明後日は大晦日。予報によると最低気温は7度前後と、温かめのNYE（New Year's Eve）となりそうです。

毎年恒例、ロンドンアイとビッグベンをバックに繰り広げられるスぺクタキュラーな花火ショー。今年も大晦日午前零時から12分間に渡り、ロンドンの夜空に色とりどりの花々を咲かせてくれます。打ち上げ花火の数は12,000発以上。総額費用は230万ポンド、何と3億円以上！

5年前から始まったテムズ河エリアの入場チケット制は今年も然り。10ポンド（約1,420円）のチケットは10万枚以上リリースされましたが、既にソールドアウト。運よくチケットを入手できた市民たちは、花火の麓のリバーサイドにて、この3億円級のショーを間近に鑑賞できるわけです。

午後8時からのエントリー後、9時にはDJショーがスタート。12時が近づくに連れ、どこからともなくカウントダウンが始まり、観衆の声が重なり合ってエスカレートしていきます。12時きっかり、ビッグベンが厳かにゴーンと高鳴ると同時に、花火がドッカーーーン！　これこそロンドンならではの新年を迎える瞬間の光景なのです。

ここ数年EU離脱問題で紆余曲折してきた英国。2020年は離脱の年。未だ離脱反対派が多いロンドンでも、何とか希望がつながる年になって欲しい、と市民の切な願いが聞こえてきそうな幕開けです。

HAPPY NEW YEAR!　皆さまにとって2020年が平和で素敵な年となりますように。