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ON AIR BLOG / 2019.08.14 update
毎日新聞 PRESENTS NEWS CONNECTION。

毎日新聞 論説委員 平田崇浩さんです。



Q よろしくおねがいします。今日は8月14日、明日は15日。終戦の日です。
  第二次世界大戦が終わって74年になる今、
  二度と戦争をおこさないために、
  今日は平田さんと、リスナーのみなさんと、戦争について一緒に考えたいと思います。

A 政府は8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」としています。
  日本人だけで310万人、旧日本軍が勢力を広げたアジア、太平洋の国々を合わせると
  その何倍ともいわれる人々が犠牲になり、負けた日本はアメリカに占領されてしまいました。  
  同じような戦争は二度と起こしてはならないという思いを日本人のほとんどが
  持っているのではないでしょうか。

Q でも、戦争の評価という意味ではいろんな見方や考え方があるようですね。

A 日本が中国をはじめとするアジア諸国を侵略した悪い戦争だったとか、
  いや、そんなのは自虐史観だ、アジア諸国を
  欧米列強の植民地支配から解放しようとした
  正しい戦争だったのだとか、
  いや、日本は平和を望んだのにアメリカやイギリスに追い込まれて
  仕方なく行った戦争だったのだとか…

Q いろんな見方があるようですが・・・
  実際には数え切れないほどたくさんの死者が出たことは紛れも無い事実。
  当時の政治家や軍の指導者はなぜ戦争を防げなかったんでしょう。

A 私もそこがあの戦争について考える出発点だと思う。
  なぜ戦争を防ぐことができなかったのか。
  再び同じような間違った判断をしないために国民全体、
  国際社会全体で一緒に考え続けていくべきことなのでしょう。

Q 今、韓国との摩擦が大きな問題になっています。
  戦争の歴史認識の違いが外交の妨げになっている部分もありますよね?

A 例えば終戦記念日に首相や閣僚が靖国神社に参拝するかどうかが毎年問題になります。
  日本の立場としては、国のために戦って亡くなった英霊に首相が参拝して
  何が悪いのかと。
  中国からすれば、日中戦争を指導したA級戦犯がまつられている
  靖国神社に参拝するのは戦争を反省していないからだということになってしまう。

Q それでも一人一人が戦争の歴史を振り返り、二度と戦争を起こさないためには
  どうしたらいいかを考える機会があるのはいいことだと思います。

A そうやって考えたことを自由に意見として話すことができるのも重要です。
  戦前・戦中は言論が統制され、軍や政府の方針に反することを言えば「非国民」扱いされ、
  帝国議会も戦争遂行一色に染まっていきました。

Q いろんな対立する意見があっても、
  お互いの意見を尊重しながら話し合うのが民主主義ですよね。
  言論の自由が大切だ。ということでは大多数が一致できると思います。

A その通りだと思います。
  特定の国や民族を一方的に否定する「ヘイト」は言論の自由とは相いれません。
  「自国第一」を叫んで他国の主張や利益を尊重しない指導者が
  世界的に増えているようにみえるのは不安です。
  第一次世界大戦前の状況に似ていると指摘する人もいます。

――戦争を知っている世代が少なくなって、
  もうすぐ戦争を知らない私たちの世代だけで
  社会を動かしていかなければならない時代が近づいています。

  戦争は絶対にしない!と自分たちの子どもや孫の世代のためにも
  強く誓える世の中にしないといけないと思います。

  明日は74回目の終戦の日。
  戦争について一人一人が考える日にしたいですね。

毎日新聞 平田さんの解説でした。ありがとうございました。
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