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2026.01.11
外食もおいしい食べきり。もっと食品ロスを減らそう!
家の中での食品ロス、気を付けているかたは多いことでしょう。
では、外食した際の食べ残しについてはいかがですか?
お店とお客さんが協力することは、食品ロス削減につながります。
今回は、「外食もおいしい食べきり。もっと食品ロスを減らそう!」というテーマで学びました。
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では、外食した際の食べ残しについてはいかがですか?
お店とお客さんが協力することは、食品ロス削減につながります。
今回は、「外食もおいしい食べきり。もっと食品ロスを減らそう!」というテーマで学びました。
(杉浦)
佳菜子ちゃん、外食は好きですか?
(村上)
はい。家で作るのも好きなんですけど、でも、やっぱり外食は外食の良さがありますよね!
(杉浦)
そうね、家では作れないレベルとかもあるからね。
(村上)
そうそう! 私、火鍋とか鍋系が好きなんですけど、家だと、決まったものばかりになっちゃうけど、外食だと、火鍋もいろんな種類から選べたりとか。そこが外食の良さですよね。
(杉浦)
うちは、たまーに外食に行くかな。食べ盛りの子が多いから、逆に大変(笑) 食べきり過ぎて大変。おかわり、おかわり、おかわり、おかわりって、まだ食べるの? くらいな(笑) うちはフードロス、ないですね。
(村上)
やっぱり外食って、お祝いとか、そういう時に行ったりするんじゃないですか?
(杉浦)
そうね、中間テストが終わった後、焼肉行こうか、とか。
(村上)
確かにね、頑張ったご褒美に。
(杉浦)
まあ、こうしたメリットもありまして、外食を楽しむかたはとても多いので、今日は、食品ロスは食品ロスでも、「外食産業」から出る食品ロスに注目します。食品ロスは「まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物」のことですね。この番組でも時々話題になってますね。
(村上)
なってますねー。食品ロスを削減する取組はだいぶ前から行われてますけど、現状ってどうなんですか?
(杉浦)
日本の2023年度の年間の食品ロス量、464万トンです。多いよね。でも、2000年度と比べますと、半分以下になっております。でも、この464万トンという量は、世界中で飢餓に苦しむ人々に、国連が食料支援した量のおよそ1.3倍。つまり、飢餓に苦しむ世界の人々に提供された量を超えるほどの食べ物を、僕たち日本人は「日々無駄にしている」っていうことなんだよね。
(村上)
このデータは、日本の中だけでということですもんね? いやー、ちょっともったいないですね。
(杉浦)
半分にはなってるから、効果は出てるんだけども、まだ、これだけの量が出てるよ、ってことだよね。でね、この経済的な損失をお金に換算しますと、年間およそ4兆円。一人当たりにすると、1年で3万円ほどの無駄を出してる計算になるんだって。そこで日本では、食品ロスの削減目標を立ててまして、食品ロスの量を2030年度までに2000年度と比べて、食品製造業や外食産業などから発生する食品ロスについては60パーセントまで、一般家庭から捨てられる食品ロスについては、50パーセントまで削減することを目指してるんだって。
(村上)
大事ですよね。ただ、そうは言っても、これまで私たち、結構、頑張ってきたと思うんですよね。家庭では、買い過ぎないようにしたり、家にある食材をチェックしてから買い物へ行ったりとか、作り過ぎないようにしたりとか。いろいろ頑張ってはいるんですけどねー。
(杉浦)
事業者も、賞味期限を延長したり、季節商品の予約販売を行ったりと、これまであった慣習を見直して、食品ロスを減らす工夫をしていますよね。でも、まだまだできることはあるんだよね。それが、今日のテーマである「外食時の食品ロス削減」! ここからは今日の講師に教えていただきましょう。消費者庁食品ロス削減推進室の木之井 文さんです。
(村上)
木之井さん、食品ロスを削減するために、多くのかたが工夫をするようになりましたけど、まだ、できることがあるんですね?
(木之井)
はい。食品ロスの約半分は、食品の製造業や外食産業、小売業などの事業者から出ています。そのうちレストラン、ファストフードなどの「外食産業」が出す食品ロスが3割を占め、そのうち約半分近くが、実は「お客さんの食べ残し」です。村上さんも、宴会やパーティーなど大勢で食事をする場で、食べ物が残っているなーと、感じたことはありませんか?
(村上)
確かに、大勢で食事をする時って、会話が弾んじゃって、気付いたら90分制の90分たっちゃって、食べきっていないのに、出なきゃいけないとか。そういうことがあるイメージですね。
(木之井)
そうした食べ残しを減らせば、もっと食品ロスを減らせますよね。
(村上)
確かに。そうやって考えてみると、いろいろありますね。できることが。
(木之井)
外食の食べ残しを減らすには、まず、お店が、お客さんのちょうどよい量を出したり、注文できるようにしたりする「食べきり」の工夫をすることが大切です。最近は、SDGs、持続可能な社会を目指す流れもあり、事業者は食品ロス削減に積極的に取り組み、お料理の量を調整できるお店も徐々に増えています。
(杉浦)
お店側としても、作ったものを食べきってもらったら、うれしいでしょうしね。一方で、お客さんとしても食べ残しを減らす工夫はいろいろできるよね。佳菜子ちゃんは外食の時、食べきれるように、何か工夫とかしてる?
(村上)
私は、元々チビチビ食いなんです(笑)
(杉浦)
チビチビ食い? いろんなものをちょこちょこ食べる?
(村上)
そうなんです。だから、みんなが食べ終わってちょっと残ったものを、ずっとチビチビ食べてなくすタイプ、回収係なんですけど(笑) だから、割と食べきってるかなと思うんです。でも、例えば、最近、回転寿司とかでも、シャリの量を半分にできたりするし。あとは、ビュッフェ! 小さい頃って、これも食べたいあれも食べたいって、たくさん取っちゃうんですけど、それで何度も良くないなと学んで、最近は、一口ずついろんな種類を取って、2回目は、気に入ったのをもう少しだけ取るみたいな感じで、調整できるようになったので、こういうのも大事ですよね。
(杉浦)
意識するの大事だよね。じゃあさ、「3010(さんまるいちまる)運動」は知ってる?
(村上)
「3010(さんまるいちまる)運動」は知らないです。初めて聞きました。
(杉浦)
これは宴会の時に、是非、やってほしいことなんですよね、木之井さん。
(木之井)
はい。「3010運動」とは、宴会での食品ロスを減らすための取組です。「乾杯後の30分間」と「お開き前の10分間」は自分の席で料理を楽しみ、食べ残しを減らすことを呼びかける運動です。
(村上)
へー、そういう運動があったんですね。知らなかった。確かに、お料理が一番おいしいタイミングでしっかりと味わって、最後にも、もう一度食事に向き合うって、すごく素敵なアイデアですね。宴会の時って、話に夢中になって気付いたらお開き、なんてこともあるから、この「3010(さんまるいちまる)運動」は、すごくいい運動ですね。
(杉浦)
新年会シーズン、これ、大切ですね!
(木之井)
そうですね。今は、新年会シーズンなので、幹事さんは是非、3010運動を呼びかけてほしいです。
(村上)
ただ、こうした「食べきり」の工夫をしても、どうしても残ってしまう場合もありますよね。
(木之井)
そうですね。外食のときの食品ロスを減らすには、自分が食べられる量だけを注文して、しっかり食べきること、これが基本です。しかし、それでもどうしても残ってしまった場合は、持ち帰ることも食品ロスを減らす手段の一つになります。
(村上)
確かに。私もよく、持ち帰りをさせてもらうこともあるんですけど、持ち帰りたくても、「うちはやってないんです」って、お店に断られちゃう場合もありますよね。
(杉浦)
そうだよね。お店側にも食中毒などのリスクがあるから、どうしても慎重になっちゃう事情があるんだよね。そこで、ここからは、食べ残しの持ち帰りに関するガイドラインを学んでいきます。このガイドラインをベースにお店とお客さんが協力し合えば、食品ロスをもっと減らすことができます。
(村上)
木之井さん、食べ残しの持ち帰りに関するガイドラインとはどういうものですか?
(木之井)
はい。お店側が食べ残しの持ち帰りに慎重になるのは、何かトラブルが起きた場合に「お店とお客さん、どっちの責任なの?」という点が曖昧なことや、衛生面に心配が残ることが理由として考えられます。そこで、お店とお客さんに法律面や衛生面の注意点を示すことで、安心して持ち帰りを進められるように「ガイドライン」を作りました。
(杉浦)
食べ残しの持ち帰りを促進するためのガイドラインとはいえ、基本は「しっかり食べきること」が記されてるんですよね。
(木之井)
はい。まず「食べきること」が大前提です。しかし、それでも食べ残してしまった場合には、「お店がお客さんに一定の注意事項を説明」し、「お客さんも自己責任の下で持ち帰りを行う」。つまり、双方の協力と理解の下で「持ち帰り」をしていただけたらと考えています。
(村上)
では、お店が気を付けることにはどのようなことがありますか?
(木之井)
食べ残しの持ち帰りは、お店とお客さんがしっかり合意することが必要です。その際、例えば「お客様の責任でお持ち帰りください」「匂いや味に異変を感じた場合は召し上がらないでください」「アレルギーのあるかたにあげないでください」、こういった注意点をきちんと説明すると、トラブルのリスクを減らすことにつながります。
(杉浦)
そうですね。他にも、「帰宅後、できるだけ早くお召し上がりください」「長時間の持ち運びはご遠慮ください」「食べる前に単に温めるだけでなく、十分に再加熱してからお召し上がりください」、こういった説明をしておくといいんですよね。
(木之井)
はい。ただし、これは一例ですから、それぞれのお店で持ち帰りの食品に合った注意事項を説明していただくと、安心につながるのではないでしょうか。
(杉浦)
こうした持ち帰りの際の注意点をまとめたチラシが、消費者庁のホームページからダウンロードできるようになっていますので、持ち帰りの際にお客さんに渡すなどして、注意すべきことを説明するといいですね。
(木之井)
はい。また、持ち帰りに適する食品は「十分に加熱されているもの」です。お店側ではこれを基本に持ち帰り食品について判断し、清潔な容器を提供することもトラブルのリスクを減らすことにつながります。
(村上)
さすがに、生ものや傷みやすいものの持ち帰りは避けたほうがいいですもんね。では、お客さんに求められる行動にはどのようなことがありますか?
(木之井)
食中毒のリスクなどを理解した上で、「持ち帰る際やその後の食品管理の責任は、基本的にお客さん側にあること」を十分に認識して、「お店から説明された注意事項を適切に守ること」です。
(村上)
繰り返しになりますけど、食べ残しの持ち帰りを進めていくには、何より「お店とお客さんが協力し合うこと」が大切なんですね。
(杉浦)
ちなみに、外食の時に「食べ残しを持ち帰る行動」のことを、国が中心となって決めた愛称があるんだけど、なんでしょう?
(村上)
え、特別な言い方があるんですか?
(杉浦)
あるんですねー。「mottECO(モッテコ)」。アルファベットの小文字「m」「o」「t」「t」に、大文字の「E」「C」「O」で「モッテコ」。これがロゴマークなんだけど、ちょっと見て!
(村上)
かわいい!
(杉浦)
トートバッグのフォルムにスマイルマーク。この「mottECO(モッテコ)」のロゴマークがお店に貼ってあったり、ホームページに載っていたりしたら、持ち帰りの対応をしてくれるお店ということで。だから、お店選びの参考にするといいんですよね、木之井さん。
(木之井)
そうですね。外食の時に食品ロスを出さないようにするには、お店選びも重要です。料理の量を選べるお店や、食品ロス削減に配慮したお店を選ぶ時は、この「mottECO(モッテコ)」のロゴマークを目印にするのもお勧めです。また、自治体が食品ロス削減に積極的なお店を一覧で紹介している場合もあります。是非、お店選びの参考にしてみてください。12月から1月は、外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンの実施期間です。今年(2026年1月31日まで)は「すみっコぐらし」とコラボしていて、キャンペーンポスターや動画なども公開中です。外食する時は「料理の量を選べるお店」や「食品ロスに配慮したお店」を選んで、食べられる分だけ注文し「食べきり」ましょう。どうしても食べきれない場合は、持ち帰りましょう。
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、「おいしい食べきり!」です。
(杉浦)
僕は、「食べきりが大前提! 食べ残しを持ち帰るときは「mottECO(モッテコ)」」です。
「 関連リンク 」
・消費者庁「食べきりキャンペーン特設ページ」
・環境省「「mottECO」ダウンロードページ」
佳菜子ちゃん、外食は好きですか?
(村上)
はい。家で作るのも好きなんですけど、でも、やっぱり外食は外食の良さがありますよね!
(杉浦)
そうね、家では作れないレベルとかもあるからね。
(村上)
そうそう! 私、火鍋とか鍋系が好きなんですけど、家だと、決まったものばかりになっちゃうけど、外食だと、火鍋もいろんな種類から選べたりとか。そこが外食の良さですよね。
(杉浦)
うちは、たまーに外食に行くかな。食べ盛りの子が多いから、逆に大変(笑) 食べきり過ぎて大変。おかわり、おかわり、おかわり、おかわりって、まだ食べるの? くらいな(笑) うちはフードロス、ないですね。
(村上)
やっぱり外食って、お祝いとか、そういう時に行ったりするんじゃないですか?
(杉浦)
そうね、中間テストが終わった後、焼肉行こうか、とか。
(村上)
確かにね、頑張ったご褒美に。
(杉浦)
まあ、こうしたメリットもありまして、外食を楽しむかたはとても多いので、今日は、食品ロスは食品ロスでも、「外食産業」から出る食品ロスに注目します。食品ロスは「まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物」のことですね。この番組でも時々話題になってますね。
(村上)
なってますねー。食品ロスを削減する取組はだいぶ前から行われてますけど、現状ってどうなんですか?
(杉浦)
日本の2023年度の年間の食品ロス量、464万トンです。多いよね。でも、2000年度と比べますと、半分以下になっております。でも、この464万トンという量は、世界中で飢餓に苦しむ人々に、国連が食料支援した量のおよそ1.3倍。つまり、飢餓に苦しむ世界の人々に提供された量を超えるほどの食べ物を、僕たち日本人は「日々無駄にしている」っていうことなんだよね。
(村上)
このデータは、日本の中だけでということですもんね? いやー、ちょっともったいないですね。
(杉浦)
半分にはなってるから、効果は出てるんだけども、まだ、これだけの量が出てるよ、ってことだよね。でね、この経済的な損失をお金に換算しますと、年間およそ4兆円。一人当たりにすると、1年で3万円ほどの無駄を出してる計算になるんだって。そこで日本では、食品ロスの削減目標を立ててまして、食品ロスの量を2030年度までに2000年度と比べて、食品製造業や外食産業などから発生する食品ロスについては60パーセントまで、一般家庭から捨てられる食品ロスについては、50パーセントまで削減することを目指してるんだって。
(村上)
大事ですよね。ただ、そうは言っても、これまで私たち、結構、頑張ってきたと思うんですよね。家庭では、買い過ぎないようにしたり、家にある食材をチェックしてから買い物へ行ったりとか、作り過ぎないようにしたりとか。いろいろ頑張ってはいるんですけどねー。
(杉浦)
事業者も、賞味期限を延長したり、季節商品の予約販売を行ったりと、これまであった慣習を見直して、食品ロスを減らす工夫をしていますよね。でも、まだまだできることはあるんだよね。それが、今日のテーマである「外食時の食品ロス削減」! ここからは今日の講師に教えていただきましょう。消費者庁食品ロス削減推進室の木之井 文さんです。
(村上)
木之井さん、食品ロスを削減するために、多くのかたが工夫をするようになりましたけど、まだ、できることがあるんですね?
(木之井)
はい。食品ロスの約半分は、食品の製造業や外食産業、小売業などの事業者から出ています。そのうちレストラン、ファストフードなどの「外食産業」が出す食品ロスが3割を占め、そのうち約半分近くが、実は「お客さんの食べ残し」です。村上さんも、宴会やパーティーなど大勢で食事をする場で、食べ物が残っているなーと、感じたことはありませんか?
(村上)
確かに、大勢で食事をする時って、会話が弾んじゃって、気付いたら90分制の90分たっちゃって、食べきっていないのに、出なきゃいけないとか。そういうことがあるイメージですね。
(木之井)
そうした食べ残しを減らせば、もっと食品ロスを減らせますよね。
(村上)
確かに。そうやって考えてみると、いろいろありますね。できることが。
(木之井)
外食の食べ残しを減らすには、まず、お店が、お客さんのちょうどよい量を出したり、注文できるようにしたりする「食べきり」の工夫をすることが大切です。最近は、SDGs、持続可能な社会を目指す流れもあり、事業者は食品ロス削減に積極的に取り組み、お料理の量を調整できるお店も徐々に増えています。
(杉浦)
お店側としても、作ったものを食べきってもらったら、うれしいでしょうしね。一方で、お客さんとしても食べ残しを減らす工夫はいろいろできるよね。佳菜子ちゃんは外食の時、食べきれるように、何か工夫とかしてる?
(村上)
私は、元々チビチビ食いなんです(笑)
(杉浦)
チビチビ食い? いろんなものをちょこちょこ食べる?
(村上)
そうなんです。だから、みんなが食べ終わってちょっと残ったものを、ずっとチビチビ食べてなくすタイプ、回収係なんですけど(笑) だから、割と食べきってるかなと思うんです。でも、例えば、最近、回転寿司とかでも、シャリの量を半分にできたりするし。あとは、ビュッフェ! 小さい頃って、これも食べたいあれも食べたいって、たくさん取っちゃうんですけど、それで何度も良くないなと学んで、最近は、一口ずついろんな種類を取って、2回目は、気に入ったのをもう少しだけ取るみたいな感じで、調整できるようになったので、こういうのも大事ですよね。
(杉浦)
意識するの大事だよね。じゃあさ、「3010(さんまるいちまる)運動」は知ってる?
(村上)
「3010(さんまるいちまる)運動」は知らないです。初めて聞きました。
(杉浦)
これは宴会の時に、是非、やってほしいことなんですよね、木之井さん。
(木之井)
はい。「3010運動」とは、宴会での食品ロスを減らすための取組です。「乾杯後の30分間」と「お開き前の10分間」は自分の席で料理を楽しみ、食べ残しを減らすことを呼びかける運動です。
(村上)
へー、そういう運動があったんですね。知らなかった。確かに、お料理が一番おいしいタイミングでしっかりと味わって、最後にも、もう一度食事に向き合うって、すごく素敵なアイデアですね。宴会の時って、話に夢中になって気付いたらお開き、なんてこともあるから、この「3010(さんまるいちまる)運動」は、すごくいい運動ですね。
(杉浦)
新年会シーズン、これ、大切ですね!
(木之井)
そうですね。今は、新年会シーズンなので、幹事さんは是非、3010運動を呼びかけてほしいです。
(村上)
ただ、こうした「食べきり」の工夫をしても、どうしても残ってしまう場合もありますよね。
(木之井)
そうですね。外食のときの食品ロスを減らすには、自分が食べられる量だけを注文して、しっかり食べきること、これが基本です。しかし、それでもどうしても残ってしまった場合は、持ち帰ることも食品ロスを減らす手段の一つになります。
(村上)
確かに。私もよく、持ち帰りをさせてもらうこともあるんですけど、持ち帰りたくても、「うちはやってないんです」って、お店に断られちゃう場合もありますよね。
(杉浦)
そうだよね。お店側にも食中毒などのリスクがあるから、どうしても慎重になっちゃう事情があるんだよね。そこで、ここからは、食べ残しの持ち帰りに関するガイドラインを学んでいきます。このガイドラインをベースにお店とお客さんが協力し合えば、食品ロスをもっと減らすことができます。
(村上)
木之井さん、食べ残しの持ち帰りに関するガイドラインとはどういうものですか?
(木之井)
はい。お店側が食べ残しの持ち帰りに慎重になるのは、何かトラブルが起きた場合に「お店とお客さん、どっちの責任なの?」という点が曖昧なことや、衛生面に心配が残ることが理由として考えられます。そこで、お店とお客さんに法律面や衛生面の注意点を示すことで、安心して持ち帰りを進められるように「ガイドライン」を作りました。
(杉浦)
食べ残しの持ち帰りを促進するためのガイドラインとはいえ、基本は「しっかり食べきること」が記されてるんですよね。
(木之井)
はい。まず「食べきること」が大前提です。しかし、それでも食べ残してしまった場合には、「お店がお客さんに一定の注意事項を説明」し、「お客さんも自己責任の下で持ち帰りを行う」。つまり、双方の協力と理解の下で「持ち帰り」をしていただけたらと考えています。
(村上)
では、お店が気を付けることにはどのようなことがありますか?
(木之井)
食べ残しの持ち帰りは、お店とお客さんがしっかり合意することが必要です。その際、例えば「お客様の責任でお持ち帰りください」「匂いや味に異変を感じた場合は召し上がらないでください」「アレルギーのあるかたにあげないでください」、こういった注意点をきちんと説明すると、トラブルのリスクを減らすことにつながります。
(杉浦)
そうですね。他にも、「帰宅後、できるだけ早くお召し上がりください」「長時間の持ち運びはご遠慮ください」「食べる前に単に温めるだけでなく、十分に再加熱してからお召し上がりください」、こういった説明をしておくといいんですよね。
(木之井)
はい。ただし、これは一例ですから、それぞれのお店で持ち帰りの食品に合った注意事項を説明していただくと、安心につながるのではないでしょうか。
(杉浦)
こうした持ち帰りの際の注意点をまとめたチラシが、消費者庁のホームページからダウンロードできるようになっていますので、持ち帰りの際にお客さんに渡すなどして、注意すべきことを説明するといいですね。
(木之井)
はい。また、持ち帰りに適する食品は「十分に加熱されているもの」です。お店側ではこれを基本に持ち帰り食品について判断し、清潔な容器を提供することもトラブルのリスクを減らすことにつながります。
(村上)
さすがに、生ものや傷みやすいものの持ち帰りは避けたほうがいいですもんね。では、お客さんに求められる行動にはどのようなことがありますか?
(木之井)
食中毒のリスクなどを理解した上で、「持ち帰る際やその後の食品管理の責任は、基本的にお客さん側にあること」を十分に認識して、「お店から説明された注意事項を適切に守ること」です。
(村上)
繰り返しになりますけど、食べ残しの持ち帰りを進めていくには、何より「お店とお客さんが協力し合うこと」が大切なんですね。
(杉浦)
ちなみに、外食の時に「食べ残しを持ち帰る行動」のことを、国が中心となって決めた愛称があるんだけど、なんでしょう?
(村上)
え、特別な言い方があるんですか?
(杉浦)
あるんですねー。「mottECO(モッテコ)」。アルファベットの小文字「m」「o」「t」「t」に、大文字の「E」「C」「O」で「モッテコ」。これがロゴマークなんだけど、ちょっと見て!
(村上)
かわいい!
(杉浦)
トートバッグのフォルムにスマイルマーク。この「mottECO(モッテコ)」のロゴマークがお店に貼ってあったり、ホームページに載っていたりしたら、持ち帰りの対応をしてくれるお店ということで。だから、お店選びの参考にするといいんですよね、木之井さん。
(木之井)
そうですね。外食の時に食品ロスを出さないようにするには、お店選びも重要です。料理の量を選べるお店や、食品ロス削減に配慮したお店を選ぶ時は、この「mottECO(モッテコ)」のロゴマークを目印にするのもお勧めです。また、自治体が食品ロス削減に積極的なお店を一覧で紹介している場合もあります。是非、お店選びの参考にしてみてください。12月から1月は、外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンの実施期間です。今年(2026年1月31日まで)は「すみっコぐらし」とコラボしていて、キャンペーンポスターや動画なども公開中です。外食する時は「料理の量を選べるお店」や「食品ロスに配慮したお店」を選んで、食べられる分だけ注文し「食べきり」ましょう。どうしても食べきれない場合は、持ち帰りましょう。
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、「おいしい食べきり!」です。
(杉浦)
僕は、「食べきりが大前提! 食べ残しを持ち帰るときは「mottECO(モッテコ)」」です。
「 関連リンク 」
・消費者庁「食べきりキャンペーン特設ページ」
・環境省「「mottECO」ダウンロードページ」