- 2021年1月31日(日)
- Sam Smith, feat. Labrinth
2021年1月31日(日)
- 「Love Goes」
- Sam Smith, feat. Labrinth
- サム・スミスは、前作のオリジナル・アルバムからこの2年の間に、自身が「男性でも女性でもない、ノンバイナリー、ジェンダークィア」というXジェンダーであることを公表し、様々な顔を披露して話題になっていました。
そんな流れの中で完成したこのアルバムは、多くのプロデューサーを招いて多彩な楽曲が収められていて、この曲もラビリンスがプロデューサーとフィーチャリングで参加しているんです。
そしてこの楽曲自体、エレクトロニックやヒップホップのサウンド要素をコラージュして、最後はオーケストラ・サウンドに展開していくという、1曲だけでとっても多彩な仕上がりです。
歌詞に綴られているのは、“別れ”ですが、ただ悲しむだけのバラードではありません。
相手を尊重せず、自分を押し付けてしまった結果、別れが訪れたけれど“愛とはそういうもの”と綴り、曲のラストに向かってどんどん盛り上がっていくオーケストラ・サウンドによって、「また次の愛へ向かっていくのだろう」…そう想像させてくれるんです。
“覚えておいて あなたの居場所はずっと取っておくから”という歌詞からは“別れ”は来たけれど、愛が失われたわけではない、そんなことも感じさせてもらえます。
“別れ”というものも、実に多彩なものなんですね。