 |
12月18日の世界動物園は・・・ |
back next |

スーパーヒナ鳥
ツメバケイ

ここは南アメリカ大陸、アマゾン川の流域。この川沿いの木の上で鳴いているのが・・・ツメバケイです。
見た目はキジに似ている、この鳥の特徴は、なんといってもツメ。ツメが足だけじゃなくて、翼の先っちょにも、手のように生えているという、とても珍しい鳥です。
だから、名前も、『ツメバケイ』というんですが―・・・そうなんです。
オトナのツメバケイには、ツメが、ありません。だから正直、あっちは見なくて結構です。見てほしいのは・・・巣にいる、ヒナのほうです。
生まれて2週間。羽根が生えると抜け落ちてしまう、ツメ。実は、ツメバケイのヒナは、このツメで敵から自分の身を守っているんです。
ワシやサルなどの天敵が、ツメバケイの巣を襲ってきた場合、親鳥は何と、わりとあっさり逃げ出します。 絶体絶命の大ピンチ!! そのときヒナは・・・何と自ら、下に流れる川にレッツ・ダイブ!!!
敵があきらめたのを見計らって、川から上がり、木にツメを引っ掛けてガンガン登る!!! そして巣に無事到着!!!
同じ地球に住む私たちの仲間、ツメバケイの親は、自分の名前を、コドモの特徴で付けられてしまっても、私たちにこう語りかけます。
「親がダメだと、子が育つ」
参考文献: 『 おかしないきもの コスモトゥーワン 』
|
|
 |