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人が活きる仕事! いまこそ、漁師という選択

人が活きる仕事! いまこそ、漁師という選択

「漁師になりたい」「海の仕事に興味がある」と考えているかたもいるのではないでしょうか。
そんな漁業への関心を持つ方々の、第一歩を後押しする制度やイベント「漁師フェア」があります。

今回は、「人が活きる仕事! いまこそ、漁師という選択」をテーマに学びました。
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(杉浦)
玲奈ちゃんは、今の仕事をしてなかったら、どんな仕事をしてたと思う? どんな仕事に興味ある?

(松井)
テーマパークで働いてる人。キャストさんとか、裏方でも。テーマパークという所の中で、いかに人が楽しめるものを作り出せるか? みたいな。結局、エンターテインメントに関わる仕事がしたいんじゃないかなと思います。

(杉浦)
なるほどー。人が喜んだりとか、パフォーマンス的なものとかね。

(松井)
楽しんでもらえたり、思い出に残るようなお仕事ができたらいいなーなんて思いますね。太陽さんはどうですか?

(杉浦)
僕は、高校の時、建築科だったんで、建築士になってたと思います。勉強してたけど、もう全然忘れたね(笑) 建築の「け」くらいしか覚えていないね。

(松井)
今、高校の時に勉強していたこと以外だったら、興味がある仕事ってありますか?

(杉浦)
え、どうだろうな…。海が好きだから、スキューバダイビングのインストラクターとか、そっち系にいってたかもしれない。あと、釣りが好きだから、漁師っていうのも憧れがあるよね。でも、漁師さんの仕事、大変なイメージがあるよね。

(松井)
そうですね。漁師さんって、力仕事だったり、すごく体力がいるイメージが強くありますね。

(杉浦)
荒波にもまれ… みたいなね。確かにね。でも、漁師さんって、僕たちの暮らしに欠かせない、水産物を供給してくれてるじゃん。だから、とても重要で、なくてはならない存在なんだよね。ということで、ここからは今日の講師に伺っていきます。今日は、お二人お迎えします。前半は、水産庁企画課の草野 朱音さんです。

(松井)
草野さん、私たちは漁師さんのおかげで、日々おいしいお魚をいただけている、ということは、よく分かってるんですけど、それ以外にも、漁師さんはどのような役割を担ってるんですか?

(草野)
松井さんがおっしゃるとおり、お魚は、日本人にとって大切なたんぱく源ですので、輸入に頼りすぎずに、自国で調達するという面からも、漁師さんには重要な役割を担っていただいています。また、漁師さんの仕事、いわゆる漁業には、魚を売る人、加工する人、運ぶ人など、たくさんの人が関わっていて、重要な産業として、地域の暮らしそのものを支えています。

(杉浦)
さらに最近は、「海業(うみぎょう)」の取組も広がってきてますよね。海や漁村の資源をいかして、新しい仕事や収入を生み出す取組も増えてて、観光なども含めて、地域のにぎわいや雇用の広がりにもつながってるんですよね。以前この番組で学びました。

(草野)
それから、漁業は地域の食文化やお祭りなどの伝統行事との結びつきも強いですから、地域の文化も支えています。

(松井)
今のお話を聞くだけでも、漁師さんの役割って、ものすごく幅広いんですね。

(杉浦)
ね、漁師さんの存在がいかに大切か、分かってきたでしょ。ただ…、そんな漁師さんの数が、今、減り続けてるんですよね?

(草野)
はい。非常に残念なのですが、2023年時点で漁師さんの数は、およそ12万人で、これは20年前と比べて、ほぼ半分になっています。さらに年齢層も上がっていて、65歳以上のかたが、全体の4割ほどを占めています。今後、水産物の安定的な供給のみならず、地域活性化の観点からも、意欲のある漁師さんを確保して、次世代の担い手として育成していくことはとても重要なんです。

(松井)
もし漁師さんが減ってしまうと、食卓に新鮮なお魚が、上りにくくなってしまいますし。ただ、先ほどもちらっとお話ししましたけど、海の上での漁師さんの仕事は大変そうで、若い人は一歩を踏み出しにくいのかな? というイメージはありますね。

(杉浦)
でもね、実は2023年に新しく漁師さんになった人の数を見ますと、10代から30代のかたは、前の年と比べて少しだけど、増えてるんだよね。

(松井)
え、そうなんですね! それはどうしてなんですか?

(草野)
その理由の一つに、最近は研修制度や働く環境が整ってきて、漁業をスタートしやすくなってきていることが挙げられます。他の仕事から転職して新たに漁師になる人は、全体の約7割を占めており、就業先・転職先として、自然を相手に働く漁業に関心を持つ都会の人も少なくありません。そういった漁業が未経験のかたでも、例えば、国の研修制度を活用して、個人の漁師さん、いわゆる、親方の下で学びながら漁業をしたり、漁業会社に雇われて、社員として漁業をしたりすることもできます。

(松井)
サポートもしっかりされてるんですね。例えば、どのような事例がありますか?

(草野)
そうですね、大分県の佐賀関港は、一本釣りの関あじ・関さばで有名な港です。ここは、15年以上前から、漁師さんを増やすためのイベントに参加し、国の制度を活用しながら研修環境を整えています。漁業が未経験の新人漁師さんに、先輩漁師さんが教える関係もできていて、地域全体でサポートする体制が整っているので、新人漁師さんでも、安心して漁業をスタートすることができます。

(杉浦)
最近は、釣り好きが高じて漁師に転職するかたもいると聞きますけども、研修で技術をしっかり磨けますし、新しい地域にもなじめるようにサポートしてもらえますから、そういうかたにとっては魅力的なんですよね。

(草野)
はい。おっしゃるとおりです。他にも、例えば、高知のカツオ一本釣りは、陸から離れた所で漁をしますが、船内のWi-Fi(ワイファイ)環境を整え、陸と同じように連絡や動画視聴ができる漁船もあり、一昔前と比べて働く環境は整ってきています。また、漁師さんのお仕事の魅力を紹介する動画を「漁師.jp」というサイトの公式YouTubeチャンネルでたくさん公開していますので、是非、ご覧ください。

(松井)
漁業の世界でも働く環境や研修体制を整えたりしてるんですね。でも、「漁師」に興味があっても、どのようにしてなればいいのか? そこが分からないかたって、多いと思うんですよ。

(杉浦)
なり方がね。それはご安心ください。実はですね、来月、福岡、大阪、東京の3会場で、漁師の仕事がまるごと分かって、漁師デビューのきっかけも掴めるイベント「漁業就業支援フェア2026」、通称「漁師フェア」が開催されます! ここからは、「漁師フェア」を主催されている一般社団法人全国漁業就業者確保育成センターの猪子 真理子さんにお話を伺っていきます。

(松井)
猪子さん、「漁師フェア」は、どのようなイベントなんですか?

(猪子)
はい。「漁業就業支援フェア」は、新人漁師を募集している、全国の漁業協同組合や漁業会社から、直接お話を聞くことができるイベントです。どなたでも無料で気軽に参加できて、漁業のことがまるごと分かる就業相談会になっています。

(杉浦)
親が漁師さんだったり、港町で育っていれば、漁業や漁師さんのことが自然と分かるけど、そうでないと、なかなかイメージできないよね。でも、このフェアへ行けば、漁師さんのお仕事内容から、なり方まで、まるごと分かっちゃうんだって。

(猪子)
はい。このフェアでは「ガイダンスコーナー」を設けていまして、漁業のことをあまり知らなくても、将来をイメージしやすいように、漁師になる主なルートや、漁業の種類、働き方など漁業の全体像をご紹介しています。

(松井)
全体が分かるとイメージしやすいですもんね。ちなみに、漁師になるには、どのようなルートがあるんですか?

(猪子)
はい。主なルートは、「個人で漁師をしている親方に弟子入りする」か「漁業会社に就職する」という二つの方法があります。一般的に、個人で漁師をしているかたは沿岸漁業に多く、漁業会社は沖合や遠洋漁業が中心で、それぞれ使う道具や漁の方法、狙う魚も様々です。

(杉浦)
そうですよね。「一本釣り漁」もあれば、「定置網漁」や「まき網漁」「イカ釣り漁」「マグロはえ縄漁」とか、たくさんありますからね。一人で狙うか、チームで挑むかでも、やりがいが変わってきそうですよね。

(猪子)
そうですね。働き方も、本当に様々です。沿岸漁業では、漁港の近くに住んで、基本的に日帰りの漁に出ますが、沖合や遠洋の漁業になると、長期航海に出るので、船の上で過ごす期間が長くなります。その分、仕事が終わると、まとまった休みが取れるのも特徴です。また、働く時間帯も様々で、日の出から日の入りまでの漁もあれば、夜中に行う漁もあります。そのため、夜中から昼まで働いて、午後はサーフィンや釣りなど、自分の時間を楽しんでいる漁師さんもいらっしゃいます。

(松井)
ちゃんと自分の時間も確保できるんですね。そういう違いが分かると、「一人でやるのか、チームでやるのか」「日帰りの漁がいいか、長期間の漁に出た後、まとまった休みが取れる方がいいか」、自分に合いそうな働き方や、目指す漁師像が明確になってきそうですね。

(猪子)
はい。また、このフェアには、全国の沿岸、沖合、遠洋の漁協や漁業会社が出展します。東京会場は80ブースが出展し、働く条件など、採用に関する情報を直接聞くことができますし、現役漁師さんも参加しているので、漁師の生活なども詳しく聞くことができます。

(杉浦)
このフェア、昨年(2025年)も開催してるんですけど、転職を考えている30代から40代のかたもいれば、来場者の中には、小中高生もいるんだって。寄せられた来場者の声をご紹介しますと、「ネットなどでは知ることの難しい実体験など、リアルな声を聞けた」「漁師になるためにまず何をしたらいいかなど、分かりやすく教えてもらった」などの声があったそうです。

(松井)
ちなみに、女性はどうなんですかね? 漁師って男社会のイメージがあるんですけど。

(猪子)
今の漁師さんの約9割が男性ですが、最近は少しずつ、女性の漁師さんも見かけるようになりました。女性で興味があるかたも、まずフェアにいらしていただき、どんな漁業会社や働き方があるのか、情報収集をしてみることをお勧めします。転職、移住希望者の相談や、学生の進路相談、体験乗船やインターンシップの相談なども大歓迎です。

(杉浦)
「漁業就業支援フェア2026」開催日は、福岡が7月4日(土)、大阪が7月11日(土)、東京は7月20日(月・祝日)です。詳しくは、全国漁業就業者確保育成センターのホームページ「漁師.jp」で確認してください。

(猪子)
漁師の仕事がまるごと分かる、入場無料、予約不要のイベントです。すぐに漁師になりたいかたも、まずは話を聞いてみたいというかたも、是非、この機会にご参加ください。

(松井)
私が今日の話の中で注目したのは、「漁師の扉開いてます!」。すごく大きく扉が開かれていることが分かりました。

(杉浦)
僕は「キミも漁師になれる!!」です。なりたいけど、なり方が分からない人もいるから。興味があるかたは、チェックしてほしいです。


「 関連リンク 」
一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター「漁師.jp」
YouTube「漁師.jp公式」
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