Mommy’s CONNECTION

最新医療トピックス!〜卵とアレルギーの関係〜

Mommy’s CONNECTION / 2017.12.26 update

今日は友利先生に、日々変わる医療の中で、先生が改めて覚えておきたいトピックスを「2017年.今年1年の中で、覚えておきたい医療トピックス!」をテーマにお話いただきました。

卵アレルギーに関しての新発見!
2017年の6月に日本小児アレルギー学会が発表しましたが、離乳食をはじめるのは5〜6ヶ月くらいのとき、卵はアレルギーが心配される食べ物で、身内にアレルギーがいたり、湿疹がでやすかったりする人は「卵を食べるのを遅らせましょう」というが通説でしたが、6月の発表は離乳食をはじめる5〜6ヶ月頃から少量づつ卵を食べさせると卵アレルギーの発症予防になることが発見されました。

そもそも、2014年に保湿を生まれたときからする赤ちゃんはアトピー性皮膚炎の発症率が3割押さえられるのが発表され、アレルギーは皮膚からでるんじゃないか?食べ物でも皮膚からくるんじゃないかというのが、仮説として現れていました。

なので、まずは保湿を大事にしましょう。そこからずっと研究が続いていた中で、2017年、ではちゃんと皮膚の保湿をしたということを前提として、早くはじめた分と、いつも通りちょっと遅らせる分でどちらが発症が少ないかというと、明らかに早くあげた人というのがわかったので、皮膚が荒れていた状態で、はじめてアレルギー物質が接触するよりも、先に腸から入っておいて、腸で免疫を獲得をしていればアレルギーは起こりにくいことがわかりました。

意外とアレルギーを怖がって、食べさせないなど、過激な食事制限をかけたりしていたり、1歳くらいまで母乳でいきます、ミルクでいきますという方もいたのが、アレルギーを起こしたくなければ、少量づつ早い時期からあげる。ただ生まれつきわかっていれば医師の監修のもと少量づつあげる。

今後研究はどんどんすすんでいくので、アレルギーの考え方が2017年をSTARTして、大きく変わってきているので、また2018年、2019年とどんどん新しくなっていくのが考えられます。






「Mommy’s CONNECTION」
働くママから、プレママまで、日々がんばるママと赤ちゃんにおくる「Mommy’s CONNECTION」。皮膚科・内科の医師であり、二児のママでもあり、さらに、赤ちゃんのためのスキンケアシリーズ「メディスキンベビー」を開発、(株)「メディスキン」代表取締役としても活躍する、友利新先生と毎週火曜日お届けしていきます!


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