- 2019年4月28日(日)
- デモの影響にも負けません! 骨太ロンドン、その心とは?
先週のイースター四連休は、何と25度に達したロンドン。春を超え、いきなり夏が到来。桜に藤、生い茂る緑に輝く太陽光と、あまりに眩い束の間のサマーホリデーとなりました。パブのビールが美味しい季節です!
そんな明るいシーズンに、突如巻き起こった「温暖化現象による気候変動の危機」を訴えるデモ活動の激化。デモは4月15日からロンドン中心部の複数箇所で一斉に始まり、今週まで続きました。
デモの影響で、オックスフォードサーカスやマーブルアーチといった、セントラルロンドンの交通がクローズ。バス、タクシー、車は一切シャットアウト、また一部地下鉄もストップしたため、通勤の足に多大なる影響が。東京に例えるならば、渋谷周辺の主要道路がすべて閉鎖されたも同然。想像できますか?
しかーし、このような非常事態にも極めて涼しい顔のロンドナー。もちろん通勤によるストレスはピークに達したものの、バスがないならとことん歩くか、あるいは自転車通勤にシフトするか、と臨機応変。テロ等の非常時に慣れているからか、極めて穏やかに対応できていた印象です。
今回のデモは、気候変動の危機への政府の対応を無暴力に訴えたもの。個人レベルでは大迷惑を感じていたものの、内容的には支援できる部分も多かったのでしょうね。