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毎日新聞編集委員の梁川さんに・・・

ON AIR BLOG / 2011.02.02 update
今日は、「日本の火山」についてお話いただきました。



日本にある火山の数。
「火山噴火予知連絡会」という専門家の組織があり、
活火山の定義を「概ね過去1万年以内に噴火した
火山及び現在活発な噴気活動がある火山」とすることにして、
108の活火山を選びました。
そして最近100年と過去1万年の2つの期間で調べ、
活動度によってABCの3ランクに分類しました。

新燃岳は「活動度が高い」ランクB、36火山の一つ。
関東・中部地方のランクBは那須岳、富士山、箱根山など9火山。
「過去の活動度が特に高い」ランクAは全国に13火山あり、
関東・中部地方では浅間山と伊豆大島の2火山です。

Q:浅間山のほうが新燃岳より危険、ということ?

A:これは、あくまで過去の活動で、これからの切迫度ではありません。
 108の活火山の活動状況を、札幌・仙台・東京・福岡の
  各火山監視・情報センターが監視しています。
 このうち47火山(3月末で)、大学や自治体などの協力を得ながら、
 地震計、GPS、傾斜計、空振計、遠望カメラなどで24時間体制で監視しています。


地震と同じく、火山国に住んでいる、
という事も意識して生活しなければいけないかもしれませんね。

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