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ON AIR BLOG / 2019.03.06 update

「はやぶさ2」がリュウグウにタッチダウンというお話。このコーナーのサイエンスニュース担当、毎日新聞専門編集委員、 青野由利さんに解説していただきました、

Q:今日は「はやぶさ2」がリュウグウにタッチダウンというお話ですね?
A:おさらいをすると、「はやぶさ2」は、 2014年12月に種子島から打ち上げられた「小惑星探査機」。
4年間宇宙を旅して、2月22日、午前7時29分に「リュグウ」にタッチダウン。 数秒間着地して、リュウグウ表面に向けて弾丸を発射した。 これによって、舞い上がった粒子がそれなりの量、採取できたはず。

Q:先代の「はやぶさ」はどうだったのでしょう?
A:先代の「はやぶさ」は、2005年に小惑星イトカワに着陸。 でも、弾丸を発射できず、地球に持ち帰れたのはごく微量の微粒子だった。 それを思うと、「大成功」。でも、これは簡単な話ではなかった。

Q:・・・・というと??
A:昨年10月に最初の着陸を試みるはずだった。 でも、リュウグウの表面が予想以上に岩でデコボコで、 簡単には着陸できないことがわかった。 初代「はやぶさ」が訪れた「イトカワ」は、こんなにデコボコではなくて、 砂地があったので、「リュウグウ」もこれほどではないという思い込みがあった。探査チームは、「はやぶさ2」の着陸を延期し、 岩の大きさや分布を調べて、着陸候補地を絞り込んだ。 半径3メートルの狭い範囲に絞り込み、ピンポイントで着陸に成功。

Q:その難しさはどのくらいのものなんでしょう?
A:「上空20キロから甲子園球場に着陸しようと思っていたら、 マウンドに降りろと言われたようなもの」だと探査チームは言っている。 着陸は、ある時点から、完全な自動運転。地球からコントロールしているわけではない。

Q:これでどんなことがわかるのですか?
A:リュウグウは太陽系初期の状態をとどめていると考えられるので、 太陽系の成り立ちが調べられる。 地球の水や有機物は小惑星からもたらされたという仮説があり、 生命の起源に迫ることができる。

Q:この後は?
A:4月の初旬に、衝突装置「インパクター」を使って、 リュウグウに金属の塊をぶつけクレーターを作る「人工クレーター実験」を行う。 小惑星内部を露出させて試料を採取するのが当初予定だったが、 クレーターを作ってから、2度目のタッチダウンをどこで行うかを決めるとのこと。11 月から 12 月にリュウグウ出発して 2020 年末に地球帰還予定。

*生命の起源に迫ることができる。ワクワクします!!
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