2月16日の世界動物園は・・・ back next

「子供のためなら、お母さん頑張る!」
オトシブミ ここは、日本、関東にある公園。
原っぱの草の上に、巻物のように、不自然にくるくると丸まった葉っぱが落ちています。この葉っぱ、5ミリにも満たない小さな虫、オトシブミのお母さんが、子供のために丸めたゆりかごなのです。

巻きやすい葉っぱを探しまわり、いい葉っぱを見つけると、噛んで切れ目を入れ、その後、脚で挟んで、大きな葉っぱを半分に折っていき、そして最後に、慎重に慎重に足で葉っぱを巻き込みながら、途中で穴を空け、中に卵を産みつけるのです。これで、やっとゆりかごの完成。

自分の体の何十倍にもなる大きの葉っぱを巻くという、この途方もない作業を、お母さんオトシブミは、何時間もかけて必ずひとりでやり遂げます。

それも全ては、産まれてくる我が子のため・・・

敵から守られたゆりかごの中で、オトシブミの赤ちゃんは、周りの葉っぱを食べて成長していくのです。

ゆりかごを作り終えたお母さんオトシブミは、こうコメントしています。

「子供のためなら、いくらだって苦労しますよ。だって親ですもの」

参考HP: 『 図鑑.netブログ 』