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2026.09.20
「伝える」をもっと豊かに! 手話は言語です。
手話は、きこえない方やきこえにくい方、そしてその周りにいる方々など、必要とするすべての方にとって大切な「言語」です。
だからこそ、私たち一人ひとりが手話を知り、学ぶことが、お互いを理解し、支え合うことにつながります。
今回は、「『伝える』をもっと豊かに! 手話は言語です。」をテーマに学びました。
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だからこそ、私たち一人ひとりが手話を知り、学ぶことが、お互いを理解し、支え合うことにつながります。
今回は、「『伝える』をもっと豊かに! 手話は言語です。」をテーマに学びました。
(杉浦)
「手話」はですね、手や指、体の動きと表情でコミュニケーションをとる、きこえないかたや、きこえにくいかたの大切な「言語」です。玲奈ちゃんは手話に触れる機会はある?
(松井)
実は、私が出演している舞台の中でも「手話通訳つき公演」というのがありまして。聴覚障害のあるお客様にも作品を楽しんでいただけるように、客席エリアの前の方に手話通訳のかたがいらっしゃって、役者のセリフを全部通訳してくれるんです。客席エリアって基本的に暗いんですけど、その公演のときは手話通訳のかたにしっかりスポットライトが当たって、見えやすいように工夫をされていたりとか、手話通訳のかたも衣装のローブを実際に着て舞台の世界観を共にしながら、一緒に表現をしてくださっていて。私たちも、終演後に劇場の外へ出たりするとお客様の熱を感じることがあるんですけど、実際に手話を使って感想を楽しくお話されているかたもいらっしゃったり、カーテンコールでは手話を使って感謝を伝えたりとか。あと、作品に出てくる特殊な言葉の手話を、先にSNSで公開して周知していました。
(杉浦)
そうか! 魔法の呪文の手話とかね。
(松井)
そうです! やっぱり呪文とかって、なかなかない、慣れない言葉なので、みんなで手話をSNSで発信したりして。
(杉浦)
また、そこから世界観が生まれると。やはり手話は「言語」ということで、たくさんのかたにその舞台の魅力を味わってほしいですよね。すばらしい。そうした手話について今日は学んでいきましょう。では、講師のかたをご紹介しましょう! 今日は、お二人お招きしております。内閣府の共生・共助担当の谷澤 有紀さんとコンサート手話通訳の長谷川 恵美理さんです。
(杉浦)
まずは、手話について基本的なこと、教えていただきましょう。谷澤さん、日本では、法律で「手話は言語」と位置付けられているんですよね。
(谷澤)
はい。日本では2011年に改正された、障害者基本法で初めて「手話」を「言語」として定め、2025年には手話施策推進法が成立しました。
(松井)
それは、どんな法律なんですか?
(谷澤)
「手話施策推進法」は、手話を使う人や手話を必要とする人の意思を尊重し、きこえないこどもや大人、その家族などが、手話を学んだり、手話で学んだり、手話を使って生活したりする社会をつくるための法律です。そのため、手話への国民の理解を広げたり、手話を使いやすい環境を整えたり、手話による文化を守り育てていくことを目指しています。
(松井)
長谷川さん、手話は単なる「身振り」ではなくて「言語」として定められているということですが…。
(長谷川)
はい。手話は、きこえないかたや、きこえにくいかた、そしてそのご家族にとって「大切な言葉」です。実は、私の両親は、きこえない「ろう者」です。私はきこえますが、小さい頃から家では手話で育ちました。最初に身に付けた言葉も、手話だったんです。
(松井)
そうなんですね! 手話って「国ごとに違う」って聞いたことがあるんですが、それは本当なんですか?
(長谷川)
はい。英語やフランス語があるように、手話も世界共通ではなく、国ごとに違います。例えば、同じ「ありがとう」でも、日本の手話とアメリカの手話では表現の仕方が違います。「ありがとう」の日本手話は手刀を切る動作が由来と言われていて、アメリカ手話は投げキッスの動作が由来になっていると言われています。
(松井)
同じ「ありがとう」でも、全然動きが違うんですね。
(杉浦)
文化で違うんですねー。
(長谷川)
はい。国ごとに違いがあり、手話はそれぞれの国の中で大切に育まれてきた言葉なんです。
(松井)
他にはどんな違いがあるんですか?
(長谷川)
そうですね。日本人とアメリカ人が、お互いに自分の国の手話だけで話そうとしても、ほとんど通じません。それくらい手話は国ごとに違うんです。私も昨年(2025年)、デフリンピックで海外の皆さんと食事をしたとき、伝わらない場面では、翻訳アプリなどを使いながら、お互いに工夫してコミュニケーションを取っていました。文法や単語だけでなく、手の形や身体の動き、表情なども大切な意味を持っているんです。松井さんがおっしゃっていたように「見えやすいように工夫する」ということも大切なんです。
(松井)
そうなんですね。一つひとつの動きをはっきりだったり、そういうところも気を付けているんですね。長谷川さんは、コンサート手話通訳をなさっているということですが、それは、どのようなものなんですか?
(長谷川)
簡単に説明すると、音楽のライブやコンサートで、きこえないかたやきこえにくいかたに、手話で歌詞やトークの内容を伝えます。私は、アーティストの思いに手話をのせて視覚化して伝えるのがコンサート手話通訳の役割だと思っています。
(松井)
きこえないかたやきこえにくいかたが音楽を楽しむって、どのようにするんだろう? って思われるかたも多いと思うんですよね。
(長谷川)
そうですよね。でも、実際には、きこえないかたであっても、体で音楽の振動を感じたり、ステージの華やかさやダンスなど、そこで繰り広げられる世界観を聴覚以外の感覚を使って、アーティストや会場にいる方々と一緒に楽しんでいるんですよ。
(松井)
それは私自身も、手話通訳のかたがいるときの舞台でも感じていて、ワッと魔法が起きたりする瞬間にお客様みんなが一緒に驚いてくださっているのは感じましたね。コンサート手話通訳の場合、手話はどこで行っているんですか? アーティストのかたの真横に立ったり、別の場所だったりしますか?
(長谷川)
会場やステージの構成によっても変わるんですが、日本では、ステージの一部として自然に溶け込むような立ち位置で通訳することが多いですね。主役はアーティストなので、通訳が目立つのではなく、きこえないかたやきこえにくいかたが自然にステージ全体を楽しめるような表現や立ち位置を心掛けています。
(杉浦)
なるほどー。それはステージを演出するかたも工夫しがいのあるところですよね。長谷川さんは2013年からコンサート手話通訳を始められて、これまでにおよそ150回もされているんですよね。
(松井)
すごいですね。なぜ、こうした活動をされるようになったんですか?
(長谷川)
2013年にこどもと一緒にコンサートへ出かけたときに、楽しそうに手話で会話をされているグループのかたを見かけて声を掛けたんです。その時に「曲の合間のトークは分からなくてさみしい」と話されていて、その言葉が今でも忘れられません。「コンサートでも当たり前に手話通訳があったらいいのに」と思ったことが、この活動を始めるきっかけになりました。
(松井)
確かに、トークの内容をその場で字幕に起こすっていうことはなかなかできないですもんね。ニュース番組などで見かける手話通訳と、コンサートでの手話通訳は違うものなんですか?
(長谷川)
そうですね。ニュースなどの手話通訳は、話された内容を正確に伝えることが大切です。コンサート手話通訳では、一つひとつの言葉だけではなく、曲全体に込められた思いや世界観を大切にしています。楽曲のイメージに合わせて、手だけではなく表情や体の向き、動きのスピードなども工夫しながら、より豊かに伝える。それがコンサート手話通訳です。
(松井)
もう一人のメンバーって感じですね。ただ、アーティストのライブって20曲くらい歌ったり、結構長いですよね。それを全て手話通訳するのって、かなり大変じゃないですか?
(長谷川)
そうですね。一般的なライブは2時間くらいありますので、その間ずっと手話で伝え続けるのは、やっぱり集中力と体力が要りますね。でも、アーティストの思いを最後まで届けたいという気持ちで通訳しています。
(松井)
そう言ってもらえるだけで、表現する側としてはうれしい気持ちでいっぱいです。でも、やっぱり大変じゃないですか。途中で交代できないんですか?
(長谷川)
交代する場合もありますが、手話通訳をする人って多くはなくて、そのうえ、コンサートの手話通訳となると現状はもっと少ないので、複数人を確保するのが簡単ではないんです。
(松井)
でも、コンサート手話通訳を必要とするかたって、本当はたくさんいらっしゃいますよね?
(長谷川)
そうですね。私が始めた2013年は、コンサート手話通訳という存在がほとんど知られていませんでしたが、最近は法律の後押しもあって、誰もが楽しめる環境づくりへと意識は高まっていることを感じています。
(松井)
今後、どのコンサートにもコンサート手話通訳が当たり前になれば、より多くのきこえないかたやきこえにくいかたがコンサートを楽しめるようになりますよね。
(杉浦)
そのためにも、もっと多くのかたに手話を身近に感じてもらいたいですよね。今度の水曜日、9月23日は「手話の日」と法律で定められているんですよね。谷澤さん、なぜ9月23日なんですか?
(谷澤)
9月23日は、国連が定めた「手話言語の国際デー」です。これは「世界ろう連盟」が設立された日で、日本でも、シンボルカラーのブルーライトアップなどのイベントを開催している聴覚障害者団体や市町村などがあります。ですので、手話施策推進法でも9月23日を「手話の日」としています。
(杉浦)
今年(2026年)の9月23日には、長谷川さんも参加する「手話ふれあいフェスタ」オンラインシンポジウム「手話のある風景を、日常へ」があります。YouTubeでのライブ開催となりますので、参加方法などは内閣府障害者施策ホームページ、または、内閣府公式X「#手話の日」「#手話ふれあいフェスタ」で検索してご確認ください。それから、谷澤さん、10月にはイベントも開催されるんですよね。
(谷澤)
はい。障害のある人とない人が、共につくり、共に楽しみ、交流するイベント「ともともフェスタ2026」を10月9日金曜日、10日土曜日に行います。会場は、東京駅から皇居に続く大通り「行幸通り(ぎょうこうどおり)」を予定しております。アーティストによるステージパフォーマンスなど、様々な催しをご用意しています。
(長谷川)
手話は、必要とする方々にとって大切な「言語」です。今日のお話をきっかけに、手話に少しでも興味を持ち、手話を必要としている人が身近にいることにも思いを馳せていただけたらうれしいです。一人ひとりの理解が、手話が当たり前にある社会につながっていくと信じています。
(松井)
私が今日の話の中で注目したのは、「日常にもエンタメにも手話があふれる世界に」です。
(杉浦)
僕は「手話は言語」です。
「 関連リンク 」
・内閣府「手話に関する施策の推進」
・令和8年度 手話ふれあいフェスタの開催について
・ともともフェスタ2026
「手話」はですね、手や指、体の動きと表情でコミュニケーションをとる、きこえないかたや、きこえにくいかたの大切な「言語」です。玲奈ちゃんは手話に触れる機会はある?
(松井)
実は、私が出演している舞台の中でも「手話通訳つき公演」というのがありまして。聴覚障害のあるお客様にも作品を楽しんでいただけるように、客席エリアの前の方に手話通訳のかたがいらっしゃって、役者のセリフを全部通訳してくれるんです。客席エリアって基本的に暗いんですけど、その公演のときは手話通訳のかたにしっかりスポットライトが当たって、見えやすいように工夫をされていたりとか、手話通訳のかたも衣装のローブを実際に着て舞台の世界観を共にしながら、一緒に表現をしてくださっていて。私たちも、終演後に劇場の外へ出たりするとお客様の熱を感じることがあるんですけど、実際に手話を使って感想を楽しくお話されているかたもいらっしゃったり、カーテンコールでは手話を使って感謝を伝えたりとか。あと、作品に出てくる特殊な言葉の手話を、先にSNSで公開して周知していました。
(杉浦)
そうか! 魔法の呪文の手話とかね。
(松井)
そうです! やっぱり呪文とかって、なかなかない、慣れない言葉なので、みんなで手話をSNSで発信したりして。
(杉浦)
また、そこから世界観が生まれると。やはり手話は「言語」ということで、たくさんのかたにその舞台の魅力を味わってほしいですよね。すばらしい。そうした手話について今日は学んでいきましょう。では、講師のかたをご紹介しましょう! 今日は、お二人お招きしております。内閣府の共生・共助担当の谷澤 有紀さんとコンサート手話通訳の長谷川 恵美理さんです。
(杉浦)
まずは、手話について基本的なこと、教えていただきましょう。谷澤さん、日本では、法律で「手話は言語」と位置付けられているんですよね。
(谷澤)
はい。日本では2011年に改正された、障害者基本法で初めて「手話」を「言語」として定め、2025年には手話施策推進法が成立しました。
(松井)
それは、どんな法律なんですか?
(谷澤)
「手話施策推進法」は、手話を使う人や手話を必要とする人の意思を尊重し、きこえないこどもや大人、その家族などが、手話を学んだり、手話で学んだり、手話を使って生活したりする社会をつくるための法律です。そのため、手話への国民の理解を広げたり、手話を使いやすい環境を整えたり、手話による文化を守り育てていくことを目指しています。
(松井)
長谷川さん、手話は単なる「身振り」ではなくて「言語」として定められているということですが…。
(長谷川)
はい。手話は、きこえないかたや、きこえにくいかた、そしてそのご家族にとって「大切な言葉」です。実は、私の両親は、きこえない「ろう者」です。私はきこえますが、小さい頃から家では手話で育ちました。最初に身に付けた言葉も、手話だったんです。
(松井)
そうなんですね! 手話って「国ごとに違う」って聞いたことがあるんですが、それは本当なんですか?
(長谷川)
はい。英語やフランス語があるように、手話も世界共通ではなく、国ごとに違います。例えば、同じ「ありがとう」でも、日本の手話とアメリカの手話では表現の仕方が違います。「ありがとう」の日本手話は手刀を切る動作が由来と言われていて、アメリカ手話は投げキッスの動作が由来になっていると言われています。
(松井)
同じ「ありがとう」でも、全然動きが違うんですね。
(杉浦)
文化で違うんですねー。
(長谷川)
はい。国ごとに違いがあり、手話はそれぞれの国の中で大切に育まれてきた言葉なんです。
(松井)
他にはどんな違いがあるんですか?
(長谷川)
そうですね。日本人とアメリカ人が、お互いに自分の国の手話だけで話そうとしても、ほとんど通じません。それくらい手話は国ごとに違うんです。私も昨年(2025年)、デフリンピックで海外の皆さんと食事をしたとき、伝わらない場面では、翻訳アプリなどを使いながら、お互いに工夫してコミュニケーションを取っていました。文法や単語だけでなく、手の形や身体の動き、表情なども大切な意味を持っているんです。松井さんがおっしゃっていたように「見えやすいように工夫する」ということも大切なんです。
(松井)
そうなんですね。一つひとつの動きをはっきりだったり、そういうところも気を付けているんですね。長谷川さんは、コンサート手話通訳をなさっているということですが、それは、どのようなものなんですか?
(長谷川)
簡単に説明すると、音楽のライブやコンサートで、きこえないかたやきこえにくいかたに、手話で歌詞やトークの内容を伝えます。私は、アーティストの思いに手話をのせて視覚化して伝えるのがコンサート手話通訳の役割だと思っています。
(松井)
きこえないかたやきこえにくいかたが音楽を楽しむって、どのようにするんだろう? って思われるかたも多いと思うんですよね。
(長谷川)
そうですよね。でも、実際には、きこえないかたであっても、体で音楽の振動を感じたり、ステージの華やかさやダンスなど、そこで繰り広げられる世界観を聴覚以外の感覚を使って、アーティストや会場にいる方々と一緒に楽しんでいるんですよ。
(松井)
それは私自身も、手話通訳のかたがいるときの舞台でも感じていて、ワッと魔法が起きたりする瞬間にお客様みんなが一緒に驚いてくださっているのは感じましたね。コンサート手話通訳の場合、手話はどこで行っているんですか? アーティストのかたの真横に立ったり、別の場所だったりしますか?
(長谷川)
会場やステージの構成によっても変わるんですが、日本では、ステージの一部として自然に溶け込むような立ち位置で通訳することが多いですね。主役はアーティストなので、通訳が目立つのではなく、きこえないかたやきこえにくいかたが自然にステージ全体を楽しめるような表現や立ち位置を心掛けています。
(杉浦)
なるほどー。それはステージを演出するかたも工夫しがいのあるところですよね。長谷川さんは2013年からコンサート手話通訳を始められて、これまでにおよそ150回もされているんですよね。
(松井)
すごいですね。なぜ、こうした活動をされるようになったんですか?
(長谷川)
2013年にこどもと一緒にコンサートへ出かけたときに、楽しそうに手話で会話をされているグループのかたを見かけて声を掛けたんです。その時に「曲の合間のトークは分からなくてさみしい」と話されていて、その言葉が今でも忘れられません。「コンサートでも当たり前に手話通訳があったらいいのに」と思ったことが、この活動を始めるきっかけになりました。
(松井)
確かに、トークの内容をその場で字幕に起こすっていうことはなかなかできないですもんね。ニュース番組などで見かける手話通訳と、コンサートでの手話通訳は違うものなんですか?
(長谷川)
そうですね。ニュースなどの手話通訳は、話された内容を正確に伝えることが大切です。コンサート手話通訳では、一つひとつの言葉だけではなく、曲全体に込められた思いや世界観を大切にしています。楽曲のイメージに合わせて、手だけではなく表情や体の向き、動きのスピードなども工夫しながら、より豊かに伝える。それがコンサート手話通訳です。
(松井)
もう一人のメンバーって感じですね。ただ、アーティストのライブって20曲くらい歌ったり、結構長いですよね。それを全て手話通訳するのって、かなり大変じゃないですか?
(長谷川)
そうですね。一般的なライブは2時間くらいありますので、その間ずっと手話で伝え続けるのは、やっぱり集中力と体力が要りますね。でも、アーティストの思いを最後まで届けたいという気持ちで通訳しています。
(松井)
そう言ってもらえるだけで、表現する側としてはうれしい気持ちでいっぱいです。でも、やっぱり大変じゃないですか。途中で交代できないんですか?
(長谷川)
交代する場合もありますが、手話通訳をする人って多くはなくて、そのうえ、コンサートの手話通訳となると現状はもっと少ないので、複数人を確保するのが簡単ではないんです。
(松井)
でも、コンサート手話通訳を必要とするかたって、本当はたくさんいらっしゃいますよね?
(長谷川)
そうですね。私が始めた2013年は、コンサート手話通訳という存在がほとんど知られていませんでしたが、最近は法律の後押しもあって、誰もが楽しめる環境づくりへと意識は高まっていることを感じています。
(松井)
今後、どのコンサートにもコンサート手話通訳が当たり前になれば、より多くのきこえないかたやきこえにくいかたがコンサートを楽しめるようになりますよね。
(杉浦)
そのためにも、もっと多くのかたに手話を身近に感じてもらいたいですよね。今度の水曜日、9月23日は「手話の日」と法律で定められているんですよね。谷澤さん、なぜ9月23日なんですか?
(谷澤)
9月23日は、国連が定めた「手話言語の国際デー」です。これは「世界ろう連盟」が設立された日で、日本でも、シンボルカラーのブルーライトアップなどのイベントを開催している聴覚障害者団体や市町村などがあります。ですので、手話施策推進法でも9月23日を「手話の日」としています。
(杉浦)
今年(2026年)の9月23日には、長谷川さんも参加する「手話ふれあいフェスタ」オンラインシンポジウム「手話のある風景を、日常へ」があります。YouTubeでのライブ開催となりますので、参加方法などは内閣府障害者施策ホームページ、または、内閣府公式X「#手話の日」「#手話ふれあいフェスタ」で検索してご確認ください。それから、谷澤さん、10月にはイベントも開催されるんですよね。
(谷澤)
はい。障害のある人とない人が、共につくり、共に楽しみ、交流するイベント「ともともフェスタ2026」を10月9日金曜日、10日土曜日に行います。会場は、東京駅から皇居に続く大通り「行幸通り(ぎょうこうどおり)」を予定しております。アーティストによるステージパフォーマンスなど、様々な催しをご用意しています。
(長谷川)
手話は、必要とする方々にとって大切な「言語」です。今日のお話をきっかけに、手話に少しでも興味を持ち、手話を必要としている人が身近にいることにも思いを馳せていただけたらうれしいです。一人ひとりの理解が、手話が当たり前にある社会につながっていくと信じています。
(松井)
私が今日の話の中で注目したのは、「日常にもエンタメにも手話があふれる世界に」です。
(杉浦)
僕は「手話は言語」です。
「 関連リンク 」
・内閣府「手話に関する施策の推進」
・令和8年度 手話ふれあいフェスタの開催について
・ともともフェスタ2026