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今日は「どうする！？今年のゴールデンウィークの10連休！」編集編成担当補佐 前田浩智さんに解説していただきました。

Q：今日のテーマはGWの10連休ですが、まわりはちょっとした騒ぎのようにもなっています。どうして急に10連休が出現したのでしょう。
A：もともと新天皇の即位がなければ、4月27日から29日までの3連休と5月3日から6日までの4連休というのが今年のGWだったと思います。それが、昨年暮れの国会で新天皇が即位する5月1日を祝日にするという法律が成立し、状況が一変しました。

Q：1日増えただけですよね。
A：確かに増えたのは1日だけですが、これが祝日法という法律のマジックによって3日間の休日増加になったのです。

Q：マジック？？？
A：祝日法は、祝日と祝日にはさまれた日は休日とする、ともともと定めているんですね。4月29日は昭和の日ですから、5月1日が祝日なれば4月30日も自動的に休日になります。そして、5月3日は憲法記念日ですから、5月1日が祝日になればこちらも2日が自動的に休日になります。こうして、4月27日の土曜日から10連休になるわけです。暦が1日でもずれていたら、実現しなかった大型連休ですね。

Q：お出かけする人が増えそうですね。
A：海外旅行は例年の3倍とか4倍というような予約件数になっている旅行会社もあるようで、大型連休のためか、既にヨーロッパなどの長距離路線は埋まったとそうです。国内と海外の港を巡るクルーズ船も人気だそうです。ディズニーランドとか国内の
行楽地も相当に賑わいそうですし、デパートやショッピングモールなども集客を見込んでいろんなイベントを検討中だそうです。いつもにも増して、盛り上がるGWになりそうです。

Q：ただ、不安もあるそうですね。
A：一番不安に思っているのは、小さい子どもさんがいるお母さん方でしょう。保育所は通常、日曜日や休日はお休みです。4月27日は預かってもらえても、28日から9連休ということになります。一方、サービス業を中心として、GW中も全部は休めないというご家庭もあるでしょうから、どうやってやり繰りするのか今から頭を悩ましていると思います。また、GW明けを心配する声も聞きます。保育所や幼稚園、小学校の生活にようやく慣れたところで10日間も休むわけですから、せっかく身についた習慣がリセットされてしまうことが考えられます。GW明けの保育所などでは、泣き叫ぶ子どもが多いかもしれません。

Q：病院も休みですよね。
A：多くの医療機関は、休日はお休みですから、5月7日にならなければ、かかりつけの先生に診てもらえないということになりそうです。このお正月、私もインフルエンザの子どもを休日診療所に連れていきましたが、狭い待合室で4時間近く待たされました。風邪のシーズンではありませんが、小さな子どもはすぐに熱を出したりします。自治体によっては、小児科や整形外科の休日担当の先生を増やしたりするところもあるようですが、病気になった時のこうした負担も心配になりますね。

期待の反面、不安もよぎるGWです。
そもそも休み下手な日本人が超大型連休を使いこなせるといいのですが・・・