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2026.09.13
世界をひとつに! 国連ってどんなところ?
日本が国連に加盟して、今年で70周年。
これまでも、そしてこれからも、世界と私たちの暮らしをつなぐ国連。
その役割は、多岐にわたります。
今回は、「世界をひとつに! 国連ってどんなところ?」をテーマに学びました。
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これまでも、そしてこれからも、世界と私たちの暮らしをつなぐ国連。
その役割は、多岐にわたります。
今回は、「世界をひとつに! 国連ってどんなところ?」をテーマに学びました。
(松井)
国連って、よく聞きますけど、「どんなところ?」って改めて聞かれると、実は知らないことも多いんじゃないかなと思うんです。
(杉浦)
そうだよね。正式名称は「国際連合」、英語では「United Nations(ユナイテッド・ネーションズ)」。1945年、第二次世界大戦を防げなかった反省を踏まえて、「もう大きな戦争を繰り返さないように」という思いから作られた国際機関です。今では、世界の平和や経済の発展だけでなく、貧困や教育、感染症、気候変動、防災など、一つの国だけでは解決できない課題について、世界の国々が知恵や情報、お金や人を出し合って協力する場になっております。
(松井)
世界の困りごとを、みんなで話し合って、力を合わせて解決していく機関なんですね。
(杉浦)
そういうことだね。国連ができた当初、加盟国は51か国だったんだけど、その後、世界中の国々が加わって、今では193か国が仲間入りしております。そして、日本が参加したのは1956年で、80番目の加盟国。今年(2026年)は、日本が国連に加盟して70周年なんだって。
(松井)
70年たったんですね! 国連に加盟するのに条件のようなものはあるんですか?
(杉浦)
国連には「国際連合憲章」という、加盟国の権利や義務などを規定した基本的な文書がございます。この文書で定められている約束ごとを守りますと誓って、国連総会で認められると、加盟することができるんだって。
(松井)
具体的には、どんな約束ごとがあるんですか?
(杉浦)
例えば、活動に必要なお金を分担すること。分担金は、それぞれの国の経済力などに応じて決められておりまして、これにより国連の様々な活動が支えられております。ちなみに、日本の2026年の分担金は、およそ5億7千万ドル。日本円で910億円ほどになります。
(松井)
それは、かなり大きな金額ですねー。
(杉浦)
そうだよね! 分担金が最も多いのはアメリカ、次が中国。そして、日本は世界で3番目なんだよ!
(松井)
そんなに上にいるんですね! 「日本は国連を支える大きな役割を担っている」っていうことですよね?
(杉浦)
そういうことです! それだけ、国連は日本にとって重要な機関なんだよね。ここからは、今日の講師に教えていただきましょう。外務省国連課の原 琴乃さんです。
(松井)
原さん、どうして日本にとって国連は重要な存在なんですか?
(原)
理由は大きく三つあります。まず一つ目は、「国連が日本の考えに賛同してくれる国を増やす場になるから」なんです。例えば、日本が直面している課題の一つに北朝鮮問題があります。この問題は日本にとってはとても重要ですけれども、日本ほど身近で切実な問題として捉えていない国もあります。ですから、国連の場を通じて、日本の立場や考え方を世界の国々に丁寧に説明し、理解してもらうことで、日本を後押ししてくれる仲間を増やすことができるんです。
(松井)
国連が問題解決に向けた仲間づくりの場になるっていうことですね。
(杉浦)
重要だね。では、二つ目の理由はなんでしょうか?
(原)
「世界のルール作りに参加できるから」なんです。気候変動や、海、宇宙のことなど、国をまたぐ問題のルールは、国連で話し合われることが少なくありません。日本がその議論に加わることで、日本の考えもルールに反映させることができます。
(松井)
国連に参加していないと、日本にとって不利なルールができてしまう可能性もあるっていうことですね。
(原)
そういうことも考えられるので、日本が国連に参加することは、とても意義のあることなんです。そして、三つ目の理由は、「日本だけでは解決できない、地球規模の問題にみんなで取り組めるから」なんです。気候変動や感染症などは、一つの国だけで対応するには限界があります。国連があることで、多くの国が知恵や情報、そして、お金や人を出し合い、協力できるんです。
(杉浦)
コロナ禍でも国連は重要な役割を果たしていましたよね。WHOという名前をニュースでよく聞きましたね。
(原)
そうですね。WHO「世界保健機関」は国連の専門機関の一つです。コロナ禍では世界中の感染状況を集めて情報を共有したり、感染拡大を防ぐために各国がとるべき対策の指針を示しました。また、ワクチンや検査キットなど必要な物資を世界の医療従事者に届けたりもしました。また、その他の国連機関でも、学校に通えなくなったこどもへの教育支援や、食料不足への対応など、新型コロナウイルスが社会に与えた様々な課題に取り組んできたんです。
(松井)
医療のサポートのことは知っていたんですけれど、それだけにとどまらず、教育や食料といった生活の土台まで守る役割を果たしていたっていうのは驚きです。
(杉浦)
PKOも国連の取組の一つですよね?
(原)
はい。PKOは「国連平和維持活動」のことで、戦争や紛争が起きた地域で、平和な暮らしを取り戻せるよう支援する活動です。例えば、停戦が守られているかを確認したり、道路や橋などのインフラ整備を手伝ったり、選挙の実施や警察の育成を支援したりして、安心して暮らせる社会づくりを後押ししています。
(松井)
平和を維持するために、戦争が終わった後の支援も欠かさずに行っているんですね。
(杉浦)
他にも、僕たちの暮らしと関係が深い国連の取組があるんですよね。原さん、国連の取組で多くの人がなじみ深いものと言えば、「SDGs」ですよね。
(原)
そうですね。「SDGs」も国連の取組の一つなんです。SDGsは「持続可能な開発目標」の略でして、2015年の国連サミットで、加盟する全ての国が賛成して採択されました。2030年までに「貧困や飢餓をなくすこと」「全ての人が質の高い教育を受けられるようにすること」、そして「気候変動への対策を進めること」、さらには「男女が平等に活躍できる社会をつくること」など、世界をもっともっと暮らしやすくするための17の目標が掲げられています。
(松井)
SDGsという言葉が広がって、私たちもこれまで以上にエコ活動などを意識するようになりましたよね。そう考えると、国連って遠い存在のようでいて、実は、私たちの暮らしのすぐそばにあるんですね。
(杉浦)
そうだね。国連機関にはどのようなものがあるんですか?
(原)
ひと口に国連と言っても、その組織は一つではありません。先程のWHOの他にも国連には多くの専門機関や関連機関があり、それぞれが国際協力を進める具体的な活動を行なっています。
(杉浦)
UNESCO(ユネスコ)やUNICEF(ユニセフ)も国連機関ですよね?
(原)
そうですね。「ユネスコ」は教育や科学、文化を通じて平和な世界を目指す国連の専門機関です。(2026年)7月に奈良県の「飛鳥・藤原の宮都(あすか・ふじわらのきゅうと)」が世界遺産に登録されましたが、世界遺産の登録を行っていることでも知られています。また、「ユニセフ」は世界中のこどもたちの命と健康、そして未来を守るために活動している国連の組織です。
(松井)
国連機関というと、世界の貧しい国や、災害・紛争で困っている人たちを支援するイメージが強いですけれど、実際はどうなんですか?
(原)
確かに、そのような活動は国連の大切な役割の一つなので、様々な機関があります。例えば、IFAD(イファッド)「国際農業開発基金」は、貧しい農村で暮らす人たちが安定した収入を得られるように支援していますし、WFP(ダブリューエフピー)「世界食糧計画」は、紛争や災害等で食糧を必要としている人たちに届ける活動をしています。でも、それだけではないんです。実は、私たちの暮らしに身近な分野でも様々な機関が活躍しているんです。
(松井)
それは私たちもお世話になっている機関だったりしますか?
(原)
もちろんです。例えば、UPU(ユーピーユー)「万国郵便連合」は、世界中で手紙や荷物をやり取りできるように国際郵便のルールを作ったり、郵便サービスをより便利にするための話し合いを行ったりしています。私たちが海外へ手紙や荷物を当たり前のように送れるのも、この機関があるからなんです。
(松井)
そうだったんですね。当たり前に利用している仕組みを世界共通のルールとして整えている機関があるなんて、考えたこともなかったのでびっくりです。
(原)
同じように、ICAO(イカオ)「国際民間航空機関」も国連機関の一つです。飛行機が世界中を安全に飛べるように、国際的なルール作りを行っています。他にも、「世界各国の防災対策の支援」や「環境に配慮した観光の推進」など、こうした国連機関があるからこそ、私たちは安心して海外に行ったり、世界とつながることができるんです。
(松井)
そうなんですね。空の安全から郵便まで、私たちの日常は、国連が作った世界共通のルールに支えられているんですね。
(杉浦)
実は、このUPUやICAOのトップは、現在、日本人が務められているんですよね。国連で活躍した日本人というと、国連難民高等弁務官を務められた緒方 貞子さんを思い浮かべるかたも多いんじゃないかと思いますけども、日本人の活躍の場が世界に広がっていて、誇らしいですよね。
(松井)
ちなみに、こうした国連の機関で働いている日本人って、どれくらいいるんですか?
(原)
現在、およそ1,000人の日本人が働いています。今後、もっと国連の機関で働くグローバルな日本人が増えるように、外務省では「JPO派遣制度」の活用をお勧めしています。
(松井)
それはどんな制度なんですか?
(原)
JPOは「ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー」の略で、国連の制度です。参加する国の政府が費用を負担し、若い人材を国連などの国際機関に派遣する制度です。日本も半世紀以上前から参加しています。35歳以下のかたが対象で、2年間実際に国際機関で働きながら経験を積むことができるんです。
(松井)
国際機関で働くための「入り口」のような制度ということですね。
(原)
そうですね。国際機関の仕事を実践しながら専門性を身に付けることができるので、その後 正規職員として採用される人も少なくありません。現在、国連機関で活躍している日本人のおよそ半数が、JPO出身者です。
(松井)
こういった制度があることで、「国連で働く」という夢も、グッと現実味が増しますね。
(原)
日本は国連の一員として、様々な国と協力しながら世界の課題に取り組んでいます。今日のお話をきっかけに、国連を遠い世界の話ではなく、私たち一人ひとりにも関わる存在として、是非、関心を持ってみてください。
(松井)
私が今日の話の中で注目したのは、「世界共通のルールを作る国連!!」です。
(杉浦)
僕は「国連って身近な存在 関心をもってみてね」です。
「 関連リンク 」
・外務省「国連外交」
国連って、よく聞きますけど、「どんなところ?」って改めて聞かれると、実は知らないことも多いんじゃないかなと思うんです。
(杉浦)
そうだよね。正式名称は「国際連合」、英語では「United Nations(ユナイテッド・ネーションズ)」。1945年、第二次世界大戦を防げなかった反省を踏まえて、「もう大きな戦争を繰り返さないように」という思いから作られた国際機関です。今では、世界の平和や経済の発展だけでなく、貧困や教育、感染症、気候変動、防災など、一つの国だけでは解決できない課題について、世界の国々が知恵や情報、お金や人を出し合って協力する場になっております。
(松井)
世界の困りごとを、みんなで話し合って、力を合わせて解決していく機関なんですね。
(杉浦)
そういうことだね。国連ができた当初、加盟国は51か国だったんだけど、その後、世界中の国々が加わって、今では193か国が仲間入りしております。そして、日本が参加したのは1956年で、80番目の加盟国。今年(2026年)は、日本が国連に加盟して70周年なんだって。
(松井)
70年たったんですね! 国連に加盟するのに条件のようなものはあるんですか?
(杉浦)
国連には「国際連合憲章」という、加盟国の権利や義務などを規定した基本的な文書がございます。この文書で定められている約束ごとを守りますと誓って、国連総会で認められると、加盟することができるんだって。
(松井)
具体的には、どんな約束ごとがあるんですか?
(杉浦)
例えば、活動に必要なお金を分担すること。分担金は、それぞれの国の経済力などに応じて決められておりまして、これにより国連の様々な活動が支えられております。ちなみに、日本の2026年の分担金は、およそ5億7千万ドル。日本円で910億円ほどになります。
(松井)
それは、かなり大きな金額ですねー。
(杉浦)
そうだよね! 分担金が最も多いのはアメリカ、次が中国。そして、日本は世界で3番目なんだよ!
(松井)
そんなに上にいるんですね! 「日本は国連を支える大きな役割を担っている」っていうことですよね?
(杉浦)
そういうことです! それだけ、国連は日本にとって重要な機関なんだよね。ここからは、今日の講師に教えていただきましょう。外務省国連課の原 琴乃さんです。
(松井)
原さん、どうして日本にとって国連は重要な存在なんですか?
(原)
理由は大きく三つあります。まず一つ目は、「国連が日本の考えに賛同してくれる国を増やす場になるから」なんです。例えば、日本が直面している課題の一つに北朝鮮問題があります。この問題は日本にとってはとても重要ですけれども、日本ほど身近で切実な問題として捉えていない国もあります。ですから、国連の場を通じて、日本の立場や考え方を世界の国々に丁寧に説明し、理解してもらうことで、日本を後押ししてくれる仲間を増やすことができるんです。
(松井)
国連が問題解決に向けた仲間づくりの場になるっていうことですね。
(杉浦)
重要だね。では、二つ目の理由はなんでしょうか?
(原)
「世界のルール作りに参加できるから」なんです。気候変動や、海、宇宙のことなど、国をまたぐ問題のルールは、国連で話し合われることが少なくありません。日本がその議論に加わることで、日本の考えもルールに反映させることができます。
(松井)
国連に参加していないと、日本にとって不利なルールができてしまう可能性もあるっていうことですね。
(原)
そういうことも考えられるので、日本が国連に参加することは、とても意義のあることなんです。そして、三つ目の理由は、「日本だけでは解決できない、地球規模の問題にみんなで取り組めるから」なんです。気候変動や感染症などは、一つの国だけで対応するには限界があります。国連があることで、多くの国が知恵や情報、そして、お金や人を出し合い、協力できるんです。
(杉浦)
コロナ禍でも国連は重要な役割を果たしていましたよね。WHOという名前をニュースでよく聞きましたね。
(原)
そうですね。WHO「世界保健機関」は国連の専門機関の一つです。コロナ禍では世界中の感染状況を集めて情報を共有したり、感染拡大を防ぐために各国がとるべき対策の指針を示しました。また、ワクチンや検査キットなど必要な物資を世界の医療従事者に届けたりもしました。また、その他の国連機関でも、学校に通えなくなったこどもへの教育支援や、食料不足への対応など、新型コロナウイルスが社会に与えた様々な課題に取り組んできたんです。
(松井)
医療のサポートのことは知っていたんですけれど、それだけにとどまらず、教育や食料といった生活の土台まで守る役割を果たしていたっていうのは驚きです。
(杉浦)
PKOも国連の取組の一つですよね?
(原)
はい。PKOは「国連平和維持活動」のことで、戦争や紛争が起きた地域で、平和な暮らしを取り戻せるよう支援する活動です。例えば、停戦が守られているかを確認したり、道路や橋などのインフラ整備を手伝ったり、選挙の実施や警察の育成を支援したりして、安心して暮らせる社会づくりを後押ししています。
(松井)
平和を維持するために、戦争が終わった後の支援も欠かさずに行っているんですね。
(杉浦)
他にも、僕たちの暮らしと関係が深い国連の取組があるんですよね。原さん、国連の取組で多くの人がなじみ深いものと言えば、「SDGs」ですよね。
(原)
そうですね。「SDGs」も国連の取組の一つなんです。SDGsは「持続可能な開発目標」の略でして、2015年の国連サミットで、加盟する全ての国が賛成して採択されました。2030年までに「貧困や飢餓をなくすこと」「全ての人が質の高い教育を受けられるようにすること」、そして「気候変動への対策を進めること」、さらには「男女が平等に活躍できる社会をつくること」など、世界をもっともっと暮らしやすくするための17の目標が掲げられています。
(松井)
SDGsという言葉が広がって、私たちもこれまで以上にエコ活動などを意識するようになりましたよね。そう考えると、国連って遠い存在のようでいて、実は、私たちの暮らしのすぐそばにあるんですね。
(杉浦)
そうだね。国連機関にはどのようなものがあるんですか?
(原)
ひと口に国連と言っても、その組織は一つではありません。先程のWHOの他にも国連には多くの専門機関や関連機関があり、それぞれが国際協力を進める具体的な活動を行なっています。
(杉浦)
UNESCO(ユネスコ)やUNICEF(ユニセフ)も国連機関ですよね?
(原)
そうですね。「ユネスコ」は教育や科学、文化を通じて平和な世界を目指す国連の専門機関です。(2026年)7月に奈良県の「飛鳥・藤原の宮都(あすか・ふじわらのきゅうと)」が世界遺産に登録されましたが、世界遺産の登録を行っていることでも知られています。また、「ユニセフ」は世界中のこどもたちの命と健康、そして未来を守るために活動している国連の組織です。
(松井)
国連機関というと、世界の貧しい国や、災害・紛争で困っている人たちを支援するイメージが強いですけれど、実際はどうなんですか?
(原)
確かに、そのような活動は国連の大切な役割の一つなので、様々な機関があります。例えば、IFAD(イファッド)「国際農業開発基金」は、貧しい農村で暮らす人たちが安定した収入を得られるように支援していますし、WFP(ダブリューエフピー)「世界食糧計画」は、紛争や災害等で食糧を必要としている人たちに届ける活動をしています。でも、それだけではないんです。実は、私たちの暮らしに身近な分野でも様々な機関が活躍しているんです。
(松井)
それは私たちもお世話になっている機関だったりしますか?
(原)
もちろんです。例えば、UPU(ユーピーユー)「万国郵便連合」は、世界中で手紙や荷物をやり取りできるように国際郵便のルールを作ったり、郵便サービスをより便利にするための話し合いを行ったりしています。私たちが海外へ手紙や荷物を当たり前のように送れるのも、この機関があるからなんです。
(松井)
そうだったんですね。当たり前に利用している仕組みを世界共通のルールとして整えている機関があるなんて、考えたこともなかったのでびっくりです。
(原)
同じように、ICAO(イカオ)「国際民間航空機関」も国連機関の一つです。飛行機が世界中を安全に飛べるように、国際的なルール作りを行っています。他にも、「世界各国の防災対策の支援」や「環境に配慮した観光の推進」など、こうした国連機関があるからこそ、私たちは安心して海外に行ったり、世界とつながることができるんです。
(松井)
そうなんですね。空の安全から郵便まで、私たちの日常は、国連が作った世界共通のルールに支えられているんですね。
(杉浦)
実は、このUPUやICAOのトップは、現在、日本人が務められているんですよね。国連で活躍した日本人というと、国連難民高等弁務官を務められた緒方 貞子さんを思い浮かべるかたも多いんじゃないかと思いますけども、日本人の活躍の場が世界に広がっていて、誇らしいですよね。
(松井)
ちなみに、こうした国連の機関で働いている日本人って、どれくらいいるんですか?
(原)
現在、およそ1,000人の日本人が働いています。今後、もっと国連の機関で働くグローバルな日本人が増えるように、外務省では「JPO派遣制度」の活用をお勧めしています。
(松井)
それはどんな制度なんですか?
(原)
JPOは「ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー」の略で、国連の制度です。参加する国の政府が費用を負担し、若い人材を国連などの国際機関に派遣する制度です。日本も半世紀以上前から参加しています。35歳以下のかたが対象で、2年間実際に国際機関で働きながら経験を積むことができるんです。
(松井)
国際機関で働くための「入り口」のような制度ということですね。
(原)
そうですね。国際機関の仕事を実践しながら専門性を身に付けることができるので、その後 正規職員として採用される人も少なくありません。現在、国連機関で活躍している日本人のおよそ半数が、JPO出身者です。
(松井)
こういった制度があることで、「国連で働く」という夢も、グッと現実味が増しますね。
(原)
日本は国連の一員として、様々な国と協力しながら世界の課題に取り組んでいます。今日のお話をきっかけに、国連を遠い世界の話ではなく、私たち一人ひとりにも関わる存在として、是非、関心を持ってみてください。
(松井)
私が今日の話の中で注目したのは、「世界共通のルールを作る国連!!」です。
(杉浦)
僕は「国連って身近な存在 関心をもってみてね」です。
「 関連リンク 」
・外務省「国連外交」