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2026.03.29
この街でみんなと強くなろう! あなたも消防団員に
消防団員は、体力や腕力が必要と思っていませんか?
でも、男性だけでなく女性や学生が、それぞれの得意分野をいかし、ライフスタイルに合わせた活動も行われているんです。
今回は、「この街でみんなと強くなろう! あなたも消防団員に」というテーマで学びました。
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でも、男性だけでなく女性や学生が、それぞれの得意分野をいかし、ライフスタイルに合わせた活動も行われているんです。
今回は、「この街でみんなと強くなろう! あなたも消防団員に」というテーマで学びました。
(杉浦)
佳菜子ちゃん、「消防団」って知ってる?
(村上)
もちろん。知ってます! 私が出演している愛知のテレビ番組でも紹介したことがあって。消防署と同じように、市町村ごとに置かれている消防の組織で、その地域に住んでいたりとか、通勤や通学をしていたりするかたが団員として活動しているんですよね。
(杉浦)
詳しいね。そうそう。消防署の職員のかたは、消防や防災を専門に常勤で働く地方公務員だよね。一方、消防団員のかたは、一般的に18歳以上で、普段は別の仕事などをしながら活動する「非常勤特別職」の地方公務員ということで、火災や大きな災害が起きた時には、自宅や職場から現場に駆けつけ、消火や救助に当たるんだよね。
(村上)
だから、地域のことをよく知る、年齢や職種も様々なかたが、消防団員として活躍できるんですよね。それに、活動に対する市町村からの報酬もあるんですよね。
(杉浦)
もう学んでるやん。
(村上)
学んでますー! 私、実家の横が消防署っていうのもあって。
(杉浦)
消防署は身近な存在なんだね。そんな佳菜子ちゃんに、消防団クイーズ!! 消防団は江戸時代、八代将軍吉宗が江戸南町奉行の大岡 越前に命じ、それまでの組織を編成替えして、47組、のちに48組の町火消を設置させたことが始まりと言われています。では、その町火消の総称を何と言うでしょうか?! 1「はにほへと組」、2「いろは四十八組」、3「暴れん坊組」。
(村上)
暴れちゃだめでしょ(笑)
(杉浦)
暴れん坊将軍とかね。八代将軍、有名だからね。
(村上)
1番にしようかな。なんか優しい、丸いイメージ。
(杉浦)
答えは!! 今日のゲストに伺いましょうか。消防庁地域防災室の池田 隼さんです。では池田さん、早速お答え、お願いします。
(池田)
はい。答えは、2番「いろは四十八組」です! それぞれの町火消を、いろはなどの48音を使って「い組」「ろ組」と名付けたことで、お互いの名誉にかけて競い合って働くようになり、消防の発展に大きな成果を得ることになったと言われています。
(杉浦)
その競い合う精神は現在も受け継がれていて、今は、消防団がその技術を競い合う、全国大会もあるんだって。
(村上)
そうなんだ! それは知らなかったです。消防団って深掘りしていくと、知らないことがいっぱいありそうです。
(杉浦)
そうなんだよね。そこで今日は、消防団の「いろは」、つまり基本的なところから、意外と知られていない魅力など学んでいきましょう。
(村上)
池田さん、消防団には長い歴史があるとのことですが、現在活動されているかたは、何名くらいいるんですか?
(池田)
はい。全国の消防団員は、2025年4月の時点でおよそ73万人です。ただ、この人数は少しずつ減ってきています。理由の一つは少子高齢化ですが、「ご近所付き合い」や「地域の活動」に参加する機会が、昔より少なくなっていることも影響していると考えられます。
(村上)
そうか。また、市町村には消防署があって消防士のかたがいるのに、「なぜ消防団が必要なのか」っていう、その点があまり知られていないのも、人数が減少する要因のような気がします。
(池田)
そうですね。消防士は、火災や地震、洪水などの現場で、消火や人命救助といった最前線の活動を担っています。しかし、災害現場では、周囲の人を安全な場所へ誘導したり、危険な場所に人が近づかないよう見守ったりする仕事もたくさんあります。特に、大きな災害が起きた時は、どうしても人手が足りなくなります。そんな時には、地域のことをよく知っている消防団員の支える力が必要になるんです。
(杉浦)
近年の大規模災害でも、消防団員の皆さんが活躍されてるんですよね。
(池田)
はい。2024年の能登半島地震では、消防団員ご自身も被災されている中、地域住民の命と安全を守るべく、地震発生直後から懸命に活動いただきました。消防団は、消火活動はもちろん、助けを必要としているかたの捜索や救助、危険な場所に人が近づかないよう見守る活動など、幅広い役割を担い、特に、日頃から地域で活動している経験をいかして、倒壊した家屋の中から多くのかたを救い出すこともしました。こういった災害時の活躍もあり、地域に根ざした消防団の必要性が改めて認識されるようにもなってきているんです。
(杉浦)
実はですね、消防士などの消防職員数は、全国でおよそ17万人。一方、消防団員数は減ってきているとはいえ、そのおよそ4.3倍いるということで。この「人の多さ」が、大きな災害が起きた時に力を発揮するということですね。
(池田)
はい。また、消防団員は日頃から訓練を行っているので災害が起きた時も、素早く、そして的確に動くことができます。こうした動員力や対応力が消防団の強みであり、この強みをいかすためには、それぞれの地域に合った人数をきちんと確保していくことが大切なんです。
(杉浦)
最近は、気候変動の影響で、大雨や洪水といった自然災害が増えていますし、山火事も各地で相次ぎましたからね…。そもそも日本は地震が多い国でもありますから、そう考えると、消防団員の存在は、これからますます重要になってきますよね。それだけに、人数が減ってきてるっていうのは少し心配でもありますよね。
(村上)
確かにな…。ただ、いざ自分が参加するとなると、「忙しいから無理だろう」とか「自分にできるのかな?」って、思ってしまうかもしれないですよね。
(杉浦)
そうだよね。確かに、消防団員は市町村が定めた訓練や研修を受けることとされています。でも、そんなに身構えなくても大丈夫なんだって。ここからは、消防団員の具体的な活動や、関わり方の幅広さについて、詳しく学んでいきましょう。池田さん、消防団員というと、消火や捜索などを行うので、腕力とか体力に自信のある男性ばかりというイメージを持つ方も多いと思うんですけども、女性や学生の方も少なくないんですよね。
(池田)
はい。実は、女性や学生の消防団員は、この10年を見ても少しずつ増えてきています。その背景には、入団を後押しする取組に加えて、消防団の活動が多岐にわたっていることがあると思います。消火や災害対応だけでなく、平常時の火災予防や広報活動など、体力に頼らない役割も多く、また、ライフスタイルに合わせた様々な関わり方ができることが、参加のしやすさにつながっているのではないでしょうか。
(村上)
火災予防では具体的にどのような活動をするんですか?
(池田)
各家庭を訪問して防火指導をしたり、防火設備が整っているかなどを点検したりします。また、高齢者のお宅へ行き、変わった様子がないかを確認し、実際の災害時に援護が必要な方を把握する、そうした重要な役割もあります。
(村上)
そうした活動なら、人当たりがソフトなかたやコミュニケーションが得意なかたが力を発揮できますよね。
(杉浦)
そうそう、性別は関係ないよね。それに、学生さんが高齢者のお宅を訪ねると、歓迎されることも多いんじゃないかな。若い人が一生懸命説明してくれると、「じゃあ、ちょっと聞いてみようかな」っていう気持ちになって、防火指導も、より伝わりやすくなることもありそうだよね。
(池田)
もしかしたら、そういうところもあるかもしれませんね。また、消防団員は、地域の皆さんに応急手当てやAEDの使い方などを指導する講習会なども行っています。万が一の事故や急な病気の時、救急車が到着するまでの数分間の応急手当が、患者さんの生死を左右する場合があるので、素早く対応できる知識や技術を習得して指導しているんです。
(村上)
消防団員になってそうした知識を身に付けておくと、自分の家族にもしものことがあった時にも役立ちますもんね。もちろん、消火や防災の知識も日頃の生活で役に立ちますしね。
(杉浦)
そうそう。消防団員の仕事は地域のためになるだけでなく、自分や大切な人のためにも役立つんですよね。
(池田)
おっしゃるとおりです。近年は、就職活動に向けてボランティアを推奨している大学が多いこともあり、消防団員になって地域に貢献した経験をアピールしている学生さんもいます。また、3.5t以上のポンプ自動車を運転する場合、人によっては準中型自動車免許を取得する必要があるんですが、多くの自治体でこの費用を助成しています。
(村上)
お得に自動車免許を取得できちゃうわけですね。でも、消防団員の皆さんは、勉強や仕事との両立、大変じゃないですかね?
(池田)
そうですね。もちろん忙しい時期はあるかもしれませんが、学生さんも会社員のかたも、学業や本業優先で両立されています。勉強はもちろん、アルバイトやサークル活動もしながら活動されている学生団員も少なくありません。また、消防団には全ての活動に参加する「基本団員」の他に、特定の役割や活動のみ参加することができる「機能別団員」「機能別分団」という制度があります。
(杉浦)
これは、より多くのかたに参加していただくために設けられたものなんですよね。
(池田)
はい。機能別消防団員であれば、それぞれの能力やメリットをいかしながら、特定の消防団活動や時間の許す範囲での活動ができます。例えば、先ほどご紹介した火災予防だけを行う「火災予防団員」もいますし、音楽隊などに入り消防の行事や市主催のイベントなどで消防団をPRする活動を行う「広報団員」もいます。
(杉浦)
また、「OB団員」といって、消防団を引退したかたが、その豊富な経験をいかして、消防団の活動に携わることもできます。体力の問題や仕事の都合で訓練などに参加できなくなってしまっても無理のない範囲で活動できるんだって。
(池田)
他にも「機能別消防分団」といって、「バイク隊」「水上バイク隊」「ドローン隊」など、特定の役割を担う分団に所属して活動する団員もいます。バイク隊は、車両が通れない場所への救援物資の運搬や、震災時の情報収集など、バイクの機動力をいかして活躍します。水上バイク隊は、浸水地域での活動や水難事故の救助を担当します。そしてドローン隊は、災害時の被害状況の把握や、行方不明者の捜索などを行っています。
(村上)
本当に幅広い関わり方ができるので、まず消防団に興味をもって知ってもらいたいですね。
(杉浦)
そうだね。消防団については「ぶっちゃけどうなの!?消防団!!」という動画がありまして、基本的な活動内容や待遇などについて紹介していますので、是非、こちらをご覧になっていただきたいですね。現役の消防団員のお話も聞けますよ。
(池田)
消防団には、年齢や職種も様々な人が、「地域の役に立ちたい」「自分たちの街は自分たちで守る」という思いで集まっています。人と人とのつながりが薄れがちな今だからこそ、活動を通して仲間ができたり、新しい視点に出会えること、そして何より、「ありがとう」という言葉を様々な場面で直接言ってもらえる、そんなやりがいのある場でもあります。まずは、消防団のことを知るところからで大丈夫です。少しでも興味を持ったかたは、お住まいの市町村の窓口に、是非、お問い合わせください!
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、私は、「女性も学生も消防団員として活躍中 さあ!あなたも!!」。
(杉浦)
メッセージ性があるね。僕は、「消防団員になって 街を支え、守ろう!!」です。
さて…、先週お伝えしましたが、佳菜子ちゃんは、今日で「日曜まなびより」を卒業となります。2年間、いろんなことを学んできたけど、どうだった?
(村上)
ずっと、3歳からスケートをやってきて、なかなか世の中のことだったりとか、知らないこともたくさんあったので、この2年で、いろんなお得な情報もありつつ、気を付けないといけないことだったりとか、気にしないといけないこととか、いろんなことを学べたかなと思います。
(杉浦)
マイナンバーカードも取ったしね! いやー、寂しいね。寂しいですけども、第一期生の卒業生ということで、学んだことをいかして! 学びもありましたけど、素敵な出会いもありがとうございました。
(村上)
是非、またお会いできるように私も頑張ります。ありがとうございました。
「 関連リンク 」
・総務省消防庁「消防団オフィシャルウェブサイト 一般の方へ」
・総務省消防庁「消防団オフィシャルウェブサイト 入団促進広報事業」
佳菜子ちゃん、「消防団」って知ってる?
(村上)
もちろん。知ってます! 私が出演している愛知のテレビ番組でも紹介したことがあって。消防署と同じように、市町村ごとに置かれている消防の組織で、その地域に住んでいたりとか、通勤や通学をしていたりするかたが団員として活動しているんですよね。
(杉浦)
詳しいね。そうそう。消防署の職員のかたは、消防や防災を専門に常勤で働く地方公務員だよね。一方、消防団員のかたは、一般的に18歳以上で、普段は別の仕事などをしながら活動する「非常勤特別職」の地方公務員ということで、火災や大きな災害が起きた時には、自宅や職場から現場に駆けつけ、消火や救助に当たるんだよね。
(村上)
だから、地域のことをよく知る、年齢や職種も様々なかたが、消防団員として活躍できるんですよね。それに、活動に対する市町村からの報酬もあるんですよね。
(杉浦)
もう学んでるやん。
(村上)
学んでますー! 私、実家の横が消防署っていうのもあって。
(杉浦)
消防署は身近な存在なんだね。そんな佳菜子ちゃんに、消防団クイーズ!! 消防団は江戸時代、八代将軍吉宗が江戸南町奉行の大岡 越前に命じ、それまでの組織を編成替えして、47組、のちに48組の町火消を設置させたことが始まりと言われています。では、その町火消の総称を何と言うでしょうか?! 1「はにほへと組」、2「いろは四十八組」、3「暴れん坊組」。
(村上)
暴れちゃだめでしょ(笑)
(杉浦)
暴れん坊将軍とかね。八代将軍、有名だからね。
(村上)
1番にしようかな。なんか優しい、丸いイメージ。
(杉浦)
答えは!! 今日のゲストに伺いましょうか。消防庁地域防災室の池田 隼さんです。では池田さん、早速お答え、お願いします。
(池田)
はい。答えは、2番「いろは四十八組」です! それぞれの町火消を、いろはなどの48音を使って「い組」「ろ組」と名付けたことで、お互いの名誉にかけて競い合って働くようになり、消防の発展に大きな成果を得ることになったと言われています。
(杉浦)
その競い合う精神は現在も受け継がれていて、今は、消防団がその技術を競い合う、全国大会もあるんだって。
(村上)
そうなんだ! それは知らなかったです。消防団って深掘りしていくと、知らないことがいっぱいありそうです。
(杉浦)
そうなんだよね。そこで今日は、消防団の「いろは」、つまり基本的なところから、意外と知られていない魅力など学んでいきましょう。
(村上)
池田さん、消防団には長い歴史があるとのことですが、現在活動されているかたは、何名くらいいるんですか?
(池田)
はい。全国の消防団員は、2025年4月の時点でおよそ73万人です。ただ、この人数は少しずつ減ってきています。理由の一つは少子高齢化ですが、「ご近所付き合い」や「地域の活動」に参加する機会が、昔より少なくなっていることも影響していると考えられます。
(村上)
そうか。また、市町村には消防署があって消防士のかたがいるのに、「なぜ消防団が必要なのか」っていう、その点があまり知られていないのも、人数が減少する要因のような気がします。
(池田)
そうですね。消防士は、火災や地震、洪水などの現場で、消火や人命救助といった最前線の活動を担っています。しかし、災害現場では、周囲の人を安全な場所へ誘導したり、危険な場所に人が近づかないよう見守ったりする仕事もたくさんあります。特に、大きな災害が起きた時は、どうしても人手が足りなくなります。そんな時には、地域のことをよく知っている消防団員の支える力が必要になるんです。
(杉浦)
近年の大規模災害でも、消防団員の皆さんが活躍されてるんですよね。
(池田)
はい。2024年の能登半島地震では、消防団員ご自身も被災されている中、地域住民の命と安全を守るべく、地震発生直後から懸命に活動いただきました。消防団は、消火活動はもちろん、助けを必要としているかたの捜索や救助、危険な場所に人が近づかないよう見守る活動など、幅広い役割を担い、特に、日頃から地域で活動している経験をいかして、倒壊した家屋の中から多くのかたを救い出すこともしました。こういった災害時の活躍もあり、地域に根ざした消防団の必要性が改めて認識されるようにもなってきているんです。
(杉浦)
実はですね、消防士などの消防職員数は、全国でおよそ17万人。一方、消防団員数は減ってきているとはいえ、そのおよそ4.3倍いるということで。この「人の多さ」が、大きな災害が起きた時に力を発揮するということですね。
(池田)
はい。また、消防団員は日頃から訓練を行っているので災害が起きた時も、素早く、そして的確に動くことができます。こうした動員力や対応力が消防団の強みであり、この強みをいかすためには、それぞれの地域に合った人数をきちんと確保していくことが大切なんです。
(杉浦)
最近は、気候変動の影響で、大雨や洪水といった自然災害が増えていますし、山火事も各地で相次ぎましたからね…。そもそも日本は地震が多い国でもありますから、そう考えると、消防団員の存在は、これからますます重要になってきますよね。それだけに、人数が減ってきてるっていうのは少し心配でもありますよね。
(村上)
確かにな…。ただ、いざ自分が参加するとなると、「忙しいから無理だろう」とか「自分にできるのかな?」って、思ってしまうかもしれないですよね。
(杉浦)
そうだよね。確かに、消防団員は市町村が定めた訓練や研修を受けることとされています。でも、そんなに身構えなくても大丈夫なんだって。ここからは、消防団員の具体的な活動や、関わり方の幅広さについて、詳しく学んでいきましょう。池田さん、消防団員というと、消火や捜索などを行うので、腕力とか体力に自信のある男性ばかりというイメージを持つ方も多いと思うんですけども、女性や学生の方も少なくないんですよね。
(池田)
はい。実は、女性や学生の消防団員は、この10年を見ても少しずつ増えてきています。その背景には、入団を後押しする取組に加えて、消防団の活動が多岐にわたっていることがあると思います。消火や災害対応だけでなく、平常時の火災予防や広報活動など、体力に頼らない役割も多く、また、ライフスタイルに合わせた様々な関わり方ができることが、参加のしやすさにつながっているのではないでしょうか。
(村上)
火災予防では具体的にどのような活動をするんですか?
(池田)
各家庭を訪問して防火指導をしたり、防火設備が整っているかなどを点検したりします。また、高齢者のお宅へ行き、変わった様子がないかを確認し、実際の災害時に援護が必要な方を把握する、そうした重要な役割もあります。
(村上)
そうした活動なら、人当たりがソフトなかたやコミュニケーションが得意なかたが力を発揮できますよね。
(杉浦)
そうそう、性別は関係ないよね。それに、学生さんが高齢者のお宅を訪ねると、歓迎されることも多いんじゃないかな。若い人が一生懸命説明してくれると、「じゃあ、ちょっと聞いてみようかな」っていう気持ちになって、防火指導も、より伝わりやすくなることもありそうだよね。
(池田)
もしかしたら、そういうところもあるかもしれませんね。また、消防団員は、地域の皆さんに応急手当てやAEDの使い方などを指導する講習会なども行っています。万が一の事故や急な病気の時、救急車が到着するまでの数分間の応急手当が、患者さんの生死を左右する場合があるので、素早く対応できる知識や技術を習得して指導しているんです。
(村上)
消防団員になってそうした知識を身に付けておくと、自分の家族にもしものことがあった時にも役立ちますもんね。もちろん、消火や防災の知識も日頃の生活で役に立ちますしね。
(杉浦)
そうそう。消防団員の仕事は地域のためになるだけでなく、自分や大切な人のためにも役立つんですよね。
(池田)
おっしゃるとおりです。近年は、就職活動に向けてボランティアを推奨している大学が多いこともあり、消防団員になって地域に貢献した経験をアピールしている学生さんもいます。また、3.5t以上のポンプ自動車を運転する場合、人によっては準中型自動車免許を取得する必要があるんですが、多くの自治体でこの費用を助成しています。
(村上)
お得に自動車免許を取得できちゃうわけですね。でも、消防団員の皆さんは、勉強や仕事との両立、大変じゃないですかね?
(池田)
そうですね。もちろん忙しい時期はあるかもしれませんが、学生さんも会社員のかたも、学業や本業優先で両立されています。勉強はもちろん、アルバイトやサークル活動もしながら活動されている学生団員も少なくありません。また、消防団には全ての活動に参加する「基本団員」の他に、特定の役割や活動のみ参加することができる「機能別団員」「機能別分団」という制度があります。
(杉浦)
これは、より多くのかたに参加していただくために設けられたものなんですよね。
(池田)
はい。機能別消防団員であれば、それぞれの能力やメリットをいかしながら、特定の消防団活動や時間の許す範囲での活動ができます。例えば、先ほどご紹介した火災予防だけを行う「火災予防団員」もいますし、音楽隊などに入り消防の行事や市主催のイベントなどで消防団をPRする活動を行う「広報団員」もいます。
(杉浦)
また、「OB団員」といって、消防団を引退したかたが、その豊富な経験をいかして、消防団の活動に携わることもできます。体力の問題や仕事の都合で訓練などに参加できなくなってしまっても無理のない範囲で活動できるんだって。
(池田)
他にも「機能別消防分団」といって、「バイク隊」「水上バイク隊」「ドローン隊」など、特定の役割を担う分団に所属して活動する団員もいます。バイク隊は、車両が通れない場所への救援物資の運搬や、震災時の情報収集など、バイクの機動力をいかして活躍します。水上バイク隊は、浸水地域での活動や水難事故の救助を担当します。そしてドローン隊は、災害時の被害状況の把握や、行方不明者の捜索などを行っています。
(村上)
本当に幅広い関わり方ができるので、まず消防団に興味をもって知ってもらいたいですね。
(杉浦)
そうだね。消防団については「ぶっちゃけどうなの!?消防団!!」という動画がありまして、基本的な活動内容や待遇などについて紹介していますので、是非、こちらをご覧になっていただきたいですね。現役の消防団員のお話も聞けますよ。
(池田)
消防団には、年齢や職種も様々な人が、「地域の役に立ちたい」「自分たちの街は自分たちで守る」という思いで集まっています。人と人とのつながりが薄れがちな今だからこそ、活動を通して仲間ができたり、新しい視点に出会えること、そして何より、「ありがとう」という言葉を様々な場面で直接言ってもらえる、そんなやりがいのある場でもあります。まずは、消防団のことを知るところからで大丈夫です。少しでも興味を持ったかたは、お住まいの市町村の窓口に、是非、お問い合わせください!
(村上)
今日の話を聞いて特に注目したのは、私は、「女性も学生も消防団員として活躍中 さあ!あなたも!!」。
(杉浦)
メッセージ性があるね。僕は、「消防団員になって 街を支え、守ろう!!」です。
さて…、先週お伝えしましたが、佳菜子ちゃんは、今日で「日曜まなびより」を卒業となります。2年間、いろんなことを学んできたけど、どうだった?
(村上)
ずっと、3歳からスケートをやってきて、なかなか世の中のことだったりとか、知らないこともたくさんあったので、この2年で、いろんなお得な情報もありつつ、気を付けないといけないことだったりとか、気にしないといけないこととか、いろんなことを学べたかなと思います。
(杉浦)
マイナンバーカードも取ったしね! いやー、寂しいね。寂しいですけども、第一期生の卒業生ということで、学んだことをいかして! 学びもありましたけど、素敵な出会いもありがとうございました。
(村上)
是非、またお会いできるように私も頑張ります。ありがとうございました。
「 関連リンク 」
・総務省消防庁「消防団オフィシャルウェブサイト 一般の方へ」
・総務省消防庁「消防団オフィシャルウェブサイト 入団促進広報事業」