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LOVE LETTERS 歌詞にこめられた世界を旅します。

2020年7月12日(日)
The Flaming Lips
Race For The Prize / The Flaming Lips

2020年7月12日(日)

「Race For The Prize」
The Flaming Lips
お送りしているのは、ザ・フレーミング・リップス『Race For The Prize』。1999年のアルバムに収められた彼らの代表曲です。
本来ならばフェスシーズン到来!といった時期ですが、今年は世界中のフェスの中止が発表されています。
ライブはまだまだ難しいと言われる中、これまでにも様々なアイデア満載のライブパフォーマンスを繰り広げてきたフレーミング・リップスが、テレビ番組でこの曲のパフォーマンスを斬新な演出で披露し、話題になっています。
メンバーや観客ひとりひとりが、それぞれ大きな透明なバルーンの中に入ってライブを楽しむというもので、ソーシャルディスタンスに配慮しつつ、エンターテイメント性も高いライブは「さすが!」という感じです。
歌詞に綴られているのは、最前線で競い合う二人の科学者に注目している第三者のつぶやきです。
デッドヒートを繰り広げる二人の科学者の思いを想像して「彼らは賞をもらうまでは、このレースはやめられないと決意してしまったんだろう」とつぶやいています。
この歌詞は目的が賞をとることに変わっていることを嘆いているようにも受け取れますが、「未来のために 彼らは研究を続けてきた 自分たちの人生を犠牲にしながら 二人で互いに、追い抜き、追い越されながら」という歌詞からは、互いに切磋琢磨しているライバル関係への憧れを感じることができます。
そして、新型コロナウイルスの治療薬やワクチンの開発が急がれている今、この曲を聴くと、人生を犠牲にしてまでも研究をしてくれている科学者への感謝の気持ちなども込められているように感じます。
歌詞の世界は、時代やその時の心境によっても受け取り方が違ってくるものです。
今、あなたには、この曲がどんな風に響いているでしょうか?
歌詞の世界は無限大です。