* 放 送 後 記 *

【 序章 】の書

伝説のカコモンと呼ばれるモンスターが、とある勇者によって封印されてから、50年。この世界は、動物、人間、そしてカコモンと呼ばれるモンスターが、仲良く暮らしていた。


茂木:おばあちゃん!クララおばあちゃん、死んじゃいやだよ!

クララ:ああ、茂木よ。よく、お聞き。私が死んだら、伝説のカコモンが復活する。

茂木:え?あのおじいちゃんがよく話をしてた、恐ろしい伝説のカコモンが復活って、ど、どういうこと!?

クララ:50年前、伝説のカコモンを私が封印した。しかし、私が死ぬとその封印の効力が切れて、復活してしまうの。

茂木:待ってよ!伝説のカコモンが復活したらどうなっちゃうの!?

クララ:この世界にいるカコモンたちがモンスターとなって暴れ出し、人々に危害を与えてしまう。

茂木:ええ!?あんなに優しいカコモンたちなのに!?

クララ:茂木、世界平和のために、伝説のカコモンを倒して。

茂木:ええ!?何で僕が!?そんなのどうやって?

クララ:…伝説の呪文よ。

茂木:で、伝説の呪文!?

クララ:そう。伝説のカコモンを永遠に封印できる、伝説の呪文があるらしいの。その呪文は、勇者の血を引いているものしか使う事ができない。あなたは、伝説の勇者の血を引いている。だから、茂木、伝説のカコモンを再び封じ込めて……あああ。うぅ。

茂木:おばあちゃん!おばあちゃん!クララおばあちゃーーーーーーーーーーーん!!!

村人:た、大変ですーー!!カコモンが急に暴れ始めたんです!

村人:え、あんなに優しかったカコモンが…!?も、もしかしたら!……伝説のカコモンが復活したのかもしれない!?

村人:伝説のカコモン!?


『伝説のカコモン復活』
そのニュースが全世界に一斉に届いた。


茂木:僕が、伝説のカコモンを…倒す!?


伝説のカコモンを封印するため、勇者の血を引く茂木は、冒険の世界に旅立つのだった。


カコモンクエスト2〜伝説の呪文〜

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