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友利新先生とお送りするMommy’s CONNECTION、今日が最終回!

ON AIR BLOG / 2018.03.27 update


「日本は世界で一番赤ちゃんが安全に生まれる国」ということ。

ユニセフ(国連児童基金)が発表した新生児の死亡に関する報告書『Every Child ALIVE』によると、日本で産まれた赤ちゃんは生存する可能性が最も高いことが明らかになりました。

例えばパキスタンや中央アフリカ共和国で産まれた赤ちゃんは生存する可能性が最も低いと言われています。新生児の死亡の80%以上は、早産や出生時の合併症、感染症などによるものとしています。毎年、世界の260万人の新生児が、生まれて最初の1カ月を生き延びることができません。私たちは命ができて生まれてきて、すくすく育つ頃が当たり前と思っていますが、妊娠することも出産することも育つことも、あたりまえではないんです。

日本は世界で一番赤ちゃんが安全に生まれる国になったわけは、1990年代に始められた周産期医療整備対策事業などによる周産期にかかわる地域医療の改革によるところも多いのです。早産で生まれても、合併症があっても、地域地域に集中治療室があるという事業。日本は、数十年をかけて、今回ユニセフが指摘した「赤ちゃんの命を守るために必要な要件」を整えてきたんです。自然に生まれる時にはリスクもあって、そういった意味で産むのはお母さん、産まれてくるのは赤ちゃんの力ですが、その仲には多くのリスクや悲しい結果もあったので、先生達は全力をつくしてきたのを忘れて欲しくないです。

母親になってはじめてわかることはたくさんあるし、大変だけど、楽しいけどってところが毎日。どこかでお父さんだから、お母さんだからってあるけれど、
あまりムリはせずに。赤ちゃんが世界一安全に生まれてくるってことは、これから安全に育てられるベースがある国。なので、笑顔でいてください!たまには「無理〜!!」っていうのもいいんですよ、でも、幸せになる土壌のある国だから、赤ちゃんも子どもたちもおかあさんも笑顔が一番です!


「Mommy’s CONNECTION」
働くママから、プレママまで、日々がんばるママと赤ちゃんにおくる「Mommy’s CONNECTION」。皮膚科・内科の医師であり、二児のママでもあり、さらに、赤ちゃんのためのスキンケアシリーズ「メディスキンベビー」を開発、(株)「メディスキン」代表取締役としても活躍する、友利新先生と毎週火曜日お届けしていきました!友利新先生とお送りするMommy’s CONNECTION、今日が最終回、たくさんの勇気とリアルな情報をありがとうございました!

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