生い茂る新緑が日に日に眩しくなるロンドン。今週も夏日が続く見込みで、ロックダウン緩和に合わせて、少ーしだけアップビート気分になりたいところですが、、、実際のところ、そうは問屋が卸しません。

緩和の主な内容とは、在宅勤務が不可能な職業（例えば建設・造園業等）に従事する者は出勤してOK、但し可能な限り地下鉄・バス等の公共交通手段を避け、自家用車、自転車、徒歩で出勤すること。
公園でのピクニックはOK、但し同居者に限り。別の世帯に住む場合は二名に限り、二メートル以上のソーシャルディスタンスを厳守すること、等々。

緩和されたとはいえ、実際問題として、ラッシュアワーの地下鉄内で人との距離を保つことはほぼ不可能。皆が皆、自転車通勤できるかといったら、それは無理難題というところでしょう。

プラス、公共の室内スペースではマスク着用が推奨されることに。
ロンドンのスーパーでは、既に先月から、半数以上の人があらゆるタイプのマスクに加え、ラテックスの手袋もつけて買い物する光景が当たり前の日常となっています。スタッフもお客も、衛生用手袋をつけているわけです。

さて今回、政府から正式にマスク着用を推奨されたに伴い、各メディアでは手作りマスクのつくり方をこぞって紹介。着古したTシャツやバンダナを使って、針と糸なしで簡単に出来るマスクなど、結構なグッドアイデアの宝庫となっています。中にはマスクというよりは、覆面？に近いのも見かけますが！

部分的解除のロックダウン。困難もありますけど、一人一人の協力こそが他の生命を救えるに違いないとの使命は変わらずに。少ーしだけ、今の季節を満喫するチャンスは許されたといえそうですね。