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ON AIR BLOG / 2011.03.30 update
地震による福島第一原子力発電所の事故で、
放射能汚染が問題になっています。

毎日新聞 編集委員 岸井さんにお話をうかがう中で、
最後にこんなお話をしてくれました。

「なにより、原発がはやく安定して、
放射性物質の流出がとまることを祈るばかりです。

ただ、専門家の間でもかなり意見は分かれますが、
かなり深刻なことになっても、今の20キロないし30キロの範囲を超えて、
東京にも人が住めなくなるような事態はあり得ない、
・・・という見解が多いようです。

もう一つ、政府、東京電力の説明が分かりにくく、
不安感を増幅している面があります。
もっと分かりやすく、いろんな今後のあり得る事態を想定したシミュレーションなども、
可能な限り、示してほしいですね。

政府などの説明で、言葉がよくありません。
野菜の話でも「直ちに県子言う被害はないが、念のため出荷を控える」と言います。
原発の放射性物質でも「現時点では直ちに影響はない」と言います。
正確に言えばその通りなのかもしれませんが、
「現時点では」とか「直ちに」といわれると、じゃあ、いずれ将来は問題がある、
影響してくるのか、と、かえって心配になります。
分かりやすい数字を示して説明してほしいと思います。」



そして、私たちは、「ただただ怖がる」のではなく
「正しく怖がる」ことが大事になってくる。
そんなことをお伺いしました。

「正しく怖がる」
そのために、知るべき知識を自分で手に入れるべきですね。


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