
タツノオトシゴの「16」

あの、不思議、としか言いようのない姿をした、海の生き物、『タツノオトシゴ』。あんな形をしながらも、実は、れっきとした、魚の一種。
元々は、サンマをさらに細長くしたような形だったらしい。
このタツノオトシゴは、魚類の中で・・・・・・だんとつに、遅い。
泳ぐ速さは・・・時速16メートル。
どれだけ必死に泳いでも、1時間に16メートル。1分で27センチしか進まない。どーーーーー見ても、波に流されているようにしか見えないが、それでもタツノオトシゴは、小さな背びれと尾びれを動かして頑張っている。でも、流されていく。
想像してみよう。
1時間丸まる、どれだけ全力で走っても、たった16メートルしか進んでいない、このもどかしさを・・・・・・・
|
|
|
|