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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2020年6月14日(日)
ヴァーチャル・ヘンナイトがトレンドに!
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6月といえば、英国でもウェディングの季節。若葉の煌めく美しい日に皆から祝福されて結婚したいとは誰もが思い描く夢ですが、今年は新型コロナの影響で願いが叶わず、来年に延期するカップルが増えつつあります。こればかりは致し方がありません。

結婚前の風習として、異様に盛り上がるのがヘンナイトとスタッグナイト。女性版はHen-do、男性版はStag-doとも呼ばれるこの儀式は、独身最後の夜を仲の良い同性の友達同士だけで愉しむというもの。
例えば、ロンドンの通りや地下鉄の駅などで、ピンクの風船を片手にエンジェルのようなお揃いの衣装を着た女性集団を見たら、それがヘンナイトです。今年はそんな光景は見られませんが、通常6月は結構頻繁に出くわすものです。

一方、パンデミックにも負けず、結婚&ヘンナイトを熱望する女性はズーム等のビデオ電話ツールを使って、ヴァーチャル・ヘンドゥを開催。これが意外にもかなりウケているようです。

その内容例とは。まずドレスコードはグラム、ボディコン、ヒールにつけまつげ等。夕方5時からウェルカム・ドリンクと花嫁にまつわるクイズでオープニング。「高ヒールで美しく踊る方法のマスタークラス」に続き、ディナー、そしてきらきら輝くグリッタリーを使ったアクセサリー教室。締めはヴァーチャル・ディスコにて夜な夜な解散、といった具合。

「ビデオ越しにしか会えないけれど、12人の顔が一斉に見えるし、まるで本当に皆で集まっている様ですごく楽しかった」「厳しい状況下でも一致団結してこんなに楽しめるということを証明したのは私たちの勲章!」という感想も。また、実際に会う場合は一人当たり軽く£200(約27500円)はかかってしまうところ、ヴァーチャルでは£40(約5500円)ほどにコストダウンできるのも魅力なようです。

ヘンナイトに限らず、ヴァーチャル・パーティはアイデア次第。クリエイティブな愉しみ方、演出してみてはいかがですか?

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