 グルメは完全拒否をする ダイオウイカ 
ここは、美しい青が広がる、ニュージーランドの海。この海の奥深く、水深、約1000メートルの場所にいるのが、世界で最も巨大なイカ、「ダイオウイカ」です。 そのサイズは、小さいものでも6メートル。大きいものでは18メートル以上もの身体を持つ巨大なイカ。 さぞや、大量のイカ焼きができるだろうと思いきや、 残念ながら、このイカ、実はものすごーーーーーーく、マズイ!! 大量のアンモニアを含む身体を持っているため、とにかく、くさい! そしてにがい! とても食べられたものではないのだ。 しかし、この味だからこそ、乱獲されず、絶滅の危機からまぬがれ、今もその巨大な身体で深海を泳ぎ続けていられるのです。 大きくてまずい。 そんな生物が、この先、生き残っていくかもしれません。 参考文献: 『 とってもへんないきもの 辰巳出版 (へんなもの解明学会・編) 』 |
