2019年12月8日(日)

「bad guy」

Billie Eilish

今年3月にリリースされた初のフル・アルバムに収められたナンバーです。
ネット上では2016年から注目されていた彼女。世界が待ちに待った初のフル・アルバムも、多くの国や地域で1位を獲得して、“次世代の若きポップアイコン”や“ティーンの代弁者”または、その音楽性から“ダークポップの担い手”など、様々な言葉で語られています。
この曲の歌詞の内容も、かなりシニカルです。
自分を暴力でコントロールしようとする相手に従っているようで、実は、自分の方がヤバいヤツだと主張しているんです。
この曲について彼女自身は、「自分をアピールする方法を茶化すもの」と言っています。
インタビューでは「悪い女であることを、いつも言いふらしているとしたら、実際はそうじゃないわけで、自分もそうしていたから茶化したくなる」そんなニュアンスの発言をしています。
歌詞の裏には「悪ぶってもバレてるよ！」という彼女のツッコミと、「仮面をとって素直になりなよ」という思いが込められているのかもしれませんね。