LOVE CONNECTION

　

昨日と今日の2 日間に渡って、
この３年間、番組が毎年訪問してきた
福島県相馬市で暮らす人々の声をお届けしました。

相馬市は2 年前の震災当日
沿岸部が津波に襲われて大きな被害が出ました。
沿岸部は高い津波に襲われ、多くの家が流されました。
さらに福島第一原発からの距離は約40 キロ。
線量も高くない為、非難区域では無いけれど、
原発の状況をリアルに感じる場所です。

昨日お届けした羽根田先生と一緒に
東京に募金に来ていたのが、
相馬東高校女子バレー部のみんな。
そこから相馬東高校女子バレー部との交流が始まりました。



相馬東高校女子バレー部は福島の中でも強豪校。
地区大会でもベスト4、ベスト8 には必ず入るほど。
でも震災が起きてから部員の数は減少。
一時は存続の危機にも陥りました。
自宅が原発の非難区域になってしまったため、
やむなく退部する生徒も。。。



そんな危機的状況も当時の顧問の先生が
生徒達を寮で預かって一緒に生活したり、
なんとか乗り切り。部員数も徐々に戻って来ました。

　

そしてこの1 年生の時から、
インタビューをお送りしている2 人の部員がいます。
1 人目はキャプテンの菅野りおちゃん。
明るくて責任感の強い女の子。
そして2 人目は、岡田あんなちゃん。
原発非難区域の大隈町出身。
ご家族とは離れて一人暮らしをしています。

３月１日に卒業した２人。
りおちゃんは歯科衛生士になりたいと仙台の短大へ。
あんなちゃんは４月から自衛隊に入隊！！
震災の時にかっこいいと思ったのがきっかけだったとか。



２人が話していたこと、
「友達と放射能の話はしない。悪い事ばかりじゃない
　卒業に当たって成長した事は、まわりの人に対する感謝の気持ち。」
そして3 年間成長した事は？と質問した時に
「まわりの人への感謝の気持ち」と答えた時の、
2 人のまっすぐな目が忘れられません。


りおちゃん、あんなちゃん、
バレ-部のみんな、卒業おめでとう！