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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2020年10月25日(日)
新スタイルのラーメン・バー上陸 「へどん横丁」@ Heddon Street
新スタイルのラーメン・バー上陸 「へどん横丁」@ Heddon Streetmain画像

先週よりローカルCOVID警報レベルがHigh(高)へ移行したロンドン。最高レベルではないので、パブ・レストランは警戒しつつも今も元気に営業中です。

そんな中、飛び切り新しいコンセプトのラーメン屋さんがグランドオープン! 日本のラーメン横丁をイメージした本格派、その名も「へどん横丁 (Heddon Yokocho)」。

場所はロンドン、ピカデリー。リージェントストリートの一角を折れたところに、コの字型の小さな通りヘドンストリートがあります。曲がった途端、可愛いカフェや粋なレストランがお目見えに。そう、ここはロンドンレストランの激戦区。グルメが集まる一等地なのです。
ヘドンストリートはデヴィッド・ボウイのアルバム「ジギー・スターダスト」のジャケ写が行われた地としても有名。通りにはそれを証明するプラークが今も輝いています。

そのプラーク斜向かいに位置するのが「へどん横丁」。大きく真っ赤なちょーちんが何ともいい味を醸し出しています。秋冬の空気感にあったか〜い♪
ロンドンのラーメンシーン。これまではとんこつが断然主流だったのですが、「へどん横丁」では日本全国津々浦々のラーメンをご提供。北は札幌、函館から東京、そして南は博多、熊本まで。プラス、ロンドンならではヴィーガンラーメン2種もご用意。これが超人気だそうです!

お店に足を踏み入れた途端、フレンドリーな笑顔の店員さんが歓迎に。カラフルなネオン、提灯とともに目に付くのが60年代の古めかしい看板たち。聴こえてくるのはピンクレディーやキャンディーズ、尾崎紀世彦に宇崎竜童といったイケてる懐メロ。昭和の世界に即タイムスリップしていきます。英人をもWow!と言わせてしまう雰囲気はラブリーです。

肝心のお味は、正真正銘のラーメン・バー以上! 麺だけさくっと行くも良しですが、気さくで本格的な和食コースもがっつり愉しめます。

前菜のイチオシは博多鉄鍋豚餃子(£8.25、約1,130円)。文字通りアツアツ鉄鍋に6つの餃子をサーブ。ショウガねぎのポン酢しょうゆにどっぷりつけていただきます。たこ焼き(£8.00、約1,100円)もまた絶妙な味付け。ふわふわ感に乗せられ、至福のスターターに。

メインのラーメン。一番人気のザ・横丁(£12.90、約1,770円)は特選シグナチャーディッシュ。豚・鶏の出汁に醤油スープ、キャベツの炒め、トロトロのチャーシューを大量追加。懐かしい昭和の味が堪能できる一品。気になる札幌味噌(£14.50、約1,990円)」はバターコーンも入り、充実感満点!

デザートはもう食べられないかも〜と思いきや、酒粕入りのアフォガート(£4、約550円)や柚子シャーベット(£5、約690円)、ゴマ餅アイスクリーム(£3、約410円)など、結構ペロリといけるものです。

パンデミック中の新開店に関わらず、ロンドナーのリアクションは上々だそう。昭和の横丁文化をロンドンに実現させた「へどん横丁」。感謝感激、あっぱれです!

www.heddonyokocho.com

新スタイルのラーメン・バー上陸 「へどん横丁」@ Heddon Streetsub画像2

新スタイルのラーメン・バー上陸 「へどん横丁」@ Heddon Streetsub画像3

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