SWITCH MOVIE

ハッブル望遠鏡が見た宇宙
著者 : 野本 陽代

selected by 根性のランナー すっちゃん

僕は本来、長い文章を読むのが苦手。
読むのを途中でやめると内容を忘れちゃうとか、
そんな理由なんだろうけど、とにかく苦手。

そんな僕がスイッチしたい時に読む本はこれ。
『ハッブル望遠鏡が見た宇宙』

この望遠鏡、性能は他のモノとは段違い。
宇宙の姿を鮮明にとらえることができる優れモノ。
この本には、ハッブル望遠鏡がとらえた宇宙写真がたくさん載ってるんだ。文字よりも写真のほうがメインだから、「読む」っていうより「見る」ってカンジ。まさに僕向けの本。

で、本題。
この本が持つスイッチとは、『違和感』のスイッチ。

僕もみんなも、普段は(無意識のうちに)居心地の良いものに囲まれて暮らしてるはず。でもその日常に慣れすぎると、リセットしたくなる時がある。非日常的なことや新鮮さを求めてしまう。みんなもそんな時ってないかな?

そんな時、僕はこの本を手に取る。この本に載っている写真・・・惑星や星雲を見ていると、アタマとココロにじわじわと違和感が押し寄せてくるんだよね。

もしかしたら宇宙フェチ?
そう思ったこともあるけど、特に惑星や星雲の名前とかには興味ナシ。ただ、宇宙の星や星雲の写真を見ていると、強烈な違和感を覚えるんだ。

この違和感を、僕はすごく大事にしている。

これは個人的な意見だけど、良い言葉も悪口も、綺麗な景色も残酷なシーンも、良い意味でも悪い意味でも人間に強烈な印象を残すものってさ、全部、自分のココロが持つ常識に対する「違和感」なんじゃないかって思うんだ。

でも、そんな違和感には毎日巡り会えるもんじゃない。毎日感じていたら、それは違和感じゃなくなってくるだろうし、できることなら悪い違和感には出会いたくない。

そこで、この本。

宇宙の神秘って言ったらそれまでだけど、宇宙には人間が持ち得ない違和感が存在する、はず。その違和感がキミにとって良いものなのか悪いものなのか、それはわからない。僕個人にとっては、この違和感はまったく無害。アタマがザワザワ、ココロがワサワサするだけ。
でもその瞬間が、日常と自分を切り離すスイッチになるんだよね。

長い本を読む時間がないって子は、一度試してみて欲しいな。
ページをめくって、宇宙の写真を眺めてみるだけ。
この本じゃなくても、理科の教科書に載ってる宇宙のページでもいい。
キミが試してみて違和感を感じなければ、僕は単なる宇宙フェチってことで。


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