* 放 送 後 記 *

【 暗順応 】の書

伝説のカコモンを倒すため、伝説の呪文を探している、勇者茂木。シダイ洞窟の一番奥に、伝説の呪文にまつわる何かがある、ということを知った茂木は、セーブを完了し、洞窟の奥へと進んで行く。


茂木:セーブしたってことは、この洞窟の一番奥はもうちょっとってことなのかな?おお、下に降りる階段だ…と思ったらカコモン!

カコモン:ひゃっほー!この先には行かせないぜ、ひっひっひ!この生物の問題に答えてみなー!

「明るい所から暗い所に入ると、初めは物が見えにくいが次第によく見えるようになる。このような現象を何と言うんだいー?」

茂木:そういえば僕も暗闇に目がだんだん慣れてきたよなー!攻略本、攻略本!あぁ、これだ!


光を感じる『桿体(かんたい)細胞』という細胞の中で光を感じる物質が増えることによって起きる現象。この現象は……


茂木:いくぞー!「暗順応」!!!

カコモン:かぁ〜正解…。

茂木:よし!正解した!カコモン?カコモン?

カコモン:あれあれ?僕はなにを…?

茂木:もういいんだよ!正気に戻ったから、大丈夫!大丈夫!

カコモン:あ、ありがとうございます〜

茂木:ところでこの階段の下に、何かあるの?

カコモン:んー、とんでもなく恐ろしいカコモンがいますね。

茂木:恐ろしい?そいつを倒すと、伝説の呪文がもらえたりするの???

カコモン:倒すと?もらえるとしたら、伝説の呪文の何か、だっけな。

茂木:え?伝説の呪文の何か?何かってなんだよ!

カコモン:何かってなんですかねー。

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