的なバンドをやりたいな!(笑)

160225_sol17.jpg


とーやま校長「的確な愛のあるアドバイス、そして綺麗事だけじゃなくて真実を伝えてくださっているのが生徒に対して本当にありがたいことだと思いました!」

一郎先生「音楽に対する夢の持ち方も、時代が進むごとに変化するべきだと思うんですよ。ギターヒーローカッコいい!とかだけじゃなくて、色んな事を知る時代になったわけだから、そこも進化すべきかなと思って、率直に話をさせていただきました」

とーやま校長「今日の話を聞いた3人以外の生徒も、自分の思う所とか、確かにそうだ、って思っていると思うんです。それを励みにして乗り込んでいってほしいよね」

あしざわ教頭「背筋がグッと伸びた状態でみんな聴いていたと思います!」

とーやま校長「ちなみに、黒板からのビジョンとかあるんですか?」

一郎先生「もし、僕が新しいバンドをやるなら80年代90年代のアイドルとかをガチのバンドでやる!荻野目洋子さんとかね」

あしざわ教頭「それ絶対カッコいいでしょ!」

とーやま校長「一郎先生はどうするんですか?」

一郎先生「僕は後ろのDJブースに何も置かずに、見えないように踊っています」

あしざわ教頭「どういう存在なんですか(笑)」

とーやま校長「でも、面白そうだな〜!(笑)」

160225_sol18.jpg


一郎先生、本日はありがとうございました!
4月からのサカナLOCKS!も楽しみに待っております!

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
【逆電リスナー】
ふじかれ☆ 北海道 16歳 女性
swoon 東京都 15歳 女性
ふななまる 愛知県 16歳 男性
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
【オンエアリスト】
22:05 Klee / サカナクション
22:26 Bitch I'm Madonna(feat.Nicki Minaj) / Madonna
22:29 もんだいガール / きゃりーぱみゅぱみゅ
22:41 新宝島(2015年10月27日 日本武道館公演) / サカナクション
22:51 ミュージック / サカナクション
23:19 Origin / KANA-BOON
23:38 さよならはエモーション / サカナクション
23:46 フクロウ / サカナクション
23:49 「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」 / サカナクション
23:53 ダンシング・ヒーロー(Eat You Up) / 荻野目洋子
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
一郎先生!
やっぱり好きだよ一郎先生!
サカナLOCKS!楽しみに待ってますよ!
 
校長のとーやま
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
やっぱり一郎先生はキビシイ!!
けれどそれは愛ゆえ!!
帰ってくるのを楽しみにしています!
 
教頭のあしざわ
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
- Prev                 Next -
<   2016年2月   >
MonTueWedThuFriSatSun
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
29      

RSS

QRコード 画像
MOBILE SITE