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2026.02.22
こどもの世界が広がる! こども誰でも通園制度
今年(2026年)の4月から、こどもに関する新しい制度が本格的にスタートします!
この制度を利用することで、様々なつながりが増え、こどもの健やかな成長だけでなく、保護者のネットワークも広がります。
今回は、「こどもの世界が広がる! こども誰でも通園制度」というテーマで学びました。
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この制度を利用することで、様々なつながりが増え、こどもの健やかな成長だけでなく、保護者のネットワークも広がります。
今回は、「こどもの世界が広がる! こども誰でも通園制度」というテーマで学びました。
(杉浦)
2年ほど前、この番組で、お母さんがこどもを妊娠してから、その子が小学1年生になるまでのおよそ100か月っていうのが、「こどもの長い人生において、非常に重要な時期」だっていうことを学んだの、覚えてますか?
(村上)
はい、覚えてますよ。番組がスタートしてすぐの頃ですよね。こどもが健やかに成長するには「はじめの100か月」が大事っていう話でしたね。
(杉浦)
そういうことです! 一般的に0歳から7、8歳までの脳はとっても柔らかいので、「いいことも悪いことも、どんどん吸収する」「環境の影響を受けやすい」って言う話だったよね。だから、こどもの健やかな成長のためには「はじめの100か月」が大事で、いろんな人や文化と関わったり、自然に触れる機会があるといいんだよね。
(村上)
太陽さんのところは、5人きょうだいということもあって、いろんな人と関わったり、いろんな所へ行く機会が多そうですけど。
(杉浦)
多いねー、いろんな出会い。こどもたちの友達が家に遊びにくるだけで、二桁とかになるんじゃない?(笑) だから、うちの末っ子なんかは、ほんとにいろんな人と会って、かわいがってもらってるし、上の子たちは、釣りに行ったり、キャンプに行ったり、アウトドアとも触れ合いながら。今だったらスキー、もちろんアイススケートもそう。野菜作りもそうだけど、いろいろと経験させてあげるのは、「はじめの100か月」が大事ってことですね。
(村上)
そうですね。ただ、今は昔と違って、おじいちゃん・おばあちゃんと同居していなかったり、きょうだいがいなかったりして、保育所や幼稚園に通うまでに、様々な人と接する機会が少ないこども達も増えてますよね。
(杉浦)
そうなのよ。そこで、今年(2026年)4月1日から全国で本格的にスタートするのが、今日のテーマ「こども誰でも通園制度」なんですね。ここからは、今日の講師に伺っていきましょう。こども家庭庁保育政策課の川端 千紗都さんです。
(村上)
川端さん、「こども誰でも通園制度」、これは、どのような制度なんでしょうか?
(川端)
はい。この制度は、「保育所などに通っていない0歳6か月から2歳のこどもが、毎月、一定時間の範囲で保育所や認定こども園などに通える制度」です。こどもの育ちと子育てを応援するために新しく設けられているため、全てのこどもが安心してのびのびと成長できる環境を整えるとともに、保護者の働き方やライフスタイルに関係なく、全ての子育て家庭を支援する仕組みになっています。
(杉浦)
特徴は「誰でも通える」という点ですよね。
(川端)
おっしゃるとおりです。保護者がこどもを保育所や認定こども園などに預けるには、「働いている」とか「同居や近くに住んでいる親族の介護をしている」など、保育を必要とする理由が求められます。しかし、この制度は「こどものための制度」なので、保護者に対してそのような条件はなく、保育所に通っていないなど、こどもの条件が対象となっていれば、全てのこどもが利用できるんです。
(杉浦)
ありがたいですね。ただし、時間の制限があるんですよね?
(川端)
はい。利用時間は自治体により異なる場合がありますが、基本的に「こども一人当たり月10時間まで」で、この枠内であれば1時間単位で柔軟に利用ができます。
(村上)
じゃあ、5時間を月2回とか、週1回2時間とか、利用時間を柔軟に決められるんですね。
(川端)
はい。ちなみに利用料は保育所などにより異なりますが、標準としては、1時間ごとに300円。ですから、月に10時間すべてを利用すると3,000円ほどになります。
(村上)
なんか思ったより負担が少ない気がします。この制度を利用すれば、日頃、保護者と一緒にいることが多いこども達であっても、いろんな人と関わることができるんですね。
(川端)
はい。「こども誰でも通園制度」を利用すると、こどもは家庭とは違う経験ができて、家族以外のいろいろな人と関わるチャンスが生まれます。そして、保育士さんなど、こどもの関わり方や遊びについて専門的な知識を持った大人と過ごすことで、「もの」や「人」への興味が広がり、成長につながっていくことが期待できます。
(杉浦)
年齢の近いこども同士で一緒に過ごせるのもいいですよね。
(川端)
そうですね。同年代のこども同士で遊んだり関わったりすることで、こどもは、いろいろな気持ちを知ったり、その気持ちに対応することになります。例えば、友達が使っているおもちゃを「順番ね」と言われて待ってみたり、思いどおりにならなくて悲しくなった友達を気遣ったり。そうした心の発達を含めて、こどもの成長に役立つ豊かな経験が期待できるのも、こども誰でも通園制度を利用する魅力ではないでしょうか。
(村上)
確かに。月10時間でも人と関わる環境を得られるのは、こどもにとって良い経験になりそうですね。それにこの制度は、保護者のかたにとっても魅力的ですよね。
(川端)
そうですね。0歳から2歳のこどもを育てるのは本当に大変です。特に、相談できる人が周りにいないと、孤立感や不安を抱きやすくなります。でも、この制度を利用すれば、保育士さんなど専門的な知識や技術を持つ人と関わることができ、そうした孤立感や不安の解消にもつながり、少し安心できるのではないでしょうか。また、月に少しでもこどもと離れて過ごす時間ができれば、保護者の心や体も休まって、育児の負担も和らぎそうですよね。
(村上)
確かに…。育児には、幸せとか癒しもありますけど、太陽さんは、育児の大変さの方も経験してますから、よく分かるんじゃないですか?
(杉浦)
よく分かりますね。やっぱり、こどもといる幸せはもちろんなんだけども、ずっと一緒にいる大変さ。みてなきゃいけないっていう中で、こうやって、月に10時間でも離れる時間があると、「またすぐに会いたい」っていう気持ちもあるし、迎えに行った時にも「やっと会えたー!」っていう気持ちになれるから、こどもに対して優しくなれると思うんだよね。ずっと一緒にいることが正解ではないと、僕は思うから、良い制度ができたなと思いますよ。
(川端)
ちなみに、「こども誰でも通園制度」を利用することで、保護者も人とのつながりが広がって、いろいろな情報を得やすくなるのも魅力です。
(杉浦)
そうですね。地域のママ・パパの情報って、本当に役立つんですよ! 「今週末、市民ホールでこどものイベントあるよ」とか、いろんな地域の情報が入ってくるから、子育ての支援制度の情報も自然と知ることができたりしますよね。
(村上)
なるほど。「こども誰でも通園制度」は、こどもの育ちを応援する制度だけど、自然と保護者の支援にもつながるんですね。
(杉浦)
そういうことです。つながりの輪ですね。さあ、「こども誰でも通園制度」の内容が少し分かってきたところで、ここからは、その利用方法などを学んでいきましょう。
(村上)
川端さん、「こども誰でも通園制度」の利用方法を教えてください。
(川端)
はい。まず、利用するかたは、お住まいの自治体に申請をしてください。申請方法は自治体ごとに異なりますので、詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください。
(村上)
分かりました。では、申請した後は、どのようになりますか?
(川端)
はい。申請いただくと、自治体による認定が行われます。認定には一定の時間を要しますので、利用を希望されるかたは、早めに申請をしてください。認定が下りて利用可能になったら、こども誰でも通園制度を実施している、受け入れ可能な保育所や認定こども園などを探し、そこで、こどもと一緒に事前面談をしてもらいます。
(村上)
面談をするんですね。
(川端)
はい。面談を行うことで、こどもも保護者も受け入れる側も、お互いを知ることができますよね。例えば、保護者は「施設の広さや設備」「どんな保育士さんがいるのか」など事前に確認できます。受け入れる側は「こどもの健康に関する情報や特徴」を保護者と共有できますし、「保護者とこどもが一緒にいる時の様子も確認することができる」ので、お互い安心ですよね。もちろん、こどもも、利用前に通う場所を見たり、保育士さんと会ったりしておくと安心すると思います。
(村上)
確かに、保護者としては、たとえ短い時間であっても、こどもがどんな施設を利用するのか気になりますもんね。
(川端)
面談が終われば、施設の利用が可能になります。この事前面談は、初めて利用する施設の時のみ必要なので、同じ施設を利用するのであれば、その都度、面談をする必要はありません。
(村上)
ということは、逆に、「毎回同じ施設を利用しなくてもいい」ということですか? いくつかの施設を利用して、こどもと相性のいい保育士さんを探すとか、そんなこともできちゃうんですか?
(川端)
そうですね。こどもが気に入る施設を探すなどの目的で、いくつかの施設を利用することも可能ですし、例えば、遠く離れた実家で親の介護が必要になり、しばらくこどもと一緒に実家で過ごすことになったとします。その場合であっても、事前にお住まいの自治体で利用認定を受けておけば、実家近くの施設を利用することができます。
(杉浦)
この制度は、以前からある「一時預かり」とは違うんですよね。
(川端)
はい。確かに「一時預かり」という事業もあります。こちらは、仕事や通院、冠婚葬祭など保護者の事情で一時的に、こどもをみられない場合に利用する事業ですので、親の介護であれば、一時預かり事業を利用することも可能です。ただ、一部の自治体では、そもそも一時預かりを実施しておらず、利用できない可能性もあります。ですが、こども誰でも通園制度は、今年(2026年)の4月から全国の自治体で本格実施するので、どこの自治体であっても利用することができるんです。
(杉浦)
昨年度(令和6年度)から実施している自治体も、もうあるんですよね。
(川端)
はい。既に200以上の自治体でスタートしていて、アンケート調査によると、「保護者がいない場所でも保育者や他のこどもと過ごすことができるようになった」「こどもが新しいことに取り組む機会が増えた」など、「こどもに良い変化が見られた」と感じている保護者が多いようです。
(村上)
ちなみに、受け入れ可能な保育所や認定こども園はどのようにして探すんですか?
(川端)
この制度をスムーズに利用できるように開発された「こども誰でも通園制度総合支援システム」というものがあります。このシステムを利用すると、スマートフォンなどから施設の検索ができます。
(杉浦)
地域や利用条件を入力すると、適合する施設が地図上に表示されまして、その施設の住所や電話番号などの情報も確認できるんですよね。あと、利用できる残りの時間も表示されるし、カレンダーから施設の空き時間を確認して、利用したい時間を予約したり、キャンセルしたりできるんだって。
(村上)
すごい便利! ネットが利用できるのはいいですね。
(川端)
はい。このシステムを利用している自治体なら、利用申請や事前面談の予約もオンラインでできます。またこのシステムでは、施設側も、アレルギー情報など、こどもの特徴を確認できます。
(杉浦)
情報の共有がスムーズで、保護者も施設側も安心できますね。
(川端)
こどもの育ちを応援する「こども誰でも通園制度」が(2026年)4月から本格実施となります。利用には自治体への申請とその承認が必要ですので、まずは、お住まいの自治体へお問い合わせください。こどもの成長は、保護者と共に地域で支えていくものであり、その環境を整備するものが「こども誰でも通園制度」です。みんなで、こどもの健やかな成長を応援していきましょう。
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、「こども誰でも通園制度 こどもの健やかな成長を応援しましょう!」です。
(杉浦)
そのとおりですね。大事です。僕は、「(2026年)4月から本格実施 こども誰でも通園制度」です。
「 関連リンク 」
・こども家庭庁「こども誰でも通園制度」
・こども家庭庁「こども誰でも通園制度について」
2年ほど前、この番組で、お母さんがこどもを妊娠してから、その子が小学1年生になるまでのおよそ100か月っていうのが、「こどもの長い人生において、非常に重要な時期」だっていうことを学んだの、覚えてますか?
(村上)
はい、覚えてますよ。番組がスタートしてすぐの頃ですよね。こどもが健やかに成長するには「はじめの100か月」が大事っていう話でしたね。
(杉浦)
そういうことです! 一般的に0歳から7、8歳までの脳はとっても柔らかいので、「いいことも悪いことも、どんどん吸収する」「環境の影響を受けやすい」って言う話だったよね。だから、こどもの健やかな成長のためには「はじめの100か月」が大事で、いろんな人や文化と関わったり、自然に触れる機会があるといいんだよね。
(村上)
太陽さんのところは、5人きょうだいということもあって、いろんな人と関わったり、いろんな所へ行く機会が多そうですけど。
(杉浦)
多いねー、いろんな出会い。こどもたちの友達が家に遊びにくるだけで、二桁とかになるんじゃない?(笑) だから、うちの末っ子なんかは、ほんとにいろんな人と会って、かわいがってもらってるし、上の子たちは、釣りに行ったり、キャンプに行ったり、アウトドアとも触れ合いながら。今だったらスキー、もちろんアイススケートもそう。野菜作りもそうだけど、いろいろと経験させてあげるのは、「はじめの100か月」が大事ってことですね。
(村上)
そうですね。ただ、今は昔と違って、おじいちゃん・おばあちゃんと同居していなかったり、きょうだいがいなかったりして、保育所や幼稚園に通うまでに、様々な人と接する機会が少ないこども達も増えてますよね。
(杉浦)
そうなのよ。そこで、今年(2026年)4月1日から全国で本格的にスタートするのが、今日のテーマ「こども誰でも通園制度」なんですね。ここからは、今日の講師に伺っていきましょう。こども家庭庁保育政策課の川端 千紗都さんです。
(村上)
川端さん、「こども誰でも通園制度」、これは、どのような制度なんでしょうか?
(川端)
はい。この制度は、「保育所などに通っていない0歳6か月から2歳のこどもが、毎月、一定時間の範囲で保育所や認定こども園などに通える制度」です。こどもの育ちと子育てを応援するために新しく設けられているため、全てのこどもが安心してのびのびと成長できる環境を整えるとともに、保護者の働き方やライフスタイルに関係なく、全ての子育て家庭を支援する仕組みになっています。
(杉浦)
特徴は「誰でも通える」という点ですよね。
(川端)
おっしゃるとおりです。保護者がこどもを保育所や認定こども園などに預けるには、「働いている」とか「同居や近くに住んでいる親族の介護をしている」など、保育を必要とする理由が求められます。しかし、この制度は「こどものための制度」なので、保護者に対してそのような条件はなく、保育所に通っていないなど、こどもの条件が対象となっていれば、全てのこどもが利用できるんです。
(杉浦)
ありがたいですね。ただし、時間の制限があるんですよね?
(川端)
はい。利用時間は自治体により異なる場合がありますが、基本的に「こども一人当たり月10時間まで」で、この枠内であれば1時間単位で柔軟に利用ができます。
(村上)
じゃあ、5時間を月2回とか、週1回2時間とか、利用時間を柔軟に決められるんですね。
(川端)
はい。ちなみに利用料は保育所などにより異なりますが、標準としては、1時間ごとに300円。ですから、月に10時間すべてを利用すると3,000円ほどになります。
(村上)
なんか思ったより負担が少ない気がします。この制度を利用すれば、日頃、保護者と一緒にいることが多いこども達であっても、いろんな人と関わることができるんですね。
(川端)
はい。「こども誰でも通園制度」を利用すると、こどもは家庭とは違う経験ができて、家族以外のいろいろな人と関わるチャンスが生まれます。そして、保育士さんなど、こどもの関わり方や遊びについて専門的な知識を持った大人と過ごすことで、「もの」や「人」への興味が広がり、成長につながっていくことが期待できます。
(杉浦)
年齢の近いこども同士で一緒に過ごせるのもいいですよね。
(川端)
そうですね。同年代のこども同士で遊んだり関わったりすることで、こどもは、いろいろな気持ちを知ったり、その気持ちに対応することになります。例えば、友達が使っているおもちゃを「順番ね」と言われて待ってみたり、思いどおりにならなくて悲しくなった友達を気遣ったり。そうした心の発達を含めて、こどもの成長に役立つ豊かな経験が期待できるのも、こども誰でも通園制度を利用する魅力ではないでしょうか。
(村上)
確かに。月10時間でも人と関わる環境を得られるのは、こどもにとって良い経験になりそうですね。それにこの制度は、保護者のかたにとっても魅力的ですよね。
(川端)
そうですね。0歳から2歳のこどもを育てるのは本当に大変です。特に、相談できる人が周りにいないと、孤立感や不安を抱きやすくなります。でも、この制度を利用すれば、保育士さんなど専門的な知識や技術を持つ人と関わることができ、そうした孤立感や不安の解消にもつながり、少し安心できるのではないでしょうか。また、月に少しでもこどもと離れて過ごす時間ができれば、保護者の心や体も休まって、育児の負担も和らぎそうですよね。
(村上)
確かに…。育児には、幸せとか癒しもありますけど、太陽さんは、育児の大変さの方も経験してますから、よく分かるんじゃないですか?
(杉浦)
よく分かりますね。やっぱり、こどもといる幸せはもちろんなんだけども、ずっと一緒にいる大変さ。みてなきゃいけないっていう中で、こうやって、月に10時間でも離れる時間があると、「またすぐに会いたい」っていう気持ちもあるし、迎えに行った時にも「やっと会えたー!」っていう気持ちになれるから、こどもに対して優しくなれると思うんだよね。ずっと一緒にいることが正解ではないと、僕は思うから、良い制度ができたなと思いますよ。
(川端)
ちなみに、「こども誰でも通園制度」を利用することで、保護者も人とのつながりが広がって、いろいろな情報を得やすくなるのも魅力です。
(杉浦)
そうですね。地域のママ・パパの情報って、本当に役立つんですよ! 「今週末、市民ホールでこどものイベントあるよ」とか、いろんな地域の情報が入ってくるから、子育ての支援制度の情報も自然と知ることができたりしますよね。
(村上)
なるほど。「こども誰でも通園制度」は、こどもの育ちを応援する制度だけど、自然と保護者の支援にもつながるんですね。
(杉浦)
そういうことです。つながりの輪ですね。さあ、「こども誰でも通園制度」の内容が少し分かってきたところで、ここからは、その利用方法などを学んでいきましょう。
(村上)
川端さん、「こども誰でも通園制度」の利用方法を教えてください。
(川端)
はい。まず、利用するかたは、お住まいの自治体に申請をしてください。申請方法は自治体ごとに異なりますので、詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください。
(村上)
分かりました。では、申請した後は、どのようになりますか?
(川端)
はい。申請いただくと、自治体による認定が行われます。認定には一定の時間を要しますので、利用を希望されるかたは、早めに申請をしてください。認定が下りて利用可能になったら、こども誰でも通園制度を実施している、受け入れ可能な保育所や認定こども園などを探し、そこで、こどもと一緒に事前面談をしてもらいます。
(村上)
面談をするんですね。
(川端)
はい。面談を行うことで、こどもも保護者も受け入れる側も、お互いを知ることができますよね。例えば、保護者は「施設の広さや設備」「どんな保育士さんがいるのか」など事前に確認できます。受け入れる側は「こどもの健康に関する情報や特徴」を保護者と共有できますし、「保護者とこどもが一緒にいる時の様子も確認することができる」ので、お互い安心ですよね。もちろん、こどもも、利用前に通う場所を見たり、保育士さんと会ったりしておくと安心すると思います。
(村上)
確かに、保護者としては、たとえ短い時間であっても、こどもがどんな施設を利用するのか気になりますもんね。
(川端)
面談が終われば、施設の利用が可能になります。この事前面談は、初めて利用する施設の時のみ必要なので、同じ施設を利用するのであれば、その都度、面談をする必要はありません。
(村上)
ということは、逆に、「毎回同じ施設を利用しなくてもいい」ということですか? いくつかの施設を利用して、こどもと相性のいい保育士さんを探すとか、そんなこともできちゃうんですか?
(川端)
そうですね。こどもが気に入る施設を探すなどの目的で、いくつかの施設を利用することも可能ですし、例えば、遠く離れた実家で親の介護が必要になり、しばらくこどもと一緒に実家で過ごすことになったとします。その場合であっても、事前にお住まいの自治体で利用認定を受けておけば、実家近くの施設を利用することができます。
(杉浦)
この制度は、以前からある「一時預かり」とは違うんですよね。
(川端)
はい。確かに「一時預かり」という事業もあります。こちらは、仕事や通院、冠婚葬祭など保護者の事情で一時的に、こどもをみられない場合に利用する事業ですので、親の介護であれば、一時預かり事業を利用することも可能です。ただ、一部の自治体では、そもそも一時預かりを実施しておらず、利用できない可能性もあります。ですが、こども誰でも通園制度は、今年(2026年)の4月から全国の自治体で本格実施するので、どこの自治体であっても利用することができるんです。
(杉浦)
昨年度(令和6年度)から実施している自治体も、もうあるんですよね。
(川端)
はい。既に200以上の自治体でスタートしていて、アンケート調査によると、「保護者がいない場所でも保育者や他のこどもと過ごすことができるようになった」「こどもが新しいことに取り組む機会が増えた」など、「こどもに良い変化が見られた」と感じている保護者が多いようです。
(村上)
ちなみに、受け入れ可能な保育所や認定こども園はどのようにして探すんですか?
(川端)
この制度をスムーズに利用できるように開発された「こども誰でも通園制度総合支援システム」というものがあります。このシステムを利用すると、スマートフォンなどから施設の検索ができます。
(杉浦)
地域や利用条件を入力すると、適合する施設が地図上に表示されまして、その施設の住所や電話番号などの情報も確認できるんですよね。あと、利用できる残りの時間も表示されるし、カレンダーから施設の空き時間を確認して、利用したい時間を予約したり、キャンセルしたりできるんだって。
(村上)
すごい便利! ネットが利用できるのはいいですね。
(川端)
はい。このシステムを利用している自治体なら、利用申請や事前面談の予約もオンラインでできます。またこのシステムでは、施設側も、アレルギー情報など、こどもの特徴を確認できます。
(杉浦)
情報の共有がスムーズで、保護者も施設側も安心できますね。
(川端)
こどもの育ちを応援する「こども誰でも通園制度」が(2026年)4月から本格実施となります。利用には自治体への申請とその承認が必要ですので、まずは、お住まいの自治体へお問い合わせください。こどもの成長は、保護者と共に地域で支えていくものであり、その環境を整備するものが「こども誰でも通園制度」です。みんなで、こどもの健やかな成長を応援していきましょう。
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、「こども誰でも通園制度 こどもの健やかな成長を応援しましょう!」です。
(杉浦)
そのとおりですね。大事です。僕は、「(2026年)4月から本格実施 こども誰でも通園制度」です。
「 関連リンク 」
・こども家庭庁「こども誰でも通園制度」
・こども家庭庁「こども誰でも通園制度について」