8月のお盆、午後9時。普段は静寂に包まれる街に・・・
♪郡上のな～～ぁ、八幡こら出てゆくときは・・ハァソンレンセ～～♪（古調かわさき）で始まり、山肌がくっきり見え始め、
街の風景が朝日に照らされる頃〈午前4時又は5時頃〉、♪　・・・今日はこれで止めまする～♪（まつかさ）で終わる。
4日間の徹夜踊りに踊り疲れた人々が、今宵最後の踊りを楽しみ、今まで郡上節に合わせた合いの手と下駄の音が一斉に拍手に変わる。
郡上おどりは、日本三大盆踊りの1つに数えられ、7月中旬から9月上旬にかけて、
30夜以上にわたって踊られる日本一ロングランの盆踊り。
400年以上に渡り、受け継がれてきた踊りで、特にお盆の時期（8月13日～16日）の「徹夜踊り」はさながら‘和風ディスコ’。
一晩中、10曲以上の郡上節とお囃子に合わせ、踊り明かします。
観光客の方も、一つの輪になって踊り、地元の人やベテランが優しく教えてくれます。
ぜひ、みなさんも今年の夏は下駄を鳴らして、一晩中続く踊りの輪に入ってみてはいかがでしょうか。