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ON AIR BLOG / 2020.09.09 update
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今日は「ゲリラ豪雨について」このコーナーのサイエンスニュース担当、毎日新聞専門編集委員、青野由利さんの解説です。

Q:台風の影響か、ゲリラ豪雨も各地域で起きたようですね。東京でも、なんどか、急に大雨がざばざば降りました。ゲリラ豪雨は増えているんでしょうか?
A:実は「ゲリラ豪雨」という言葉は、気象庁が使う正式な気象用語ではないんです。試しに、毎日新聞のデータベースを引いてみたら、1969年にはこの言葉が登場していましたが、頻繁に使われるようになったのは、2008年からでした。豪雨災害が頻発した年。

Q:では、ゲリラ豪雨とは何をさしているのでしょう?
A:気象庁のHPをみると、「局地的大雨」や「集中豪雨」に言い換えられるようですが、どちらかというと「局地的大雨」に相当するのではないかと思います。これは、急に強く降り、数十分ぐらいの短時間に、局所的に数十ミリ程度の雨をもたらす現象です。単独の積乱雲が発達することによって起きます。

Q:集中豪雨をもたらすものとして、線状降水帯ということばも聞きます。
A:はい、こちらは、次々と発生する積乱雲が列をなして、数時間にわたって同じ場所に大雨をもたらす現象です。

Q:局所的大雨や集中豪雨は増えているのでしょうか?
A:気象庁が、1時間に50mm以上の雨が年間何回降ったか、1976年からデータを示しています。でこぼこはありますが、増加傾向にあることは間違いなさそうです。2010年から19年の10年間の平均は327回で、1976〜85年の10年平均と比べると、1・4倍だそうです。

Q:原因は温暖化?
A:気象庁のデータは、40年間ぐらいしかないので、確実なことはいえないのですが、その可能性は否定できません。それに、温暖化が進行すると、大きな台風や、大雨の回数が増えると予測されてきました。また、都市のヒートアイランド現象との関係を指摘する声もあります。

豪雨が起きるということはそれだけ災害が起こる可能性も高くなるということ。
災害の備えもお天気に注意することと同時に意識しておきたいですね。

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