ON AIR BLOG

毎日新聞 PRESENTS NEWS CONNECTION。

ON AIR BLOG / 2019.01.09 update

今日は、このコーナーサイエンスニュース担当、毎日新聞専門編集委員、青野由利さんに解説していただきます。

Q:ニューホライズンが「ウルティマ・トゥーレ」の近くに到達ということですが・・・?ニューホライズンとは?
A:2006年1月19日に、フロリダから打ち上げられた。主なミッションは「冥王星」探査。この時は、太陽系の9番目の「惑星」だったが、この後、「準惑星」に降格された。2015年7月に、冥王星と、その衛星を観測。冥王星の表面が、凍った窒素や一酸化炭素、メタンなどで覆われていて、冷たい「氷の火山」のような地形があることを観測。探査機は、さらに旅を続けて、今回、「ウルティマ・トゥーレ」の近くを通過した。

Q:「ウルティマ・トゥーレ」って?
A:長径が35キロ、短い方が15キロ程度の、雪だるま型。地球からの距離は、65億キロ以上。「地球と太陽の距離の43倍。カイパー・ベルト天体と呼ばれる小さな天体のひとつ。カイパー・ベルトとは何かといえば、海王星(ネプチューン)の外側に、ドーナッツ状に広がる、数百万個の、氷状の小さな天体。太陽系が生まれた時の「残骸」と思われています。人工探査機が近くを通った天体としては、最も遠い天体。

Q:・・・ということは、太陽系の果て?
A:ではありません。
去年の秋に「太陽系の果てに到達した」と言われたのは、1977年に打ち上げられた「ボイジャー1号」です。地球との距離は、およそ190億キロ。ウルティマより、3倍遠く。太陽から吹き付ける太陽風の影響を受けなくなったところで、「太陽系を脱出した」と考えます。

  • mixiでシェアする

Page TOP