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「 お肌のためにバリアを張る 」
アジアスイギュウ
ここは、東南アジアの沼地。
黒い体をしていて、牛のなかでは最も大きいアジアスイギュウが、この地に生息しています。
彼らは、野生のハンター・トラにさえ立ち向かっていくほど強い動物ですが、実は手も足も出なくなってしまう、天敵がいます。
それは・・・虫。
彼らはとってもデリケートで、虫によって皮膚に被害を受けるのが、何よりも恐いのです。虫を振り払おうにも、手足は届かないし、角で攻撃することもできない。
そこで、彼らが編み出した方法とは・・・泥バリア。
近くの泥の上にゴロロ〜ンと転がって、体中に泥を塗りたくり、虫を皮膚まで到達できないようにするのです。それでもダメな場合は、もう体ごとザブーッンと沼の中に入ってしまい、そのままゆったりと一日を過ごします。
虫から逃げるためには、泥まみれになったり沼の中にも入る、アジアスイギュウ。
もしかしたら、虫から逃げるためではなく、お肌に気を使いすぎて、全身泥パックをしたり、お風呂に入ったりしてるだけなのかもしれませんね。
参考HP: 『 愛知県とべ動物園 』
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