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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2020年11月15日(日)
UKならではのロックダウンルール サポートバブルとは?
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真っ赤なポインセチアがスーパーの店頭に並び始める11月。英国は、先週より二度目のロックダウンに突入、来月2日までの予定です。

今回のロックダウンルール。Stay Home=在宅勤務できる者は全員在宅で、不要不急の外出を一切避けること。ただし、学校、専門学校、大学は全て開いたまま。

スーパー、食料品店、薬局など生活必需品の店以外は、全てクローズ。パブ、レストランもシャットダウン、テイクアウトサービスは可能となっています。

気になる会合については、同じ世帯内同士で行うか、または別世帯の特定人物「サポートバブル」とのみ許されています(本人+特定人物の合計二人のみ)。

サポートバブルとは、単身世帯者が別の世帯者と形成できる助け合いの関係。つまり、一人暮らしの者が恋人と会ったり、互いの家を行き来したり、宿泊するのはOKなのです。二人は見えない泡(バブル)の中でつながっていて、メンタル面でも助け合いが可能となります。これっていかにも英国らしいルールだと思いませんか?

ロックダウン前、まだパブが開いていた頃。パブ入口にはマスク姿のスタッフが立っていて、すぐさま険しい表情で質問を。「あなたたち同じ世帯から来ていますか?」「いいえ。でもサポートバブルです」と言うと店内に入れてもらえるのです。

真冬の足音が近づいた矢先に実施された国の新規制。子供も大人も、そして恋人達も、皆の思いは一つです。クリスマスは家族と一緒に過ごせますように。ロックダウンが予定通りに解除されますように。空気がつーんと張り詰めた冬の星空に、切な願いはつのるばかりです。

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