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2025.01.19
生きる力を育む!金融リテラシー
日本人は、“お金”に関する知識や判断力に対して苦手意識を持っているかたが多くいらっしゃいます。あなたはどうですか?
生きていく上で、切っても切り離せない“お金”。すでに大人だからといって遅すぎることはありません、今、学びの一歩を踏み出しませんか?
今回は、「生きる力を育む!金融リテラシー」というテーマで学びました。
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生きていく上で、切っても切り離せない“お金”。すでに大人だからといって遅すぎることはありません、今、学びの一歩を踏み出しませんか?
今回は、「生きる力を育む!金融リテラシー」というテーマで学びました。
(杉浦)
今日のテーマは「生きる力を育む!金融リテラシー」です。佳菜子ちゃん、お金に関する悩みとか不安とかある?
(村上)
ありますよ!常に抱えてるっていう感じ。だって、どんどん物価高くなるし、もし、お家を買うってなったら高いし。これからこどもが生まれてとか思ったら、いろんなことが「大丈夫かな?」っていう、ずっと不安を抱えてます。
(杉浦)
まぁね。明るい未来も想像しながら、そこにはお金はついてくるからね。お金に関する悩みや不安は、みんな少なからず抱えているものじゃないかな。例えばですね、「物価が上がって、生活費が赤字。どうしよー」とか。「住宅ローンやクレジットカードの返済、無事に終わらせられるか不安」とか。あとは、「こどもの教育費、どれくらいかかる?」。これもね、かかるのよー。僕も4人のこどもの親ですから。あと、「SNSで割のいいバイトを見つけたー。でも、これ、詐欺じゃないかな?」、「老後の生活費、足りるかな?」とか。
(村上)
共感するリスナーのかた、いっぱいいそうですね。
(杉浦)
今日は、こうしたお金に関する「悩み」や「不安」を少しでも解消できるように育んでいきたい「金融リテラシー」について、学んでいきたいと思います!
(村上)
「金融リテラシー」って、時々、聞いたことあるんですけど、あまり深く知らないんですよね。
(杉浦)
「金融リテラシー」というのは、経済的に自立して、より良い生活を送るために必要な「お金に関する知識や判断力」のことを言うんだよね。お金儲けではなくて、社会を生きる上で誰しも必ず必要なことなんだけども、佳菜子ちゃん、どう?自分で金融リテラシーがあるほうだと思いますか?
(村上)
経済的には自立しているとは思うんですけど、でも、お金に関する知識や判断力があるか?って聞かれると、ちょっと不安ですね…。
(杉浦)
どこで学ぶんだ?とか、誰が教えてくれるの?とかあるもんね。
(村上)
iDeCoとかNISAとかも、結構このラジオで話を聞く機会もあって、自分も興味があって、「よし、あとはやるだけだ!」って思ってるんだけど、まだその一歩が踏み出せてないとか。
(杉浦)
ちょっと勇気がいるよね。日本人って、お金に関する知識に対して、不安や苦手意識を持ってる人が多いんだって。
(村上)
何でなんですかね? 働いてお金を稼いで、そのお金で物やサービスを買ったり、貯金したり、ローンを組んだり、お金とは生きていくのに切っても切れない関係なのに、すごい不思議ですよね?
(杉浦)
そうなんですよ。では、ここからは、今日の講師に伺っていきましょう! 金融経済教育推進機構、略称J-FLEC(ジェイフレック)の経営戦略部経営企画課経営企画グループからお越しいただきました、串田 有さんです。
(村上)
J-FLECって、どういった団体なんですか?
(串田)
金融経済教育を推進するために法律に基づいて設立された、中立・公正な認可法人です。全国の「企業」や「学校」などに講師を派遣して、様々なテーマによる出張授業などを提供しています。
(村上)
串田さんも実際に講師をされてるんですか?
(串田)
私は運営側の人間なんですが、今日は「金融リテラシーの必要性」について、お話させていただこうと思っています。
(村上)
串田さん、先ほど、日本人は「お金に関する知識や判断力」に対して苦手意識を持っている人が多い気がすると、お話していたんですけど、実際って、どうですか?
(串田)
その通りだと思います。金融広報中央委員会が18歳から79歳までを対象に行なった「金融リテラシー調査2022年」によると、「金融知識に自信のある人の割合」は僅か12パーセントという結果でした。
(村上)
あまりにも低くてびっくりしました!
(串田)
ちなみに、アメリカの場合、「金融知識に自信のある人の割合」は、なんと、71パーセントです。
(村上)
え!そんなに差があるんですね。
(杉浦)
こうした意識の違いも影響してか、アメリカでは個人の資産の半分以上が投資なの。対して、日本では半分以上が預貯金。投資するかしないかは個人の自由だけども、金融知識に自信がないから、漠然と投資よりも預貯金なんだろうね。
(村上)
なぜ日本人はお金に対して苦手意識がある人が多いんでしょうか?串田さん。
(串田)
それは、お金に関する知識についてほとんど教わらないまま大人になってしまったかたが多いからではないでしょうか。日本では昔から「お金の話をすることは、はしたない」とタブー視する傾向があると思いますが、実際、「学校等で金融経済教育を受けたと認識している人の割合」は、僅か7パーセントです。
(杉浦)
確かに、お金の話をするのは、いやらしいとか、そういうイメージがあるよね。国語とか算数は学校で教わるのに、社会生活を送る上で非常に重要なお金のことを教わっていないんですから、苦手意識があっても不思議じゃないということですよね。ただ、日本の平均寿命が延びて、近年では「老後の資金に備えた資産形成の必要性」が高まっていますよね。それで、この状況というのは、ちょっと、心もとないと思うんですけど。
(串田)
また、成人年齢が引き下げられて18歳からクレジットカードを作ったり、携帯電話を契約したり、本人の意思だけでできるようになりました。これに伴い、若いうちから金融トラブルに備えて、身を守る知識が必要なのにこの状況、というのも憂慮されるところです。
(杉浦)
こうした背景もあって、学習指導要領が改正されて、2022年頃から小学校、中学校、高校で金融教育の内容が充実したんですよね。
(村上)
金融教育って、一口に言っても、いろいろあると思うんですけど、一体どんなことを教えているんですか?
(杉浦)
そうだよね。金融リテラシーを育むためには、どんなことを学ぶ必要があるのか、教育を受けていない僕たちには、ちょっと分からないよね。僕も、もし、こどもたちに質問されたら、答えられるかな…?
(村上)
そうか。でも、太陽さんどうですか?お家でこどもたちに金融教育ってしているんですか?
(杉浦)
お金の大切さは教えているつもりだけど、やっぱり自己流になっちゃうよね。詳しいとこは話せるけど限界はあるし、やっぱりお金に対して、いやらしいと思っちゃうからさ。そこでここからは、最低限、身につけるべき金融リテラシーとはどういったことか、また、中立・公正なJ-FLECではどのような金融教育を提供しているのか、教えていただきましょう。
(村上)
串田さん、私たちが最低限、身につけるべき金融リテラシーとはどういったことでしょうか?
(串田)
金融リテラシーを育むには、「家計管理」、「生活設計」、「金融と経済の基礎知識」、「外部知見の活用」、これら四つがポイントです。
(村上)
「家計管理」、「生活設計」、「金融と経済の基礎知識」、「外部知見の活用」。
(串田)
まずは「家計管理」を適切にして、日々の暮らしを安定させることです。将来どんな人生を送りたいか「生活設計」を具体的にシミュレーションすること。こうして、自分に必要なお金が具体的になり、「金融と経済の基礎知識」をいかした資産形成が行えます。そして、困ったときや相談したいときに適切な人や機関に相談する「外部知見の活用」も重要です。
(村上)
なるほど! 串田さんが所属する金融経済教育推進機構、J-FLECでは、そういったことを出張授業で教えていらっしゃるんですか?
(串田)
はい。金融経済教育は様々な企業や団体が行っていますが、J-FLECの強みは中立・公正な立場という点です。その事業内容も企業や学校、公民館等での出張授業だけではなく、個人や企業・教員向けのイベント・セミナー、個別相談、学習教材の無料提供など様々です。
(杉浦)
銀行や証券会社、保険会社など、お金のプロはたくさんいるけれど、中立・公正な立場で教えてもらえるのはありがたいよね。
(村上)
どういったかたが教えてくださるんですか?
(串田)
J-FLECでは、アドバイスに有益な資格と業務経験を兼ね備えたかたをアドバイザーとして認定・公表しています。J-FLEC認定アドバイザーは特定の金融機関や金融商品に偏らない中立的な立場から、相談者や受講者に寄り添って金融経済に関するアドバイスを提供しています。
(村上)
「特定の金融機関や金融商品に偏らない中立的な立場から」というのがポイントですよね。具体的には、どういったことを教えているんですか?
(串田)
学校や企業向けの出張授業の場合、例えば、小学生には、おこづかいの使い方や貯め方、お金の流れ、トラブルの事例などをゲームやクイズを活用して教えます。中学生、高校生には、大人になる前に知っておきたい収支管理の基本や、お金を貯めるポイント、クレジット・奨学金の仕組みや注意点など、大学生・若手社会人であれば、給与明細の見方や、資産形成の基本、NISA・iDeCoなどの制度、社会保険と民間保険、金融トラブルの防止などです。
(村上)
「給与明細の見方」も教えてくれるんですね。確かに、そういうことを教えてくれる人って、いませんもんね。
(杉浦)
教えて欲しかったな。老後の資金についてお悩みを抱えている世代には、どういったことを教えているんですか?
(串田)
例えば、50代以上のベテラン社会人には、定年退職後を見据えた年金などの社会保険、退職金、税金の仕組みのほか、資産寿命の延ばし方、相続・贈与・終活などの概要なども教えています。
(村上)
NISAやiDeCoのことも教えてくださるんですか?
(串田)
もちろんです。今、ご紹介したのは一例でして、より詳しく学びたいかた向けに詳細なコンテンツも提供しています。講義時間は45分から120分程度、その内容や講義時間については、講師と調整できます。
(村上)
個別相談もできるということなんですが、相談料はおいくらなんですか?
(杉浦)
これはですねー、佳菜子ちゃん、J-FLECの出張授業やイベント・セミナーは無料です。個別相談も最大1時間で無料なんだって。
(村上)
無料なんだ!!
(串田)
お金について相談する意義を知っていただくため、「J-FLECはじめてのマネープラン」と題して、無料の個別相談を提供しています。認定アドバイザーの有料相談で利用できる割引クーポンも配布していますよ。
(杉浦)
自分自身の金融リテラシーに自信がないと、こどもたちに教えることもできませんからね。お金の知識に苦手意識があるかたは、一度、お金に関するイベントやセミナーに参加してみるといいのかもしれないですね。
(串田)
皆さんが、より自立的で安心かつ経済的に豊かな生活を送るためには、幼い頃からお金に関する知識や判断力を高めることが重要です。もちろん、すでに大人だからといって遅すぎることはありません。今からでも金融リテラシーを高めるために、学びの一歩を踏み出してはいかがでしょうか。
(村上)
今日、話を聞いた中で特に注目したのは「金融リテラシーを身につけよう!」です。まずはここからかなと。
(杉浦)
身につけないとね。僕は「J-FLECでお金のことを学べるよ」です。今のこどもたちは、将来、金融リテラシーが高まっていることを期待しましょう。
「 関連リンク 」
・政府広報オンライン「『金融リテラシー』って何? 最低限身に付けておきたいお金の知識と判断力」
・金融経済教育推進機構(J-FLEC)
・金融庁「金融経済教育について」
今日のテーマは「生きる力を育む!金融リテラシー」です。佳菜子ちゃん、お金に関する悩みとか不安とかある?
(村上)
ありますよ!常に抱えてるっていう感じ。だって、どんどん物価高くなるし、もし、お家を買うってなったら高いし。これからこどもが生まれてとか思ったら、いろんなことが「大丈夫かな?」っていう、ずっと不安を抱えてます。
(杉浦)
まぁね。明るい未来も想像しながら、そこにはお金はついてくるからね。お金に関する悩みや不安は、みんな少なからず抱えているものじゃないかな。例えばですね、「物価が上がって、生活費が赤字。どうしよー」とか。「住宅ローンやクレジットカードの返済、無事に終わらせられるか不安」とか。あとは、「こどもの教育費、どれくらいかかる?」。これもね、かかるのよー。僕も4人のこどもの親ですから。あと、「SNSで割のいいバイトを見つけたー。でも、これ、詐欺じゃないかな?」、「老後の生活費、足りるかな?」とか。
(村上)
共感するリスナーのかた、いっぱいいそうですね。
(杉浦)
今日は、こうしたお金に関する「悩み」や「不安」を少しでも解消できるように育んでいきたい「金融リテラシー」について、学んでいきたいと思います!
(村上)
「金融リテラシー」って、時々、聞いたことあるんですけど、あまり深く知らないんですよね。
(杉浦)
「金融リテラシー」というのは、経済的に自立して、より良い生活を送るために必要な「お金に関する知識や判断力」のことを言うんだよね。お金儲けではなくて、社会を生きる上で誰しも必ず必要なことなんだけども、佳菜子ちゃん、どう?自分で金融リテラシーがあるほうだと思いますか?
(村上)
経済的には自立しているとは思うんですけど、でも、お金に関する知識や判断力があるか?って聞かれると、ちょっと不安ですね…。
(杉浦)
どこで学ぶんだ?とか、誰が教えてくれるの?とかあるもんね。
(村上)
iDeCoとかNISAとかも、結構このラジオで話を聞く機会もあって、自分も興味があって、「よし、あとはやるだけだ!」って思ってるんだけど、まだその一歩が踏み出せてないとか。
(杉浦)
ちょっと勇気がいるよね。日本人って、お金に関する知識に対して、不安や苦手意識を持ってる人が多いんだって。
(村上)
何でなんですかね? 働いてお金を稼いで、そのお金で物やサービスを買ったり、貯金したり、ローンを組んだり、お金とは生きていくのに切っても切れない関係なのに、すごい不思議ですよね?
(杉浦)
そうなんですよ。では、ここからは、今日の講師に伺っていきましょう! 金融経済教育推進機構、略称J-FLEC(ジェイフレック)の経営戦略部経営企画課経営企画グループからお越しいただきました、串田 有さんです。
(村上)
J-FLECって、どういった団体なんですか?
(串田)
金融経済教育を推進するために法律に基づいて設立された、中立・公正な認可法人です。全国の「企業」や「学校」などに講師を派遣して、様々なテーマによる出張授業などを提供しています。
(村上)
串田さんも実際に講師をされてるんですか?
(串田)
私は運営側の人間なんですが、今日は「金融リテラシーの必要性」について、お話させていただこうと思っています。
(村上)
串田さん、先ほど、日本人は「お金に関する知識や判断力」に対して苦手意識を持っている人が多い気がすると、お話していたんですけど、実際って、どうですか?
(串田)
その通りだと思います。金融広報中央委員会が18歳から79歳までを対象に行なった「金融リテラシー調査2022年」によると、「金融知識に自信のある人の割合」は僅か12パーセントという結果でした。
(村上)
あまりにも低くてびっくりしました!
(串田)
ちなみに、アメリカの場合、「金融知識に自信のある人の割合」は、なんと、71パーセントです。
(村上)
え!そんなに差があるんですね。
(杉浦)
こうした意識の違いも影響してか、アメリカでは個人の資産の半分以上が投資なの。対して、日本では半分以上が預貯金。投資するかしないかは個人の自由だけども、金融知識に自信がないから、漠然と投資よりも預貯金なんだろうね。
(村上)
なぜ日本人はお金に対して苦手意識がある人が多いんでしょうか?串田さん。
(串田)
それは、お金に関する知識についてほとんど教わらないまま大人になってしまったかたが多いからではないでしょうか。日本では昔から「お金の話をすることは、はしたない」とタブー視する傾向があると思いますが、実際、「学校等で金融経済教育を受けたと認識している人の割合」は、僅か7パーセントです。
(杉浦)
確かに、お金の話をするのは、いやらしいとか、そういうイメージがあるよね。国語とか算数は学校で教わるのに、社会生活を送る上で非常に重要なお金のことを教わっていないんですから、苦手意識があっても不思議じゃないということですよね。ただ、日本の平均寿命が延びて、近年では「老後の資金に備えた資産形成の必要性」が高まっていますよね。それで、この状況というのは、ちょっと、心もとないと思うんですけど。
(串田)
また、成人年齢が引き下げられて18歳からクレジットカードを作ったり、携帯電話を契約したり、本人の意思だけでできるようになりました。これに伴い、若いうちから金融トラブルに備えて、身を守る知識が必要なのにこの状況、というのも憂慮されるところです。
(杉浦)
こうした背景もあって、学習指導要領が改正されて、2022年頃から小学校、中学校、高校で金融教育の内容が充実したんですよね。
(村上)
金融教育って、一口に言っても、いろいろあると思うんですけど、一体どんなことを教えているんですか?
(杉浦)
そうだよね。金融リテラシーを育むためには、どんなことを学ぶ必要があるのか、教育を受けていない僕たちには、ちょっと分からないよね。僕も、もし、こどもたちに質問されたら、答えられるかな…?
(村上)
そうか。でも、太陽さんどうですか?お家でこどもたちに金融教育ってしているんですか?
(杉浦)
お金の大切さは教えているつもりだけど、やっぱり自己流になっちゃうよね。詳しいとこは話せるけど限界はあるし、やっぱりお金に対して、いやらしいと思っちゃうからさ。そこでここからは、最低限、身につけるべき金融リテラシーとはどういったことか、また、中立・公正なJ-FLECではどのような金融教育を提供しているのか、教えていただきましょう。
(村上)
串田さん、私たちが最低限、身につけるべき金融リテラシーとはどういったことでしょうか?
(串田)
金融リテラシーを育むには、「家計管理」、「生活設計」、「金融と経済の基礎知識」、「外部知見の活用」、これら四つがポイントです。
(村上)
「家計管理」、「生活設計」、「金融と経済の基礎知識」、「外部知見の活用」。
(串田)
まずは「家計管理」を適切にして、日々の暮らしを安定させることです。将来どんな人生を送りたいか「生活設計」を具体的にシミュレーションすること。こうして、自分に必要なお金が具体的になり、「金融と経済の基礎知識」をいかした資産形成が行えます。そして、困ったときや相談したいときに適切な人や機関に相談する「外部知見の活用」も重要です。
(村上)
なるほど! 串田さんが所属する金融経済教育推進機構、J-FLECでは、そういったことを出張授業で教えていらっしゃるんですか?
(串田)
はい。金融経済教育は様々な企業や団体が行っていますが、J-FLECの強みは中立・公正な立場という点です。その事業内容も企業や学校、公民館等での出張授業だけではなく、個人や企業・教員向けのイベント・セミナー、個別相談、学習教材の無料提供など様々です。
(杉浦)
銀行や証券会社、保険会社など、お金のプロはたくさんいるけれど、中立・公正な立場で教えてもらえるのはありがたいよね。
(村上)
どういったかたが教えてくださるんですか?
(串田)
J-FLECでは、アドバイスに有益な資格と業務経験を兼ね備えたかたをアドバイザーとして認定・公表しています。J-FLEC認定アドバイザーは特定の金融機関や金融商品に偏らない中立的な立場から、相談者や受講者に寄り添って金融経済に関するアドバイスを提供しています。
(村上)
「特定の金融機関や金融商品に偏らない中立的な立場から」というのがポイントですよね。具体的には、どういったことを教えているんですか?
(串田)
学校や企業向けの出張授業の場合、例えば、小学生には、おこづかいの使い方や貯め方、お金の流れ、トラブルの事例などをゲームやクイズを活用して教えます。中学生、高校生には、大人になる前に知っておきたい収支管理の基本や、お金を貯めるポイント、クレジット・奨学金の仕組みや注意点など、大学生・若手社会人であれば、給与明細の見方や、資産形成の基本、NISA・iDeCoなどの制度、社会保険と民間保険、金融トラブルの防止などです。
(村上)
「給与明細の見方」も教えてくれるんですね。確かに、そういうことを教えてくれる人って、いませんもんね。
(杉浦)
教えて欲しかったな。老後の資金についてお悩みを抱えている世代には、どういったことを教えているんですか?
(串田)
例えば、50代以上のベテラン社会人には、定年退職後を見据えた年金などの社会保険、退職金、税金の仕組みのほか、資産寿命の延ばし方、相続・贈与・終活などの概要なども教えています。
(村上)
NISAやiDeCoのことも教えてくださるんですか?
(串田)
もちろんです。今、ご紹介したのは一例でして、より詳しく学びたいかた向けに詳細なコンテンツも提供しています。講義時間は45分から120分程度、その内容や講義時間については、講師と調整できます。
(村上)
個別相談もできるということなんですが、相談料はおいくらなんですか?
(杉浦)
これはですねー、佳菜子ちゃん、J-FLECの出張授業やイベント・セミナーは無料です。個別相談も最大1時間で無料なんだって。
(村上)
無料なんだ!!
(串田)
お金について相談する意義を知っていただくため、「J-FLECはじめてのマネープラン」と題して、無料の個別相談を提供しています。認定アドバイザーの有料相談で利用できる割引クーポンも配布していますよ。
(杉浦)
自分自身の金融リテラシーに自信がないと、こどもたちに教えることもできませんからね。お金の知識に苦手意識があるかたは、一度、お金に関するイベントやセミナーに参加してみるといいのかもしれないですね。
(串田)
皆さんが、より自立的で安心かつ経済的に豊かな生活を送るためには、幼い頃からお金に関する知識や判断力を高めることが重要です。もちろん、すでに大人だからといって遅すぎることはありません。今からでも金融リテラシーを高めるために、学びの一歩を踏み出してはいかがでしょうか。
(村上)
今日、話を聞いた中で特に注目したのは「金融リテラシーを身につけよう!」です。まずはここからかなと。
(杉浦)
身につけないとね。僕は「J-FLECでお金のことを学べるよ」です。今のこどもたちは、将来、金融リテラシーが高まっていることを期待しましょう。
「 関連リンク 」
・政府広報オンライン「『金融リテラシー』って何? 最低限身に付けておきたいお金の知識と判断力」
・金融経済教育推進機構(J-FLEC)
・金融庁「金融経済教育について」