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2025.12.21
撲滅ニセ警察詐欺。“#みんとめ”であなたのお金を守ろう!
ニセ警察詐欺など、詐欺の手口はどんどん変わりますが、変わらないのは、「電話」で接触してくること。その多くは、国際電話からです。
詐欺に遭わないために、今すぐにできることがあります。
今回は、「撲滅ニセ警察詐欺。“#みんとめ”であなたのお金を守ろう!」というテーマで学びました。
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詐欺に遭わないために、今すぐにできることがあります。
今回は、「撲滅ニセ警察詐欺。“#みんとめ”であなたのお金を守ろう!」というテーマで学びました。
(杉浦)
突然、警察を名乗る人から「あなたの口座が犯罪に使われている」とか「あなたの携帯電話が不正に契約された」とか、そういう内容の電話がかかってきました。はい、佳菜子ちゃん、どうしましょう?
(村上)
えー! こういうお仕事をさせていただいてるので、そういった情報は分かってますけど、でも、実際にかかってきたら、動揺しちゃいますよね。疑うかなー? どうだろう。
(杉浦)
焦るよね?! 今は「どうしますか?」の話だから冷静に考えられるけど、これが実際に起こったら、パニックになるかもしれないよね。
(村上)
確かに。冷静じゃいられないですよね。だって、電話の相手は、警察を名乗ってるわけですもんね。
(杉浦)
そうだよ! 「警察です」って言われたら…。
(村上)
ドキっとしますよね。何かしちゃったかな? っていう。
(杉浦)
そうそう。家の固定電話や携帯電話に電話をかけて、警察官などを名乗って、捜査名目で現金をだまし取る手口。これが今日のテーマ、「ニセ警察詐欺」なんだよね。昨年(2024年)の後半から、このニセ警察詐欺が目立ってきていて、今年(2025年)1月から統計を取り始めたんですけども、今年(2025年)9月末時点で、警察が把握しているだけで、その被害件数はおよそ7,600件。被害額はなんと、およそ660億円だって。
(村上)
えーっ! そんなに?! だって、今年(2025年)1月からですよね。
(杉浦)
信じられない額だよね。「オレオレ詐欺」って、佳菜子ちゃんも知ってるよね。「電話で、こどもや孫などを名乗って、事件や事故に対する示談金などを名目にお金をだまし取る手口」のことね。ニセ警察詐欺も身分をかたる点では同じだから、統計を取るうえで、ほぼ、このオレオレ詐欺に分類されるんだけども、今年(2025年)9月末までの9か月間で、警察が把握しているオレオレ詐欺のうち、およそ7割がニセ警察詐欺なんだって。
(村上)
確かに、最近私の周りでも、この話題が出たりすることがありますね。だから、言い方は適切じゃないかもしれないけど、「ニセ警察詐欺がトレンドになってしまっている」ということですよね。
(杉浦)
悪い意味でね。こんなのトレンドになってほしくないけどね。特徴は「20代30代の若い世代に被害が拡大している点」なんだって。こういう詐欺って、高齢者が被害に遭いやすいイメージじゃん? なのに、若い世代のかたがだまされてしまうケースが目立つんだって。しかも、ニセ警察詐欺は「1件の被害額が一般的なオレオレ詐欺よりも比較的大きい」っていうのも特徴なんだって。
(村上)
それってどうしてなんだろう?
(杉浦)
さあ、ここからは、警察庁長官官房参事官の渡辺 幸次さんに教えてもらいましょう。
(村上)
渡辺さん、なぜ、ニセ警察詐欺は1件の被害額が比較的大きいのでしょうか?
(渡辺)
それは、「被害者の口座にある預貯金を根こそぎだまし取る」からです。
(杉浦)
えーっ! 根こそぎ?!
(渡辺)
こどもや孫を名乗るオレオレ詐欺の場合、交通事故や仕事のミスの示談金として「100万円が必要」などと、犯人側が最初から金額を指定して振り込ませます。ですから、そうした緊急の場合でも、なんとか払えそうな金額が提示されていました。しかし、ニセ警察詐欺の場合は、「初めから口座にある全てのお金を振り込むように要求」されるんです!
(村上)
でも、途中でおかしいなって思ったりしそうですけどね…。
(杉浦)
全額だからね。でも、それがそうでもないらしくて。犯人の欺く手口は本当に巧みなんですよね?
(渡辺)
はい。主な手口をご紹介しますと、まず、かかってきた電話を取ると自動音声で「2時間後からこの電話は使えなくなります」などとガイダンスが流れます。
(村上)
電話が使えなくなるって、びっくりしますよね。焦って「なんとかしなくちゃ」って思っちゃうかも。
(渡辺)
そうですよね。そのため指示に従って、指定された番号を押します。すると、電話会社を名乗る者につながって、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われています」などと言われ、ここで、警察をかたる者が電話に出てくるんです。
(村上)
えー! でも、電話の相手が本当に警察官かどうかって、分かりませんよね。
(渡辺)
はい。そこで犯人は、相手を信じ込ませるためにSNSに誘導します。アプリを使用したビデオ通話に切り替えさせるんです。すると、通話画面に映るのは警察の制服を着たニセ警察官です。ここに実際に使用された画像があります。
(村上)
本当に制服着てるし、帽子もかぶって、警察のエンブレムも付いてますよ。
(杉浦)
ていうか、警察手帳見せてる。
(渡辺)
そうなんです。信じ込ませるために警察手帳を見せたり、「あなたに逮捕状が出ています」と言って、逮捕状の画面をSNSに送信してきたりするんです。実際にその逮捕状には、被害者ご本人の名前が印字されていたケースもありました。
(村上)
逮捕状なんて、ドラマとかでしか見たことない。
(杉浦)
自分の名前が入ってるって、信じちゃうんじゃない?
(村上)
それは信じちゃうし、動揺して「自分は関係ない」とか「身に覚えがない」って否定しますよね。
(杉浦)
そうだよね。そこで犯人は無実を証明するように言ってくるんですよね。
(渡辺)
そのとおりです。例えば「あなたのお金が犯罪に関与しているか判断する」「捜査で無実が証明されればお金は全額返金する」などと言って、「口座内の預貯金を金額振り込むように要求」するんです。これは一例ですが、このようにして、口座にある全てのお金をだまし取られてしまうんです。
(村上)
「無実を証明したい」という心理につけ込んで、「冷静な判断ができないようにする」っていうことですよね。だから被害額が大きくなっちゃうんですね。
(渡辺)
はい。また最近では、インターネットバンキングを利用する人が増えていますよね? 確かに便利ですが、その反面、立ち止まって冷静に考える間もなく、送金してしまう。これも被害額が大きい理由の一つだと考えられます。実際、ニセ警察詐欺による被害額のおよそ半分は、インターネットバンキングを利用して振り込まれたものなんです。
(村上)
そうか、確かに利用してるもんな…。犯罪の手口は時代の流れに、すぐ適応してくるんですね。なんか悔しいですねー! ということは、今はニセ警察詐欺が目立っていますけど、数か月後には違う方法の詐欺に変わってしまってるかもしれないってことですよね?
(杉浦)
そうなんだよね。そこで、皆さんに知ってほしいのが「#みんとめ」です!
(村上)
渡辺さん「#みんとめ」って、どういうものなんでしょうか?
(渡辺)
はい。詐欺の手口は時代に合わせてコロコロ変わっても、「電話で接触してくる」という点は変わりません。特に近年「国際電話」で接触してくるケースが増加しています。最近の被害状況を分析すると、「特殊詐欺」のうち、犯行に利用された番号のおよそ7割が国際電話の番号からでした。
(杉浦)
そこで知ってほしいのが、「#みんとめ」ですね?
(渡辺)
はい。「#みんとめ」とは、「みんなでとめよう!! 国際電話詐欺」の略称です。特殊詐欺の犯人から、電話を直接受けないための対策として、「国際電話着信ブロック」を推進し、特殊詐欺の被害を防止するための運動です。被害に遭わないよう、国際電話番号からの着信を受けない対策を、みんなで声を掛け合いながら広めていきたい。そんな思いが「#みんとめ」には込められています。
(村上)
具体的に、どうすれば国際電話を着信ブロックできるんですか?
(渡辺)
はい。普段、固定電話で海外に住むかたと通話することがないかたは、ウェブや電話で「国際電話不取扱受付センター」に申込みができます。手続きは5分もあれば十分で、もちろんサービスは無料です。手続きが難しいと感じるかたは、最寄りの警察署でも手続きができます。
(杉浦)
固定電話で特殊詐欺の被害に遭っているのは、60代から80代のかたが多いので、お子さんやお孫さんなど、家族のかたが手続きをしてあげてほしいですね。
(村上)
では、携帯電話では、どのような対策をすればいいですか?
(渡辺)
最も簡単で確実な方法は、「国際電話番号や見知らぬ電話番号からの着信を「無視」する」ことです。国際電話の番号は「+(プラス)」から始まるので、ディスプレイ画面を見て「+から始まる電話番号だったら絶対に出ない」、これを徹底してください。
(杉浦)
アプリを利用するのも有効ですよね。
(渡辺)
はい。最近では、国際電話の着信規制ができるスマートフォン用のアプリも登場しています。一部有料のものもありますが、そうしたアプリを利用するのも有効です。
(村上)
でも、そういうアプリってたくさんあって、どれを選んだらいいのか分からないんですよねー。
(渡辺)
実は「安全で安心な社会」の実現を目指し、様々な活動を行っている「公益財団法人全国防犯協会連合会」という団体のホームページでは、防犯機能付き電話や、防犯アプリを一覧で紹介しております。選ぶときの参考にしてください。
(杉浦)
今、ご紹介した「国際電話不取扱受付センター」の電話番号やホームページ、さらに「全国防犯協会連合会」のホームページは、警察庁ウェブサイトの「#みんとめ」の特設サイトで全て紹介されています。まずは、こちらの特設サイトを確認して、国際電話の着信をブロックしてほしいですね。
(渡辺)
ニセ警察詐欺をはじめ、特殊詐欺をする者は、だましのプロです。会話してしまったらだまされます。「電話に出ずに国際電話の着信をブロック!」これが、極めて有効な防犯対策です。
(村上)
今からでも、すぐにできる対策ですから、是非、自分の携帯電話だけでなく、家族の携帯電話の防犯対策もしてほしいですよね。渡辺さん、今日は主に、ニセ警察詐欺の手口を学びましたけど、他に、ニセ警察詐欺の被害に遭わないために注意しておくことはありますか?
(渡辺)
はい。本物の警察官は、「電話であなたが捜査対象になっているなどと伝えることはありません」「SNSなどの通信アプリで連絡したいとは言いません」「ビデオ通話で警察手帳や逮捕状を見せることはありません」「突然ビデオ電話をかけてくることはありません」。これらのうち、一つでも当てはまる場合は「怪しい」と思って、もし通話をしていても、すぐに切って、最寄りの警察署に駆け込み、相談してください。
(杉浦)
警察相談専用電話「#9110」(シャープきゅういちいちまる)に電話して相談するのも有効ですよね。
(渡辺)
国際電話で警察官をかたり、お金をだまし取る、ニセ警察詐欺が増えています。クリスマスや年末年始、家族や友達が集まる機会に、是非、みんなで話題にして、被害に遭わないよう、国際電話番号からの着信をブロックする対策を広めていきましょう! 「みんなでとめよう!! 国際電話詐欺」「#みんとめ」。ご協力をよろしくお願いします。
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、「みんなでとめよう国際電話詐欺 #みんとめ」です。
(杉浦)
是非、覚えてください! 僕は、「だまされないで!! ニセ警察詐欺」です。気を付けてください。
「 関連リンク 」
・警察庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ「ニセ警察詐欺に注意! #ニセ警察詐欺」
・警察庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ「みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ」
突然、警察を名乗る人から「あなたの口座が犯罪に使われている」とか「あなたの携帯電話が不正に契約された」とか、そういう内容の電話がかかってきました。はい、佳菜子ちゃん、どうしましょう?
(村上)
えー! こういうお仕事をさせていただいてるので、そういった情報は分かってますけど、でも、実際にかかってきたら、動揺しちゃいますよね。疑うかなー? どうだろう。
(杉浦)
焦るよね?! 今は「どうしますか?」の話だから冷静に考えられるけど、これが実際に起こったら、パニックになるかもしれないよね。
(村上)
確かに。冷静じゃいられないですよね。だって、電話の相手は、警察を名乗ってるわけですもんね。
(杉浦)
そうだよ! 「警察です」って言われたら…。
(村上)
ドキっとしますよね。何かしちゃったかな? っていう。
(杉浦)
そうそう。家の固定電話や携帯電話に電話をかけて、警察官などを名乗って、捜査名目で現金をだまし取る手口。これが今日のテーマ、「ニセ警察詐欺」なんだよね。昨年(2024年)の後半から、このニセ警察詐欺が目立ってきていて、今年(2025年)1月から統計を取り始めたんですけども、今年(2025年)9月末時点で、警察が把握しているだけで、その被害件数はおよそ7,600件。被害額はなんと、およそ660億円だって。
(村上)
えーっ! そんなに?! だって、今年(2025年)1月からですよね。
(杉浦)
信じられない額だよね。「オレオレ詐欺」って、佳菜子ちゃんも知ってるよね。「電話で、こどもや孫などを名乗って、事件や事故に対する示談金などを名目にお金をだまし取る手口」のことね。ニセ警察詐欺も身分をかたる点では同じだから、統計を取るうえで、ほぼ、このオレオレ詐欺に分類されるんだけども、今年(2025年)9月末までの9か月間で、警察が把握しているオレオレ詐欺のうち、およそ7割がニセ警察詐欺なんだって。
(村上)
確かに、最近私の周りでも、この話題が出たりすることがありますね。だから、言い方は適切じゃないかもしれないけど、「ニセ警察詐欺がトレンドになってしまっている」ということですよね。
(杉浦)
悪い意味でね。こんなのトレンドになってほしくないけどね。特徴は「20代30代の若い世代に被害が拡大している点」なんだって。こういう詐欺って、高齢者が被害に遭いやすいイメージじゃん? なのに、若い世代のかたがだまされてしまうケースが目立つんだって。しかも、ニセ警察詐欺は「1件の被害額が一般的なオレオレ詐欺よりも比較的大きい」っていうのも特徴なんだって。
(村上)
それってどうしてなんだろう?
(杉浦)
さあ、ここからは、警察庁長官官房参事官の渡辺 幸次さんに教えてもらいましょう。
(村上)
渡辺さん、なぜ、ニセ警察詐欺は1件の被害額が比較的大きいのでしょうか?
(渡辺)
それは、「被害者の口座にある預貯金を根こそぎだまし取る」からです。
(杉浦)
えーっ! 根こそぎ?!
(渡辺)
こどもや孫を名乗るオレオレ詐欺の場合、交通事故や仕事のミスの示談金として「100万円が必要」などと、犯人側が最初から金額を指定して振り込ませます。ですから、そうした緊急の場合でも、なんとか払えそうな金額が提示されていました。しかし、ニセ警察詐欺の場合は、「初めから口座にある全てのお金を振り込むように要求」されるんです!
(村上)
でも、途中でおかしいなって思ったりしそうですけどね…。
(杉浦)
全額だからね。でも、それがそうでもないらしくて。犯人の欺く手口は本当に巧みなんですよね?
(渡辺)
はい。主な手口をご紹介しますと、まず、かかってきた電話を取ると自動音声で「2時間後からこの電話は使えなくなります」などとガイダンスが流れます。
(村上)
電話が使えなくなるって、びっくりしますよね。焦って「なんとかしなくちゃ」って思っちゃうかも。
(渡辺)
そうですよね。そのため指示に従って、指定された番号を押します。すると、電話会社を名乗る者につながって、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われています」などと言われ、ここで、警察をかたる者が電話に出てくるんです。
(村上)
えー! でも、電話の相手が本当に警察官かどうかって、分かりませんよね。
(渡辺)
はい。そこで犯人は、相手を信じ込ませるためにSNSに誘導します。アプリを使用したビデオ通話に切り替えさせるんです。すると、通話画面に映るのは警察の制服を着たニセ警察官です。ここに実際に使用された画像があります。
(村上)
本当に制服着てるし、帽子もかぶって、警察のエンブレムも付いてますよ。
(杉浦)
ていうか、警察手帳見せてる。
(渡辺)
そうなんです。信じ込ませるために警察手帳を見せたり、「あなたに逮捕状が出ています」と言って、逮捕状の画面をSNSに送信してきたりするんです。実際にその逮捕状には、被害者ご本人の名前が印字されていたケースもありました。
(村上)
逮捕状なんて、ドラマとかでしか見たことない。
(杉浦)
自分の名前が入ってるって、信じちゃうんじゃない?
(村上)
それは信じちゃうし、動揺して「自分は関係ない」とか「身に覚えがない」って否定しますよね。
(杉浦)
そうだよね。そこで犯人は無実を証明するように言ってくるんですよね。
(渡辺)
そのとおりです。例えば「あなたのお金が犯罪に関与しているか判断する」「捜査で無実が証明されればお金は全額返金する」などと言って、「口座内の預貯金を金額振り込むように要求」するんです。これは一例ですが、このようにして、口座にある全てのお金をだまし取られてしまうんです。
(村上)
「無実を証明したい」という心理につけ込んで、「冷静な判断ができないようにする」っていうことですよね。だから被害額が大きくなっちゃうんですね。
(渡辺)
はい。また最近では、インターネットバンキングを利用する人が増えていますよね? 確かに便利ですが、その反面、立ち止まって冷静に考える間もなく、送金してしまう。これも被害額が大きい理由の一つだと考えられます。実際、ニセ警察詐欺による被害額のおよそ半分は、インターネットバンキングを利用して振り込まれたものなんです。
(村上)
そうか、確かに利用してるもんな…。犯罪の手口は時代の流れに、すぐ適応してくるんですね。なんか悔しいですねー! ということは、今はニセ警察詐欺が目立っていますけど、数か月後には違う方法の詐欺に変わってしまってるかもしれないってことですよね?
(杉浦)
そうなんだよね。そこで、皆さんに知ってほしいのが「#みんとめ」です!
(村上)
渡辺さん「#みんとめ」って、どういうものなんでしょうか?
(渡辺)
はい。詐欺の手口は時代に合わせてコロコロ変わっても、「電話で接触してくる」という点は変わりません。特に近年「国際電話」で接触してくるケースが増加しています。最近の被害状況を分析すると、「特殊詐欺」のうち、犯行に利用された番号のおよそ7割が国際電話の番号からでした。
(杉浦)
そこで知ってほしいのが、「#みんとめ」ですね?
(渡辺)
はい。「#みんとめ」とは、「みんなでとめよう!! 国際電話詐欺」の略称です。特殊詐欺の犯人から、電話を直接受けないための対策として、「国際電話着信ブロック」を推進し、特殊詐欺の被害を防止するための運動です。被害に遭わないよう、国際電話番号からの着信を受けない対策を、みんなで声を掛け合いながら広めていきたい。そんな思いが「#みんとめ」には込められています。
(村上)
具体的に、どうすれば国際電話を着信ブロックできるんですか?
(渡辺)
はい。普段、固定電話で海外に住むかたと通話することがないかたは、ウェブや電話で「国際電話不取扱受付センター」に申込みができます。手続きは5分もあれば十分で、もちろんサービスは無料です。手続きが難しいと感じるかたは、最寄りの警察署でも手続きができます。
(杉浦)
固定電話で特殊詐欺の被害に遭っているのは、60代から80代のかたが多いので、お子さんやお孫さんなど、家族のかたが手続きをしてあげてほしいですね。
(村上)
では、携帯電話では、どのような対策をすればいいですか?
(渡辺)
最も簡単で確実な方法は、「国際電話番号や見知らぬ電話番号からの着信を「無視」する」ことです。国際電話の番号は「+(プラス)」から始まるので、ディスプレイ画面を見て「+から始まる電話番号だったら絶対に出ない」、これを徹底してください。
(杉浦)
アプリを利用するのも有効ですよね。
(渡辺)
はい。最近では、国際電話の着信規制ができるスマートフォン用のアプリも登場しています。一部有料のものもありますが、そうしたアプリを利用するのも有効です。
(村上)
でも、そういうアプリってたくさんあって、どれを選んだらいいのか分からないんですよねー。
(渡辺)
実は「安全で安心な社会」の実現を目指し、様々な活動を行っている「公益財団法人全国防犯協会連合会」という団体のホームページでは、防犯機能付き電話や、防犯アプリを一覧で紹介しております。選ぶときの参考にしてください。
(杉浦)
今、ご紹介した「国際電話不取扱受付センター」の電話番号やホームページ、さらに「全国防犯協会連合会」のホームページは、警察庁ウェブサイトの「#みんとめ」の特設サイトで全て紹介されています。まずは、こちらの特設サイトを確認して、国際電話の着信をブロックしてほしいですね。
(渡辺)
ニセ警察詐欺をはじめ、特殊詐欺をする者は、だましのプロです。会話してしまったらだまされます。「電話に出ずに国際電話の着信をブロック!」これが、極めて有効な防犯対策です。
(村上)
今からでも、すぐにできる対策ですから、是非、自分の携帯電話だけでなく、家族の携帯電話の防犯対策もしてほしいですよね。渡辺さん、今日は主に、ニセ警察詐欺の手口を学びましたけど、他に、ニセ警察詐欺の被害に遭わないために注意しておくことはありますか?
(渡辺)
はい。本物の警察官は、「電話であなたが捜査対象になっているなどと伝えることはありません」「SNSなどの通信アプリで連絡したいとは言いません」「ビデオ通話で警察手帳や逮捕状を見せることはありません」「突然ビデオ電話をかけてくることはありません」。これらのうち、一つでも当てはまる場合は「怪しい」と思って、もし通話をしていても、すぐに切って、最寄りの警察署に駆け込み、相談してください。
(杉浦)
警察相談専用電話「#9110」(シャープきゅういちいちまる)に電話して相談するのも有効ですよね。
(渡辺)
国際電話で警察官をかたり、お金をだまし取る、ニセ警察詐欺が増えています。クリスマスや年末年始、家族や友達が集まる機会に、是非、みんなで話題にして、被害に遭わないよう、国際電話番号からの着信をブロックする対策を広めていきましょう! 「みんなでとめよう!! 国際電話詐欺」「#みんとめ」。ご協力をよろしくお願いします。
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、「みんなでとめよう国際電話詐欺 #みんとめ」です。
(杉浦)
是非、覚えてください! 僕は、「だまされないで!! ニセ警察詐欺」です。気を付けてください。
「 関連リンク 」
・警察庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ「ニセ警察詐欺に注意! #ニセ警察詐欺」
・警察庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ「みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ」