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使いこなそう! 進化するマイナンバーカード

使いこなそう! 進化するマイナンバーカード

どんどん便利に、そして使えるシーンが増えているマイナンバーカード。
あなたは使いこなせていますか?
実は、持っているだけではもったいないカードなんです。

今回は、「使いこなそう! 進化するマイナンバーカード」というテーマで学びました。
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(杉浦)
僕たちは番組が始まってから、度々マイナンバーカードの進化について学んできたよね。初めは、マイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」について。佳菜子ちゃん、覚えてる?

(村上)
もちろんでございます。その後「マイナ免許証」だったり「マイナ救急」も学びましたよね。ほんとにこの2年ほどで、マイナンバーカードでできること、広がりましたよね!

(杉浦)
めっちゃ進化してるよね! 今や保有率は、8割に達しております。マイナ保険証の利用登録も、カード保有者の9割に届こうとしているそうですね。ただ一方で、カードを持ち歩いていないかたがまだまだ多くて、サービスや手続きで利用したことがないかたとか、安全性を理解していないかたが少なくないんだって。

(村上)
確かに。私もこの番組で知ったことで、マイナンバーカードを作った一人ですけども。やっぱり、「難しそう」とか「ちょっと不安」とか、そんな理由からなのかもしれないですね。

(杉浦)
なるほどね。でも、マイナンバーカードはですね、もう「特別なカード」じゃなくなって、毎日の暮らしをとってもらくで、安心なものにしてくれる「身近なツール」になりました。使わないのは、もったいないんですよね。実は、マッチングアプリとかでも活用が広がってるんだって。

(村上)
えっ! マッチングアプリで?

(杉浦)
ここからは、マイナンバーカードの「今、知っておきたい使い方」や「広がっているサービス」について、今日の講師に教えていただきましょう! デジタル庁国民向けサービスグループ審議官の上仮屋うえかりやたかしさんです。

(村上)
上仮屋さん、早速、「今、知っておきたい使い方」から教えてください。

(上仮屋)
はい。3月と言えば「引越し」「確定申告」のシーズンですよね。これらの手続きでマイナンバーカードを使えば、非常にスムーズに手続きが完了します。例えば、マイナンバーカードを利用せずに他の市町村へ引越しする場合、基本的には、手続きのために「現住所がある役所」と「引越し先の役所」、2回役所に行かなければなりません。しかし、マイナンバーカードをお持ちのかたは、「マイナポータルから引越し手続きを行うことで、役所に行くのは1回だけ」です。

(杉浦)
この「マイナポータル」っていうのは、個人向け行政サービスのオンライン窓口ですよね。

(上仮屋)
はい。スマホやパソコンで「マイナポータル」にアクセスし、引越し手続きを行うと、オンラインで転出届を提出できるので、原則、現住所の役所へ行く必要がありません。引越し先の役所に1回行くだけでいいんです。しかも、引越し先の役所に「何月何日に行く予定」と通知すると、転入する時に必要な手続きや持ち物を事前に確認することができます。

(杉浦)
人によっては、国民健康保険の加入手続きや、こどもの転園や転校手続きが必要になる場合もありますので、事前に持っていくものなどを確認できるのは安心ですよね。

(上仮屋)
はい。役所の方でも、事前に来庁日が分かれば必要な準備ができますので、手続きをスムーズに行えます。

(村上)
引越しされるかたも職員のかたも、時間の節約ができちゃうということですよね。では、続いて「確定申告」の場合、マイナンバーカードを使うとどんなメリットがあるんでしょうか?

(上仮屋)
はい。「確定申告」もメリットがたくさんあります。まず、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホから「e-Tax」というウェブサイトにアクセスいただいて、オンラインで確定申告ができます。これなら税務署に行ったり、書類を郵送する必要がなくなります。「自宅から24時間いつでも申告」ができます。さらに、書面で提出する場合に必要な添付書類、これも大変ですけど、e-Taxなら一部を除いて提出する必要がなくなります。申告が終わった後もメリットがいっぱいで、確定申告の内容を、後からいつでもネットで確認ができます。それから、返ってくるお金、還付金がもしある場合、書面で申告した場合よりも早く還付金を受け取ることができます。

(村上)
還付金を早く受け取れるのはうれしいですよね。

(杉浦)
そうだよね。でも、実はここまででは、確定申告でマイナンバーカードを利用するメリットの半分も伝えられておりません! マイナンバーカードが本領を発揮するのは、ここからなんですよね?!

(上仮屋)
おっしゃるとおりです。「e-Tax」で確定申告をする時、国税庁が提供している「確定申告書等作成コーナー」を利用すると、画面の案内に沿って金額などを入力するだけで、税額などが自動計算され申告書が完成します。さらに「マイナポータル連携」を利用すると、グッと便利になります。

(村上)
「マイナポータル連携」とは?

(上仮屋)
これは、確定申告書を作成する際に、「マイナポータルを通じて、給与の源泉徴収票や医療費、ふるさと納税など、いろいろな所にあるデータを一括で取得し、申告書の該当項目に自動入力できる機能」です。この機能を使えば、医療費の領収書や、ふるさと納税の寄附金受領証明書、住宅ローンの残高証明書などを集めて計算したり、自分で入力したりする必要がなくなり、収集や集計の手間も入力ミスも減らすことができます。書類の管理も不要です。

(杉浦)
この機能を利用するには事前の準備が必要なんだけど、一度連携すると、翌年からはもっとスムーズになるから、年々利用者が増加してるみたいですね。

(村上)
今、まさに確定申告書を作成中のかたは、「マイナンバーカードで自宅からe-Tax」を検討してみてもいいかもしれませんね。

(杉浦)
自宅でできちゃうからね。さあ、ここまではマイナンバーカードの「今、知っておきたい使い方」を学んできました。ここからは「広がっているサービス」について学んでいきましょう。

(村上)
上仮屋さん、マイナンバーカードの「広がっているサービス」にはどのようなものがありますか?

(上仮屋)
はい。これは挙げていけばたくさんあるんですが、特に特徴的なところをご紹介しますと、皆さんがお持ちのiPhoneにも、マイナンバーカードの機能を追加できるようになりました。これまでは、Androidのみ追加可能だったんですが、昨年(2025年)の6月からiPhoneでも追加できるようになりました。最新のマイナポータルアプリとマイナンバーカードを使って手続きは数分で完了します。

(杉浦)
つまり、iPhoneにマイナンバーカード機能を追加すれば、マイナポータルにログインする時など、スマホをカードにかざす必要がなくなって、「指紋や顔認証でログイン」できるようになるんですよね。あの動作が地味に面倒だったので、これは、ユーザーにとってありがたいですよね。

(上仮屋)
おっしゃるとおりで、大変好評をいただいております。マイナンバーカードを搭載したスマホで利用できるサービスも順次拡大していまして、既にコンビニでの証明書取得は、スマホをかざすだけでできるようになっています。

(村上)
実際のカードがなくても手続きできちゃうんですね! 他に毎日の暮らしがらくになるサービスってありますか?

(上仮屋)
本当に様々あります。例えば、「マイナンバーカードを活用した図書館サービス」が始まっています。これは、図書館カードの代わりにマイナンバーカードを使用することで本を借りることができるサービスです。最近ではさらに進んで、インターネット上で電子書籍を閲覧できる、まさに「デジタル図書館」のようなサービス、電子書籍の検索、作品の貸出しや予約、返却が、24時間365日、全てスマホだけでできるサービスも登場しています。

(杉浦)
これで図書館がもっと便利になるし、多くの自治体で導入して欲しいよね。

(上仮屋)
はい。デジタル図書館の場合、専用のアプリをダウンロードして、マイナンバーカードで本人確認や利用照会を行えば、オンラインですぐに電子書籍にアクセス可能になります。わざわざ図書館や役所に行ってアカウントを発行してもらう必要がないんです。

(村上)
最近、図書館に行く機会があまりなかったので知らなかったんですけど、図書館のサービスもグッと広がっているんですね。他にも驚きのサービスってありますか?

(上仮屋)
はい。「マッチングアプリ」に登録する際にも、マイナンバーカードが力を発揮します。

(村上)
これ、さっき聞いて驚きましたけど、どういうことでしょうか?

(上仮屋)
はい。こども家庭庁の調べによると、今、30代以下の既婚者のうち4人に1人がマッチングアプリで結婚相手に出会う時代だそうです。出会いの場が広がった一方で、恋愛感情を抱かせた相手から金銭を騙し取る「ロマンス詐欺」や、既婚者が独身と偽って登録していたことでトラブルが生じるなど、本人確認の強化が課題になっています。このため、「本人確認にマイナンバーカードが利用できる」ようにするマッチングアプリがどんどん増えています。

(村上)
どんなメリットがあるんですか?

(上仮屋)
「厳格な年齢確認、本人確認」が行えるので、例えば、あるマッチングアプリでは、マイナンバーカードで本人確認をすると、その印としてプロフィール欄に本人確認バッジが付与されて、嘘偽りのないプロフィールであることを証明できます。

(村上)
なるほど。マッチング相手を探しているかたからすると、このバッジが付いているかたであれば安心してアプローチできるっていうことですよね。

(杉浦)
そうだね。あと、「独身証明」ができるマッチングアプリもあるそうですね。

(上仮屋)
はい。マイナンバーカードをかざし、同意すれば、マイナポータルを通じて独身であることを確認できる情報がマッチングアプリに提出されて、独身証明が簡単、確実にできます。

(杉浦)
このように、マイナンバーカードを使えば、厳格な本人確認ができるので、レンタカーとかシェアカー、電動キックボードのシェアリングサービス、チケット購入やフリマアプリなど、本人確認が重要となるサービスでどんどん広がってるんですよね。

(村上)
すごい! ただ、中にはまだ、マイナンバーカードを様々な場面で利用することに抵抗を感じているかたもいるんですよね?

(上仮屋)
おっしゃるとおりです。マイナンバーカードを保険証として利用したら、病院や薬局のかたに「自分の税や年金などの情報も知られてしまうのではないか?」とか、もしもマイナンバーカードを落としたら、「悪用されてしまうのではないか?」とか。そういったことが心配で持ち歩かないかた、インターネット上で利用しないかたがいらっしゃいます。

(村上)
便利だからこそ、何か落とし穴があるんじゃないかな? と思ってしまう気持ちも理解できますよね…。

(上仮屋)
ただ、たとえマイナンバーカードを落としても、カードの裏面に記載されているマイナンバーを他人に知られたからといって、それが悪用されることはありません。マイナンバーを提示する際は必ず、顔写真付きの身分証でも本人確認をするので、「マイナンバーを知られただけで、他人がなりすますことはできない」仕組みになっています。

(杉浦)
カードに内蔵されている「ICチップからいろんな情報が漏れちゃう」って思っているかたも少なくないようですよ。

(上仮屋)
はい。それもよくある誤解で、マイナンバーカードのICチップに記録されているのは、個人情報としては、氏名や生年月日、住所など「カードの券面に記載されている情報だけ」です。税、年金、医療といったプライバシー性の高い情報はカードには入っていません。税は税務署、年金は年金事務所というように「別々に管理」されています。そのため、例えば病院でカードを使っても、病院で見られるのは医療情報だけで、それ以外が見られることはありません。

(杉浦)
「不正に情報を読み出そうとするとICチップが壊れる」仕組みにもなっているので、その点は安心して、マイナンバーカードをもっと使いこなしてもらいたいですね。

(上仮屋)
今日、ご紹介したマイナンバーカードの利用シーンはほんの一部です。これからも、どんどん拡大していきます。是非、マイナンバーカードを利用して、その便利さを実感してみてください。

(村上)
今日の話を聞いて、特に注目したのは「進化が止まらない!! マイナンバーカード」です。

(杉浦)
進化してるねー。 僕は、「マイナンバーカードを使いこなそう」です。


「 関連リンク 」
デジタル庁「マイナンバー(個人番号)制度・マイナンバーカード」
地方公共団体情報システム機構「マイナンバーカード総合サイト」
マイナポータル
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