
新聞の「525」

新聞には、1ページあたり平均7000文字の活字が並んでいる。
これはどういう事を意味する数字なのか?
全30ページある新聞は、400字詰め原稿用紙で換算すると525枚分の文字数があることになる。
つまり新聞を隅から隅まで記事に目を通すというのは、小説を2冊分読んだのと同じ事なのである。
しかし、私たちは毎日2冊の小説を1年間読み続ける事は出来ない。
つまり、新聞には、毎日毎日、決して読むことのない文字たちが溢れている事となる。
想像してみよう。
誰からも読まれることなく消えていく文字が日常に溢れている事実を。 |
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