封印されていた伝説のカコモンが50年の時を経て復活。勇者の子孫、茂木は、冒険に出る準備をしていた。


茂木：僕に、伝説のカコモンが倒せるのか。クララおばあちゃんが古い本をくれたけど、ん？『攻略本』って書いてあるな。なんだかよく分からないけど、読んでみるか。まずは、これは！『カコモンの倒し方』!?カコモンを倒すためには、カコモンが出す問題に答えなければならない。もし、問題に答えられなかった場合は、すなわち「ゲームオーバー」を意味する。ゲームオーバーにはなりたくないな。他には…。

茂木：なんだこれ、「菱垣廻船の書」？江戸時代、大阪から江戸に向けて日用品を運んだ船、「菱垣廻船」。大阪の堺商人がつくり、菱形のマークが、船についていたことから、菱垣廻船と呼ばれた。江戸時代、海の運送を担った重要な廻船である。

茂木：おお！そうか、この本があれば、問題出されても、カコモンなんて簡単に倒せるじゃないか！…あっ！村長！

村長：ハァ、茂木よ、大変じゃ。我が村のシンボル、センター塔が、カコモンによって、占領されてしまった。頼む、茂木よ。センター塔を取り返してくれ。

茂木：センター塔……。

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こうして茂木は、センター塔へと向かうことになる。

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