夏の光が眩い今日は、ウィンブルドン選手権の最終日決勝が行われていたはずの日曜日。熾烈な戦いは来年までお預けに。ウィンブルドン名物のストロベリー＆クリームやピムズも自宅で楽しむしかないかと思いきや、今月遂にパブ、レストランがリオープン！

スーパー・サタデーと呼ばれた再開初日。セントラル・ロンドンのソーホーをはじめ、繁華街はパイントグラスのビールやピムズを片手にした人々でいっぱい。まるでカーニバルのような喧騒に。ソーシャルディスタンスは、先頃2メートルから1メートルへと軽減されましたが、この日ばかりは全く守られませんでした。

パブ全店が閉鎖を余儀なくされてから105日間。「このパイントをのどから手が出るほど欲していたんだ」と満面笑顔のおじ様方々。感動ひとしおだったことでしょう。

ロックダウン緩和はさらに進み、美術館も順次再始動へ。テート・モダン、テート・ブリテン（写真下）は今月27日よりオープン予定。ジム、プールなどのスポーツ施設にも同時期ゴーサインが出ています。夏のお愉しみに復活の兆し、ただし各々の自己管理には十分気をつけるべし。

気になる"在宅 vs 出勤"については？　ローテーションを組み、少数ずつ段階的に出勤を奨励するところもあれば、全社員ボランティア・ベース、つまり在宅か出勤かは個人の判断に任すという会社が多い模様。出勤への道のりは石橋を叩いて慎重に進める企業が大多数となっているようです。

何はともあれ、7月8月のホリデーシーズンに第2波が到来しませんように。そう祈るばかりの英国です。