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ON AIR BLOG / 2018.08.15 update

この夏は15年ぶりに火星が大接近!そんなニュースについて、 このコーナーのサイエンスニュース担当、 毎日新聞専門編集委員、青野由利さんに解説していただきました。

Q:つい先日、火星と地球が「大接近」するというニュースがありました。 空に赤く輝く星を見た方も多かったのでは?
A:最接近は7月31日で、距離は5759万キロこの時の明るさはマイナス2・8等。 視直径は24・3秒角(1度=3600秒角)
(月の視直径は約 30 分角、月の直径の77分の1より大きい) 前回の2003年に比べると、ちょっとだけ小さいが、それでも十分に大きく、明るい

Q:今も空を見上げると、赤く輝く星が見えるのですが?
A:8月いっぱいは、まだマイナス2等より明るいし、視直径も20秒以上。 最近の話題は、「火星の南極の地下に、液体の水があった!」ということ。 幅が20キロというので、湖といってもいいような大きさ。

Q:どうやって見つけたのでしょう??
A:欧州宇宙機関(ESA)の探査機「マーズ・エクスプレス」の観測機のひとつで、 電波を発射して、返ってくる反射光を分析。そうすると、地下の様子がわかる。 ただ、短時間のデータではだめで、3年以上のデータを蓄積して、分析した。

Q:火星に液体の水があるかどうかは、以前から注目されていましたよね?
A:火星は、表面の平均気温がマイナス60度ぐらい。 大気は、二酸化炭素が主成分、気圧は地球の0・6%程度。したがって、水は凍る。 今回、液体として存在しているのは、この上にある氷床の圧力や、塩分せいで、 融点が下がっているためではないかと。水があるとすると、有機物や、 場合によっては微生物がいるのではないかという期待もでてくる。

Q:火星探査機。これまでにどれぐらい打ち上げたのでしょう?
A:1960年から2018年までに40機以上。 今年も、NASAが「インサイト」を打ち上げた。 ただ、このうち6機が失敗、10機が行方不明らしい。けっこう、むずかしい。 1998年に打ち上げた日本の火星探査機「のぞみ」も、火星軌道に投入できずに失敗。 でも、これからもいくつも無人探査計画があるし、有人探査計画もある。 民間会社も、火星に人類を送る計画を立てている。ただし、実現性は未知数。

火星に一人取り残された男性を描いた映画「オデッセイ」みたいなことが 現実になる日は近いのか?まだ先のことなのか?

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