恐怖の数のほうが危険の数より常に多い。

セネカ（詩人）

これは、古代ローマの哲学者で詩人、セネカの言葉です。セネカは、修辞学、哲学を学んだ後、官僚、そして政治家の道を歩んだ人物。「幸福な人生について」「寛容について」など、数多くの哲学書を遺しています。そんなセネカの言葉が、今日の一言。「恐怖の数のほうが危険の数より常に多い。」「恐怖の数が危険の数より多い」とは、どういうことか？ 人間は常に、「危険があるんじゃないか」「なにか悪いことが起きるんじゃないか」と猜疑心にさいなまれている生き物です。でも、実際には起こりもしない危険に怯えたり、備えたりするのは、それこそ時間や労力の無駄だ、というわけです。疑心暗鬼はほどほどに。「賢者の名言」今日の言葉は・・・「恐怖の数のほうが危険の数より常に多い。」さあ、“今日”という未来に向けて、スタートです！